【ロシア領制圧は戦況を変えるか】 ウクライナ“露領制圧” プーチンの葛藤 小泉悠×岩田清文 2024/8/21放送<後編>

ここまでクルスク州の一部を制圧した ウクライナ軍の今後の展開について伺って きましたがここからはウクライナ軍の新軍 に対するプーチン大統領の葛藤について 伺っていきますこちら です6日に始まったウクライナ軍の奇襲 作戦を受けてロシア国家対テロ委員会は9 日ウクライナ軍の州作戦をテロと認定 ウクライナとの国境に接するベルゴロド ブリャンスククルスクの3州にテロ作戦 体制を導入しましたしかしその3日後の 12日プチン大統領は安全保障担当幹部や ベルゴロド州知との会議で国防省の主な 任務は敵を我が国の領内から追い出すこと であり国境警備隊とともに国境を確実に 守ることだと述べました小泉さんこの奇襲 作戦を受けてのプーチン大統領の対応この テロとして認定したということなんです けれどもどうご覧になっていますか明らか に変ですよねあのもうウクライナ軍という 国家の正規軍の軍正規の軍隊がロシア連邦 領内に進撃してきてるわけですからどう 考えても戦争なんですよねただその プーチン大統領はそもそもこの戦争自分で 始めておいて戦争って言わないと特別軍事 作戦ですという風に2年半ずっと言い張っ ているわけですし今回もその第2次世界 大戦後初めて外国軍隊が時国に進行してき ているにも関わらず発令したのはこの対 テロ作戦体制KTRってやつなんですね はいあのロシアって非常事態法制が3つ あるんですねで1つがその非常自体例と いうのがあってこれはまその自然災害とか 原発事故とかの時に出るとはいでもう1個 がそのKTRこのタテロ作戦体制という やつでこれはそのま大規模なテロがあった 場合にそのある地域で非常事態体制を敷く とで最後にそのまいわゆる海原うんねあの バエナパラジエニ直訳するとまその軍事 事態みたいなあののがあってこれがあると だから普通に考えるどう考えたってこの タテロ作戦体制じゃなくて軍事事態例を 出すべきなんですよはいでところがえそれ を出さずにタテロ作戦体制なのでえその 全体の調整は軍ではなくてこの国家タテロ 委員会そのfsbですね連邦保安庁が中心 となる国家タテロ委員会がやって るっていう極めて変な体制をとってるわけ ですねはいだからまそのこれを戦争と言い たがらないことなんかも全部ひっくるめて やっぱりなんかこうロシアがあの第2次 世界対戦以来のこの国を上げての戦争に なってるってなんか言いたくないという その強いなんかこだわりが見えるんですよ ねなるほどでなぜこうもそのまどう考えて も現実と回りしてるんだけどなぜこうも変 なことを言い続けるのかっていうのは ちょっともうこれはもプーチンにしか 分かりませんけどやっぱりあのもうこれが 戦争なんですとあの次世界大戦で2000 何百万人死んだってああいうのがまた戻っ てきたんですよという風に国民に思われた 場合にはいそれはさすがにプーチンが あまりにもひどい最悪を持ってきたって いう風に思われるのが嫌なんじゃないかと 思うんですねうんで実際今回その戦争 始まってから比較的プーチンの支持率は 高止まりしてるんですこれはもう政府系で も民間系の世論調査でもそうなんですけど はいえ2022年の秋にその同員例を出し た時にはガッと下がってるんですねうんで で今回そのウクライナ軍が侵入してき たってことに対してもガッとその指示が 下がってるってことなんではいまなんと なくみんなこうテレビの向こうの戦争で あるうちはふーンって感じなんだけども 自分の息子は戦争行くかもしれないとか 本当に外国軍がが攻めてきたっていうと なんかこう急にええっていう風になって 支持率が下がるってそういう傾向やはり プーチンはずっとロシアの指導者をやって きて分かってんじゃないかと思うんですね でそこであの2つ考え方があっていやもう これは皆さんひどいことですよと言って いやもう是非大統領の元に結集して敵を 追い出しましょうという愛国心を煽る方向 に行くのかはいいやもう大したことない ですからテロですからその軍とfsbが 協力して追い出しますからという程度で 済ませるのか2つの考え方があると思うん ですけどどうもプーチンという政治家この 校舎の方に行きがちなんですよねあうん あのこう人々に正直に物事を伝えて私を 信じてくれみんなで頑張ろうってよりは いやいや大丈夫大丈夫大したことないって いう風に言いたがるというタイプの政治家 なんだと思いますこの人スク州という場所 の意味合い例えば第2次世界大戦のま独走 戦の時に大規模な戦車あのの戦争戦闘が あってまロシア側がそれを撃破したって いうことで有名な場所だって聞いてます けれどもそこに攻めいられたっていうこと が逆にあんまり大きく伝わるとまずいって いうことであえて過小にその報告をして これはテロ攻撃に過ぎないんですよって いう風に見せているっていうそういう側面 ってのはあるんですかねまあのやっぱり クルスクといえば有名な場所でもあります からねあのそれもあるのかもしれません ただあの今地図に出てますけどこの範囲を ウクライナ軍に今その攻め込まれてますっ てこと自体は当然ロシアでも報じてるん ですよねで大量難民が出てるってことも あの分かってますのであのそのことまでは 隠しきれないのでえなんていうかこういや クルスクは全然大丈夫なんですとさすがに 言えないんですよね攻め込まれてるんだ けどなんていうかこの自分がこれまで言い 続けてきた戦争じゃないんです特別軍事 作戦なんですとだから基本的に皆さんは平 のままでいいんですっていう物語をなんか どうも壊したくないんじゃないかという気 がしますねま一方でテロ認定しながら今回 それに対する撃退をするためにロシア軍を そこに投入してるっていう部分もあるこれ テロと認定するんであれば例えば治安維持 部隊とかロシアの連邦法安庁とかそういっ たところで対応すればいいじゃないかって いう意見もあると思うんですけどあえて ロシア軍で応戦しようとしてるってここは どういう風に見ればいいんですかねまあの これに関してなんてかロシアがも ウクライナ軍が入ってきてるってことは 認めてるのでそのま祖国防衛のためにあの 連邦軍を投入するってこ自体おかしくは ないんですよねさっきそのプーチンが言っ てたあの国防省の任務ロシア軍の任務は敵 を撃退することで国境警備隊の任務は国境 を守ることっていうのはこれは国防法に 書いてあるのであの別に不思議でもなんと もないんですよただやっぱり不思議なのは いやじゃ敵が入ってきてるんだからっと 代々的にそのちゃんとこう戦事体制を敷い て追い出せばいいのにって思うんだけども それはしないとであの一はいで今回はその 徴兵ですねその国民の義務として1年間 だけ軍隊に勤務してる普通の一般市民の 若者たちもこのいやもうこれ祖国に 攻め込まれてるんだからということで投入 してるとこの2年半ずっとやってこなかっ たんですよそれはあくまでも戦争するのは その職業軍人である商工たちと歌官とか 志願兵だけでやるんです建前は比較的守っ てきたんですねこれは2003年に プーチン自身が決めた方針なのでなかなか 覆せなはいたと思うんですけどもそれを 今回はいやまあでもそれはもうしょうが ないから徴兵の人も戦ってもらいますよね という建前でやってるのでまこう平治では ないあの全くの兵ではないという風には もう言わざるを得ないんだけどでもやっぱ 戦争じゃないとは言たいというなんか非常 になんかこう中途半端なところにいるん でしょうでそれをプーチンのものすごい 窮地と見るのかはいいや結局ずっと2年半 そういうようなよくわかんないこと言って ごまかし続けてきて国民もまなんとなく ごまかされ続けてきたってことを考えると これまでの延長なのかっていうとま私は やっぱりこれまでの延長なんだろうとこの 件でそのプーチンの権威が失墜してあの 内側からロシアが崩れてくとかっていう 景気にはは今のところは見えないですね うん小泉さんおっしゃったように私の ロシアのある詳しい知人の話すればまこの えですねプリ個人のランはいあれに比べれ ば大したことないとああもう大きな熊に 少し少し噛まれたぐらいのかがさした ぐらいの話ではい熊をかがさしたぐらいの 小さい響しかないとプーチンを熊に例えれ ば熊のお尻にですねかさしたぐらいのこと であってプーチンはビクともしないとこれ ぐらいのことであとという風に表現する方 もいますしあるいはロシアからの初の報道 アメリカの報道とかを見るとかなり世論が 騒いでてでプーチン政権が危ないとかそれ から進行財閥のりんのですねえ有力な1人 がプーチンに対して半期をひがしたとか うんかなりそのプーチン政権の基盤が不 安定化してるぞという報道もたくさんある んですよねうんだから両面がいっぱい出 てるんですけどもおそらくこれぐらいの ことでは同じことなくえまさに特別軍事 作戦というものをずっと貫き通してうんで いずれは力で このクリミアあすいませんあのクルスクを ですね取り返すんだろうとえで実は上 ポクロフというですね東部のところですよ ねちょ今地図に出ていますけどもこの ドネツク州ですよねここのポクロフスクで その手前にあるニューヨークですねもう ここを報道ではロシア軍が制圧したとまだ だという報道もありますけどもまさに東部 の戦線についてははいあのまさにロシア軍 がビクともせずにこのクルスク州の状況に 対しては全く関係なくどんどん攻め込ん でるのでうんまそういう意味では ウクライナ軍にとって非常に窮地なんです よねまこの作戦が賭と言われる1つの遊で あってはいあの元々はあのいろんな目的が 今回あるという風に申し上げましたけども うんあの干渉地帯を作るってもあります けども作った上ではいこの1番危ない東部 の戦線はいここを押してるポロフクを押し てるロシア軍の東部の戦力をはいクルスク の方に引き込むという風にですねえ彼ら 考えてるというふに思うんですうんあとま 岩田さんが今回のそのウクライナ軍による そのクルスクシグについてまちょっと1つ のキーワードで捉えた方がいいということ で今こっちに用意したんですけれどもはい このようなキーワードで今後の曲への影響 を読み解いていらっしゃいますこちら牽制 玉流ということでこちらは軍事的には具体 的にはどういった動きのことなんでしょう かこれはですね争というのは敵を 引きつけるおきま今回で言えばですね東部 からクルスクの方にですね東部戦力ロシア の戦力を引きつけるで抑留っての引きつけ たまま離さないうんえまさにですね1番 危ないところのこの東部正面の圧迫をです ねえ削減するために東部のロシア軍を クルスクシに引きつけるはいで引きつけ たらそのままあ抑留するというですねその まま離さないという作戦こういう目的も1 つあると思うんですうんで現状はですね この目的は達成できてないんですよねだ そういう意味ではんまだまだこの干渉地帯 を持ったままですねウクライナが頑張ると 思うんですけどもはいまロシア軍も逆に 言えばこの東部正面から戦力をクルスクに 回すということはウクライナ軍の目的に 乗ってしまいますのでそれやりたくないん ですよだからこそあの徴州兵をですねえ 先生には使わないという徴州兵を使ってみ たりうんそれからレニングラードとか南の クアのですね国会艦隊の海兵隊まで今あの 陸上部隊として投ええ北にですね移動しあ るっていう報道もありますので東部は 引き続きずっと攻撃をさしたままで他の 戦力でなんとかこのクスキを取り返した いっていうのが今のプーチンの大統領の 考えじゃないのかなと思いますねじさん 実際そのまウクライナ側がまある程度この クルスククルスクの神軍によってま東部で 星に立たされてる中で東部のロシア軍を 剥がしてなんとかんこっちに応戦させ ようっていうあの意図があるとすれば実際 そういう動きになってくる可能性ってのは ありますかあの一定程度東部から転用され た部隊はあるようですがま全体としてみれ ば本当にわずかな数でま岩田さん おっしゃるようにその牽制抑留という目的 は現状全然果たせていないんだろうと思う んですねうんでただあの先ほどその岩田 さんの話面白いなと思ってその熊をかさし たみたいなんですねで確かにそうなんだと 思うんですけどやっぱりあの刺され痒い わけですよでそのあのウクライナもその蚊 が熊噛み殺すことができないということは 分かってクルスクに攻め込んでるんだと するとまその痒くさせて何したいんだろ うっていうことですで あの本当にわずかなんですけどロシア側に 食い破るたことによってはい西側のその オーディエンスの中で1つあんまりこう 言えなくなってしまった話として今の今の 接触線今の戦戦で即自停戦っっていうこと がなかなか言いにくくなったと思うんです ねなるほどつまりもうこのウクライナに この今の状態で諦めさせてうんでおそらく それはもうプーチンは自分自身でもそれは 最低条件であってあの今の領土は当然 もらうけどもさらにその先にこう ウクライナのこう納豆非名とかあの政権を 変えろとかいろんな要求をするんだって いう風にプーチン言ってますからそういう 定戦を押し付けられかれないわけですよね からこれさっき言いましたけ定戦とより 幸福に近いものを押しられはい うんこのなんだロシアに食い込むによって 今のラインでというのはなかなかそういう 早期定戦論がロシア側におもんぱかると 言いにくくなるという効果はあると思うん ですねからまやっぱりこういう意味でも鉄 備この政治的な作戦なんだろうなという風 に思ってうんい ますここからはプーチン大統領が各使用に 踏み切るレッドラインについて伺っていき ますアメリカはプーチン大統領のレッド ラインについてこのように考えていました バイデン政権はアメリカが共有した武器を 用いたロシア領内への攻撃をレッドライン 超えてはならない一戦としてきました そんな中ゼレンスキー大統領は19日の 演説で影響攻撃でレッドラインという考え 方は崩れたと言及しました小泉さん ウクライナ軍の神軍でこのアメリカなどが 想定していたレッドラインというのは本当 になくなったという風に見てよろしいん でしょうかまずあのアメリカ側もどこかに 明確なレッドラインが敷いてあってそれを 超えた瞬間にプーチンが自動的に核を使う というような考え方はしていなかったと 思うんですよねこれもそのアメリカ自身が 核保有国として核というのはそういう風に 使うものではないということは十々分かっ てると思うんですよはいただあのでもどこ かでプーチンは核を使う決断をする可能性 があるわけですね例えば本当にクレムリン にウクライナ軍が迫ってきたらきっと使 使うんでしょうねみたな極端を考えれば こう今からそのどこか極限状況までの スペクトラムのどこかでプーチンは隠しを するんでしょうとそれがどこなのかわかん ないので思いっきり手前の方に安全側を 取ってウクライナ支援をしてきたというの がま現状なんだろうと思うんですねでそれ に対してウクライナからするといやそんな にめちゃくちゃ安全を取られたらうちの国 の方が先になくなっちゃうんですよって いうのがおそらくウクライナ側のイブでで アメリカ側のイブはまそうなのかもしれ ないけどもウクライナのはいために第3次 世界大戦を起こすわけにいかないんですよ というのがまずっとこの2年半すれ違いが 続いてきたんだと思うんですねうんからま そのウクライナ側はそのレッドラインが どこにもないですよとはもちろん言わない と思いますゼレ式だってどこかにその なんていうかこのプーチンが各使用を決断 する一戦はあるんだろうけどもそれは アメリカが今その取ってる安全ラインより もずっと向こう側のはずであるともう1個 はその線は固定されたものではないとその プーチンという人間の非常に曖昧なあの 決断の中で決まるはずであるっていうま 多分この2点を示して見せたいんですよね だからその去年6月のクレムリンへの ドローン攻撃から始まってずっとそういう ことをま示し続けていてで徐々に徐々に 確かにアメリカもこう制限を解除してくる んだけどもこのペースでやられたら やっぱり我が国の方が先になくなっちゃう というのに対してま非常に思い切ったこと をやって見せたでそれでもうさすがに 分かったでしょというボールをワシントン 側に投げてる状況なんだと思いますねあの ロシア側がどの時点でじゃあ各のボタンを 押すのかっていう意味で1つの参考になる とずっと言われてるのがこのロシアの核 ドクトリンという考え方がありますけれど もまこの中でま弾道ミサイルの発射とか あの核兵器の使用とかてあのそれに対して 報復するってことは入ってますけどもその 他条件として死活的に重要なロシアの政府 軍事施設への干渉また国家が存立危機に品 する通常兵器による侵略ということでじゃ 今回のえウクライナ側の奇襲攻撃がこの 例えば下の2つに当てはまるのかどう かっていう点ではそこに当てはまる全然見 てないからレッドラインっていう感じに なってないってことなんですかねうんとま どれでも当てはまると言えば当てはまるん ですよねであのこれはロシアのその 2020年に公表したその核抑政策の基礎 という文書の中に書いてある4要件なん ですけどもはいあのこれを見ながら プーチンがじゃあこれが起こったから書く ねとかっていう風にチェックリスト方式で 考えるわけではないんですよねあくまでも これは宣言政策って言ってあの相手国にし て欲しくないことをしてもしないようにし てもらうためにあの出しているそのなんて いうかこう核保有国なりのこんなことはし ないでねリストなんですねはいでそれをし たから本当に核を使うとは一言もあの誰も 言わないわけですあのこれロシア語の表現 でもこういう事態に対してロシアは核使用 の権利を留保するって言ってるんで自動的 に使いますともやっぱりこの文書の中では 書いていないんですよはいうんでなので あの例えばそのさっきお話しした弾道 ミサイル警戒レーダーへの攻撃なんての この3番目に思いきり当てはまるわけです よねそれからこの国家が国家存立危機って 話も果たしてこのロシア連邦という国が 倒れるような話を言ってるのかそのロシア 連邦が彼らが考える形で存続できない一部 が外国に奪われるみたいな話もこれも存立 危機と言えば言えなくないわけですよね 非常にこう最大限いろんな解釈の幅がある はいにあえてこういう言葉を使ってるわけ ですけどもその中の一部を実際にほら ロシア量取ったけど核なんか使えない でしょという風に行って見せてるという ことなんだと思いますねはいなるほど岩田 さんこの辺りあのま核が使われアメリカが 初めにその原爆で使って以来各保有国の 領土内に非各保有国が攻め入ったっていう ケースはそんなにないと思うんですけども もうその珍しいケースが今ここで発生して るっていう中でこのこの選挙ま奇襲攻撃 ですけどもこれでま核兵器は当分使ってこ ないだろうと今見られていますロシアが これによって核の概念っっていうのが だんだん変わってくる可能性ってのもある んですかねあの戦略核抑止という観点では まあのウクライナが仮りにあ仮りにってか もう攻め入りましたけどやっぱアメリカの 抑止力が働いてるので戦略格は使えない ですよねうんで今問題になってる核のま 報復あるかないかっていうのははいもう ちょっと小型のですねえ提出力のいわゆる 戦術核と言われてるまこれの脅威があるか ないかと言われてるんですけどもこれも 一応アメリカのヨシがまだ働いてるだろう と言われていましてえ2022年でしたか あの9月にですね秋にあのハキの正面に ウクライナ軍があ今回のようにですね電撃 作戦で一挙に取り返しましたよねはいで あの時はロシア軍がそこに核を攻め込んだ ウクライナ軍に対してあの核を使うかどう か小型の核ですねといった検討したという 報道が流れててそれに対してアメリカは もし使ったら通常戦力だけどもウクライナ 領内にいるロシア軍を全て殲滅すると言っ てま止まったとまどこまで本当か分かり ませんけどもまそういった抑止体制が今 ある程度ある半中の中での影響攻撃って いうのはある意味えゼレンスキーがそこは やって見せたとはいんことだと思うんです よだからそういう核体制が落ち着いてる中 でのあの一歩入って見せたということは 今回意義あったかなというふに思いますね うんまさにその岩田さんおっしゃったその 2022年の段階でプーチン大統領の発言 にこういう発言がありましたロシアの土地 を奪取するいかなる試みも核攻撃による 報復につながるレッドラインと捉えるとま あの時は本当にあのロシアの両内への攻撃 をすることによって核のボタンが押される 可能性があるんではないかという懸念も ありましたけれども今ロシアのプーチン 大統領の認識はそことはちょっと違ってき てるという風に見た方が確かにあると思い ますねただ今回自分自身でタイトル作戦と 言ってんですよ軍事作戦じゃないんですよ ね国家の危機に品してたら本当に軍事行動 取りますよねえ特別軍事作戦あ軍事作戦で なくて完全に戦争状態ですよねま自らそう やって引き上げたくないところを逆に ゼルスがついたともういう風に見ても おかしくないんだと思いますねなるほど 小泉さんはどう考えますかまあの本当に そうなんだと思いますねだから今のお話 聞きながらふと思ったのはま確かにタテロ 作戦ってのは核は使わないよという メッセージであるようにも見えるんですよ ねでやっぱりあのプーチンはこの戦争 始まってからずっと繰り返しその核の脅し みたいなことは言いつつあの核を使って しまったら本当にやばいので使いはしませ んからねってメッセージも同時に出し 続けるんですよねだからこれが今その ロシアとウクライナの通常戦争に収まっ てる限りはいいんだけどもはい使ったが 最後西側が介入してくる可能性が少なから ずあるしその場合どこまでエスカレート するかはロシアにもアメリカにも分からな いっていう不確実性は常にひしひしと感じ ながらやってるんだと思うんですねから この意味ではあの明治的に同盟っって形 じゃないんだけどもそのアメリカとの エスカレーションリスクがロシアの行動に 抑制かけてるっという意味ではま講義の核 士がやっぱり効いてるということはま 言えるのかなとえ思いますあとまそのこれ 小さんにちょうどあの問がてる聞きたいん ですけど京の男40代の方でロシア国民に とってのレッドラインというのはあるの でしょうかウクライナ軍による領土進行が あってもロシア国民の反応は鈍いように 見えます例えばロシア軍人母の会が発言力 を失うほど国民一で協力するような事態は あり得るのでしょうかやっぱりロシア人 っって愛国心強いと思うんですよ私あの 大変愛国心の強い人たちだと思うしあの 本当にこうはいがあの国家存亡の危機に なった時ってのは実際こう第2次世界大戦 中もものすごい数のパルチザンたちが戦う わけですよねでそれはま強制され戦う人も いるんですけど本当に自発的に戦ってあの 命を落としたっていう人々が何百万人も 本当にいるってすごい国なわけですよね はいでそのロシア人がいまい今回やっぱり こうそういうモードになっていないって いうのはそもそも政府がいやそこまでし なくて大丈夫なんですってメッセージを ずっと出し続けながら戦争しているはいと するとま国民の方もあ大丈夫なんですかと いうような雰囲気であの我も我もとあの 国家のために立ち上がって死ぬんだって いう雰囲気にはまなってないかなとだから ここであのウクライナ軍がその占領地域で ロシア軍がやったような板行ですね本当に こう占領地住民を無差別に虐殺するである とかみたいなことやり始めた場合っっての はロシア国民が当然起こる可能性はあると 思うのであのウクライナ軍の現地のその軍 ですねはいこれはその意外と戦略的な重要 性があると思いますねちゃんと立正しい 部隊を投入しておかないとあの結果的に逆 効果になる可能性があると思いますがま とりあえずこの2週間の間もちろんこう 兵隊たちがこういろんな乱暴はしてるん でしょうけどもなんかこうウクライナ世論 あロシア世論をこう浮き立たせるような とんでもない非人道行為ってのは今のとこ 見られないですウクライナ側は今回のその 襲攻撃の成功を受けて最終的にはとの 例えば停戦っということをどれぐらい先に 見てどういう形でやろうとしてるのかって 辺りこの辺りは岩さんどう見てあのこれは やはりですねいろんな目的の中の1つの 定戦条件を有利にするということともう1 つこれ自衛権の半中だということを国社会 にも国際法にも認めさせるためにははい あのプーチンあのゼス大統領も言ってる ようにここの領土を取ることが目的でない と言ってるんですよねまず圧力をかけてで あよくば定戦条件はい有利にしたいという 思惑あるわけですからずっと持ち続ける 必要もないしそういうこともしないしえ ただある一定の期間を持ちたいということ だと思うんですよそれロシアがあの構成が 強くなればなるほどこれは持てないので 下がらざ終えないんですけどままさにここ が切長になってくると思いますねうん小泉 さんどう考えんですかいやあの本当にそう だと思っていてそのプーチンが回線当初 から言ってるいろんな停戦条件を口にする んですけどはいあのずっとブれてないのは 非な化非軍事化中立化のこの3点セットな んですねこれはずっとぶれないんですよ うんはいだからつま非なかってのは今の 政権を下ろしてまおそらくはロシアの海来 政権作らせろって話ですよねで軍隊持っ ちゃだめで同名も入っちゃダめっていう ことにするともう全くこれは逆らえない国 になってしまうウクライナによロシアに よって主権を制限された国になってしまう でそれならまだ良くて結局完全に牙抜かれ たところでもう1回改めて攻めてくる能だ 多いにあるわけですよねはいだからこんな 戦は飲めないので多分このかなりの土地を ロシアに取られたままになるってことは 覚悟の上ででもこの主権条項ですねその 軍隊を持っていいのかどうかとかあの政権 を自分たちで選べるのかどうかみたいな 問題っていうのはここだけは絶対手つけ させちゃいけないと思うんですねうんだ からこの条件さえちゃんと突っぱねられれ ばウクライナがその領土を取られた状態で もまなんていうか判定がちみたいな状態に は持ってけるんだとはい うん 突っ込むな定戦条件を飲まされる場合って のはこれ本当の敗北ですよねうんそれを 回避するためのこのクルスク作戦だったと するとまこの軍事的には意味は小さいけど もあの政治的な意味は大きい可能性がある のでさてじゃあこのクルスクを捉えた状態 のままここからロシアとウクライナの停戦 という話が始まるのかどうかかですねと いうところが私は今後非常に大きい意味を 持つと思いますはいまさにそこ注目したい と思いますよねそれではウクライナ軍の ロシア両制圧正否の鍵はと題してご提言を いただきますまずは岩田さんお願いします 今回の挙攻撃の目的の1つでもある アメリカのですねえウクライナ領内に 対する長距兵器の使用それから今与ですね この制限を解除させるとはいいうことが 達成できればですね次の大きな選挙のまた 新たな大転換になるとこれ次の焦点かなと 思いますね大統領戦の結果が出る前にも こういうことをなんとか持っていきたいと いうことがあるとねなるほどはい ありがとうございますでは小泉さんお願い しますはい私は勝利条件としてるんです けどもまつまりこのロシアの領内まで わざわざ食い込んでいくってことの目的が 何であるかによってこの作戦がうまくいっ たかうまくいかなかったかてことは変わっ てくると 小さくてらのその設定した勝利条件が達成 されていればもちろんそれは成功であると いうことになりますのであのウクライナが 何を狙っていて実際何を達成したかって いうことがあのこれから我々見ていく ポイントになると思ってますねロシア国内 の世論がまた動き出てきたらそれはまた 状況変わってくるってことあります変わる とは思うんですけどねただやっぱりこう なかなかこれまで私が見てきたロシアの感 としてここでみんながこうプーチンを倒し てしまえって方向にま私はなればいいと 思ってますけどもでも多分そうはならない んだろうと思ってますねほ [音楽] [音楽]

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ウ軍の奇襲作戦成功の裏側と露領制圧のリスクとは?「緩衝地帯」への露軍の逆襲策は?プーチン政権のアキレス腱は?核のレッドラインをどう読む?

『岩田元陸幕長×小泉悠 ウ軍“露領への進軍”を軍事解析』

東部戦線で防戦をしいられる中、電光石火・ロシア領への奇襲攻撃に成功したウクライナ。軍事作戦を実行するにあたりどんな巧妙なシナリオを描いていたのか?一方、第2次世界大戦後初めて自国領への正規軍の進軍を許しながら、対テロ作戦として対処しているプーチン大統領のジレンマとレッドラインは?この奇襲攻撃の先に、どんな政治的思惑のもとでどのような軍事的展開が想定されるのか?岩田清文元陸上幕僚長と小泉悠氏が最新戦況を徹底解析する。

▼出演者
<ゲスト>
岩田清文(元陸上幕僚長)
小泉悠(東京大学先端科学技術研究センター准教授)

<キャスター>
反町理(フジテレビ報道局解説委員長)
竹俣紅(※月~水曜担当)
長野美郷(※木・金曜担当)

《放送⽇時》
毎週(⽉)〜(⾦) 20時〜21時55分/BSフジ4Kの⾼精細映像も好評放送中
※こちらは「BSフジLIVE プライムニュース」の2時間の討論をダイジェストでお届けします。

#プライムニュース #BSフジ #ウクライナ #越境攻撃 #最新戦況  #クルスク

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