トカラ列島海域でM7クラス地震を想定した津波伝播シミュレーション

トカラ列島の悪石島と宝島周辺海域では群発地震活動が継続的に観測されており、短期間で地震回数が約2000回に到達しています。これらの群発地震による累積地震エネルギーはM6.3相当に達しており、可能性は低いものの、このような地震活動がトリガーとなってより周囲で大規模な地震(M7クラス)に発展することも否定できません。そこで、これまで観測された震源位置を基に断層モデルを設定し、仮にM7クラスの地震が発生した場合を想定して、津波の伝播過程をシミュレーションにより可視化してみました。

海底地形の詳細や潮位条件等の地域特性により結果は変動しますが、本シミュレーションでは南西諸島と九州南部沿岸において津波による影響が予測される一方、四国・本州への影響は限定的であることが確認されました。

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