病院の「破綻」がもうじき来てしまう!?新型コロナで赤字加速 “医師の長時間労働”で保たれていた医療体制にも限界…病院が生き残るには?患者側ができることは?【解説】(2025年6月12日)
私たちの命を守りそして健康を支えて くれる病院コロナ禍ではその重要さに 改めて気がついたという方も多いのでは ないでしょうかただ今全国的に経営が 厳しい病院というのが増えているという ことなんですね廃業に追い込まれるケース も少なくないようです赤字経営のその影に は一体どんな病層が日本の医療は大丈夫な のかその危険性に関して今日はプレゼン です およそ2600の病院が加明する日本病院 会の相澤高尾会長が病院のおよそ7割が 赤字だとする動画を公開しました この病院とは病床が20勝以上の医療期間 のことで赤字7割と数字は毎年どんどん 増えていくと訴えました例えば皆さんたち がある病気で手術必要になった時手術をし てくれる病院がなかったらどうしますか そういうことがこれからどんどん起こって いく地域にとって非常に大切な病院とも なくないこんなことが起こったら皆さん たちどうでしょう医療病院の カウントダウンは現実にいる問題だと強調 する会長 は決して大げさんのことではないんです 実際病院を巡る経営破綻は相ついでいます 突然ですよね まさか破綻するなんてびっくり はっきりと倒産しましたって言われてる見られませんのであの他の病院へ行ってくださいって [音楽] 北海道の北中央病院50年以上の歴史を 持ちベッド数40章下科や政科など7つの 診療化がある病院でしたが運営する医療 法人自刑会が破産 さらに長崎県佐保星市の強林病院を運営 する医療法人も破産開始決定を受け 今年に入っても熊本市のムーミンホスピ 熊本を運営する医療法人がおよそ 20 億円の負債を出し破申請していますなぜ今病院の経営が危いのか医療政策に詳しい専門家に聞くと [音楽] 元々診療補助が安いんですよだんだん赤字の率が上がってきているんです であのコロナとコロナ後でだいぶ違っててでコロナはその赤字の進む率っていうのはまだ少なかったんですけどあのコロナを経て一気に加速した感じがしますね 医療の未来はどうなっていくのか今日のプレゼンです [音楽] はい父さんが愛い継ぐということでドキッとしますよね病院がやばい 7割字の現状今回は奈良県立大学の今村 教授に話を聞きましたまずはコロナ後に 急変病院経営の現状というところなんです が先ほどVTRでもありました日本病院会 の相沢会長がYouTubeで日本の病院 のおよそ7割が赤字なんです破綻期来ると いうことを発信し話題になりました日本 病院会が調べたところによると日本の病院 の異業利益ところで言うと赤字が69% うんこれまVTRでもありましたけど病院 って病数ベッドが20以上あるものを指し ますので要は町のクリニックとか診療所は また別の話ですね比較的大きい病院の話で 経常利益まこれは通常業務の中で出される 利益ですけれどもこれも61.2%が赤字 まこの経利利益というところにはですね 異業利益だけじゃなくて例えばテント量と か駐車場台とかま大きい病院の中に コンビニがあったりカフェがあったりし ますよねというのも含めた利益という ところで言っても赤字が61.2%と日本 における病院経営非常に厳しい状況だと いう訴えがありましたじゃそもそもなぜ そんなことが起きてるのかと言いますと 診療報酬という1つの大きな収入これ工程 価格ということで国が定めた価格これ長 年末置きで上がってないそうなんです2年 に1度改定されるそうなんですが直近で 0.88%しか上がってないとただ単純に 物価とか考えたらもっと上がってますよね でも診療報酬全然上がってない一方で 支出人費給与ですねあとしてくれる方なら の委託費とか水道高熱費とか全部上がっ てるんだけど診療報酬はなかなか上がら ないほぼ据置きということでここが非常に 厳しい一概に比べるのは難しいそうですが アメリカは診療報酬すごく高い日本は GDPの伸びに対してえこの診療報酬その ものが伸びてないということでまこの バランスのあ歪みというのが今如実に出て きているのかもしれませんで 実際にこの診療報酬に対してじゃあどう いう風にバランスを取っていけばいいのか 診療報酬上げればいいじゃないかと思って しまうかもしれませんがそこには莫大な 財源が必要です日本の医療費年間50兆円 ま私たちも払ってますしまこの年間 50兆円がまとめてあるからこそ我々 3割 負担で医療が受けられたりするんですが 例さんここを簡単に上げるのは難しいという状況の中ででも先進国なのに病院がどんどん破しているこれ非常に解決策がなかなか見せない話なんですよね まこの話はねまあの割と古くて新しいというか はい あのま今その政府もね病院っていうものあり方を割と位置づけてま例えば我々もいきなり病院には行かないですよね 地元のクリニック行ってっていうその つまり役割分担とかまそういう形でなんと か今の病院体制をま守ろうとしてるわけで ま診療報酬を上げるっていうことはねま それあの毎年2年に1回ですかま議論をさ れてる中で決めるしかないんですけど私は なんかもう少し問題は整理した方がいいの かなとだから例えばあの中核になる地域の 中核あるいはその高度医療まそれぞれ違う わけですよねそういうものを集約していく 中でなんとかこう役割分担をしてえまその 病院を救わなきゃいけないっていう方向に するのか我々の医療を守るのかって言うと ま大変申し訳ないけど我々の医療を 守るって方向に行かざる終えないんであの 厳しい言い方はしますけどやっぱりこう できない病院が出てくるのは仕方がない 部分もあるのかなと私は思ってますけど うんその病院の役割分担っていうところは 確かにあの今回のあっしゃっ ていて後ほど先生の考えも出てきますその 上でちょっと具体的な数字も見ていきたい と思うんですが病院の倒産廃業解散とかも 含めると2023年80件2024年 106件ということですからその辺りのね 病院の数医療体制のレベルっていうのを どうキープしていくかということなんです があ今村先生に話し聞きました病院の7 割が赤字についてまず先生はコロナの影響により患者の受信行動が変化というところを指摘していたんですがコロナを経てですね受信美の傾向がやっぱり未だ残っているまシンプルに病院に行くのがまだ怖いというご高齢の方もいらっしゃるかもしれない そうなると入院期間の短縮入院期間とか入院率というのが減ってくるとやっぱり病院としては儲けがぐっと減るわけですよね ベッド開いてたらお金入ってこないわけで維持費だけかかって で症状が悪化してから受信するという方々も大勢残っているというのが今村先生の見解でそうなると本来ならあと 1年2 年え命が繋がったはずなんだけれどもそれが失われてるケースもあるとだから病院経営が悪化してるっていうだけじゃない問題も見えてきたんですよねコロナ以降結果病院は赤字が加速しているということを話していました そして医療にはやっぱりもちろんコストが 必要なんですけどこのままだと フリーアクセス今まもちろん紹介とかいる 場合も多いですけれども基本的に私大阪 市民ですが東京で仕事があって調子悪く なったら東京の病院行けるじゃないですか つまり日本って別にどこの病院でも行け ますよね兵庫県民護じゃないとダメとか ないじゃないですかだけどこのままだと フリーアクセスとか地域の診療所そもそも 大きい病院が厳しいから地域の 診療所クリニックもっと厳しいんだよと これ維持するの難しいというのがやっぱり 今村さんもそういう見立てだったんですね さらに病院がなくなるって地域社会への 影響も大きいんですって病院は地域の巨大 産業閉鎖すれば大ダメージということで 例えば500ベッドがある病院だと大体 2000人ぐらい働いている2000人の 方々の家族も考えると1000人近い人 たちに影響が出るその 病院がドッとなくなると町から 10001万人か族が例えばま 5人ちょっと計算大きいですけど 8000人から1 万人ぐらいがドッとなくなる計算になると地域社会のダメージ経済的なマイナスこれも大きいと病院がなくなると高齢者ももう住めないよね底ことなり地域の空洞化というのも起きてしまうということであの私もあんまり知らなかったんですが病院が 1 つなくなるってめちゃくちゃ社会の影響が大きいみたいですね 今までと同じものを求め続けていってはダめでそのためにどこか妥協しなくちゃいけないところまそれが例えば消費税につがってくるのかいろんな考え方があるんですけれどもでは次のポイントなんですが若い石がいないまもうこれは医療会だけじゃなくてどこでもそうなんですかねさらにというところですけれども今村教授に話聞くと都会に集中して地方に行く意思がやっぱり少ないあのお医者さんの数自体は別に減ってないんですって うん お医者さんの数はそれなりに多いんだけれどもみんな都会に集中しちゃう でそうなると小児家とか産 婦人家などにも偏りが出てくるへが出てくるこれその小児化とか産 婦人化の過酷な状況っていうところを嫌がって そういうところに行かない意思の方々も多い昔はもうちょっとこう世のため人のためにというような意識だった時代もあったかもしれないんだけど小にって急も大変 24時間対応しなくちゃいけない3 婦人化って場合によっては訴訟のリスクも高い そうなってくるとみんなここを選ばなくなるっていうそういうこうアンバランスというか偏りもあるみたいです一方で大遇が良くて終了リスクの少ない美容外下科の皆さんも大変なんですよ大変なんですけれども今村先生の見方からするとあんまり残業がない美容外科ないあと例えば美容外科って診療報酬じゃなくて自由診療とかあるじゃないですか 例えばヒアルロンさん打つとかボトックス打つとかあいうのってお医者さんが価格を決めることができるので まお金が入りやすいというところになると若いお医者さんたち働き方を考えて 決してこれが悪いことじゃないんだけど美容外科しちゃうと都会の美容外科めちゃめちゃ儲かる人もいっぱい入ってくる地方の産婦人か承しんどいからわざわざそこに行きませんっていうのはまあるしね今の普通の若い人たちの考え方を 理解しようと思ったら分かるなという気もするんですけどだからこれをやっぱ 皆さんの選択に任しているとそれはそうなるんですけれども国がどういう風にコントロールしていくのかどういう風にボトムアップしていくのかってのは大きな課題だと思いますあと働き方ねこれはどの業界でもそうなんですけれども働き方改革の影響意思の長時間労働でこれまで維持されていた医療体制があったやっぱりお医者さんの うん生活の犠牲があった わけですねここまで残業時間が 155 時間はできたでも実際もっとしてらっしゃる方も大勢いた 今働き方改革で月80時間というところも 影響してるあの当然のことだと思いますだ から意思が生殖労働者にやりがいよりも やっぱり条件のいい職場に行きたい使命感 だけでは続けられない人が増加ということ で時代の流れと考えたら当然なんですよね そして他にも理由があるようで病院の老朽 化1980年代に病床規制の導入前に全国 で病院の検察ラッシュがあったんですって これあの1985 年に法改正があったんですけど簡単に言うともうこの地域ではこの数の病院資か作っちゃだめですよ作りすぎちゃだめですよという法性がある前に病院作ったら儲かるからその崩壊性がある前にいっぱいつくとこでダーっと作った時期があっ あそれの立替えの時期が今来てる ええ で立替えを検討していたんだけれども財政なんで困難になってて建築費やっぱり資材も高騰してますよね かつての場合例えば 1等を作ろうと思って100 億勝てたところが今縦替え200億 払えないよねっていうことでまこういった時代の流れの老朽化というのも 1つ影響しているようですでは 3 つ目のポイントですかね病院経営まったな患者側はということで私たちの話ですが区教の病院が生き残るためにどうしたらいいのかここでさっきさんがおっしゃった地域ごとの役割分担ってのも 1つ話につがってくるのかな 例えば地域で必要な医療給世紀ばっかり いりますか満席医療ばっかりいりますか この地域は例えば救世紀医療に特化した 病院が1つあれば足りるよねとかこの病院 は満期に特化しましょうとかこういう役割 分担をしていく必要があるんだと して病院の統合再編ですけれどもまいくつかある病院 1 つにまとめてダウンサイズを測りましょうということで例えば簡単に言うとですね 300勝のベッドがある病院が 1つの地域に2つあって1つは6 割しか稼働してない180 しか使えてなくて赤字こっちも 6割しか使えてなくて赤字 そうなるとその2つを足して足すことに よってこの地域では180×2の病所は 必要なんだから360勝で黒字になるよう な1つのダウンを測ればあきる んじゃないかという話なんですがま説明 するの簡単なんですけど例尾夫さんこう ならないようなね地域の条件もあるのかも しれませんけどもまいくつかね問題はあっ てだからその大量に作った病院を我々が 維持するのかっていう疑問は ね大変申し訳ないけどやっぱしなきゃいけなくて えそれはやっぱりあの人工現象もありますからねだからやっぱ本当に残す病院 でま役割分担あるでしょでもう 1 つはねあの私はその国家試験意思の国家試験のあり方も変えないといけないのは今みたいにものすごいお金をかけて大学を出てえ意思になったらそれは儲かる職業につかないとペイしないわけですよ [音楽] だからみんな東京とか大阪に来るわけですねでそうすると無とできちゃう わけですねそのあのお医者さんの街が だそうじゃなくてもうその地域でのみ診療を行う人は多少っていうかまその簡単でもいいからちゃんとした資格を与えましょうみたいな制度に分散して東京とか大阪でやりたい人は今のような制度で え石石資格を持ってやってくださいっていう風にしないと それは今の制度でねものすごいお金かけて何百万かけるわけですよね でそれでいきなり離島で医者さんやったってそ経しないですよねだから制度もやっぱ変えないとダめでしょで大事なのはね大変申し訳ないけどもやっぱり医療制度を守ることですよ [音楽] だから誤解しないで欲しいな病院を守るっていうことではないっていうことをやっぱり関係者の皆さんも考えないと うん それは単純に診療方げましょうっていう話になっちゃうけどそれは我々の社会もそんなに支えられないですから うん 在宅医療特化のお医者さんのための資格とかねそういうことですよねうん そうあっていいんですよ本当ねうんうんまみんながみんなドクターことみたいなお医者さんじゃないわけですからはい離島に行きたいっていう人もちろんいるんだけれども でこの病院の当配合の難しさってのもあるみたいですあの大学病院はい 2 つの病院があって赤字ですじゃあ縦替え費用どっちが負担するのとか母体が違うと揉めることもある あと市恵の病院などが一緒になろうって なると市営の病院なくなっちゃったら 私たちどこに行ったらいいのっていう住民 の反対も大きな壁になる隣町まで行くの今 まで投石治療歩いていけてたのにとかね あるわけですねなので無理に維持をすると 死は破綻するだから我々がそういった ところのマイナス面どこまで受け入れるか です最後です患者は我々にできることと いうことなんですがはい最後 大学病院など有名病院に集中する傾向が あるので地域医療を守るために地域の病院 を選んで受信しましょうとまずは地域の 待者さんにかかりましょうとあと医療機関 にかかることで助かる命も多いのでここは 今村さんが強調してた部分受信せず早めの 受信も重要ですと守れる命がありますと いうことでした以上プレゼンでした [音楽] [音楽]
いざというとき、私たちの健康を支えてくれる病院。コロナ禍では、その重要さを実感することも多かったと思います。
しかし今、全国的に経営が悪化している病院が増え、廃業に追い込まれるケースもあるそうなんです。赤字に陥る影に、どんな“病巣”が隠れているのでしょうか?医療のいまそこにある「危機」について、奈良県立医科大学の今村知明教授の見解を交え詳しく解説します。
(2025年6月12日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)
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