【クモの巣作戦】「歴史的戦果」の裏でウクライナとロシアに“両国制裁論”和平糸口は【日曜スクープ】(2025年6月8日)

雲ノ巣作戦でロシアに大撃えウクライナ ドローンの進化これを詳しく見ていきます さてえこちらの地図ですけれどもこれが6 月1日ま一斉に行われたんですねえこの ロシアの広い範囲でえロシアの空軍基地5 箇所をウクライナが大規模にえドローンで 攻撃したというものなんですでウクライナ 保安庁としてはえドローン攻撃でロシアの 戦略爆撃など41期を標的とし少なくとも 13機を破壊したということなんですねえ そしてですねこの中でもこのイルクーツ区 にあるベラや空軍基地これウクライナの 国境から4500kmも離れてるんですが まここでの攻撃えこのノーカットの映像と いうのが新たにえ昨日の夜公開されました のでえそれをまずご覧ください でこれウクライナの保安が日本時間の昨日 の夜10時半頃に公開した映像なんですね え撮影しているのはドローンに搭載された カメラということなんですでえトラックの 屋根から飛び立ったドローンがま黒園の 上がっている方向もうすでに攻撃が行われ ているということなんですかねえここに 向かっていくということですね少しま 大きな建物が見えたりまたこの集落の上空 というのをもうどんどんどんどん飛んでえ 通過していくということなんですでえこう いったこの見通しのいい広い土地なんです けれどもま何か妨げるものとかロシア側 からの攻撃とかえそういうこともなく 一直線にその現場に向かっているという ことなんですでだんだんこう目的地に 近づいていきますとまちょっとですねえ 方向を微調整するようなまそんな様子も見 られるんですねでこの目的というのがこの どうも空軍基地ということでま滑走路の 左右にはえ軍用器なようのようなものも 見えるこれがベラや空軍基地ですえ燃えて いるのはロシアの戦略爆撃のようでえほ炎 に包まれてえ黒園を上げてもうすでにこの ドローンによる攻撃が行われているよう ですねでドローンがこう徐々にまコ度を この後下げていくんですねえそしてま 大きくこうぐるっとこう線して回り込む ような形でえ大きく向きを変えていくと いうことでこの手前にあるえ飛行機がある んですけどもこれを狙っているのかなとあ こちらですかねこの飛行機を狙っているん でしょうかでこの戦略爆撃器ここにま標的 を定めたようでこの方向を定めますねえ これがツポレフ22えこの丸が付いている 飛行機これを標的という風にしているよう ですでえドローンがま本当にこのスピード ゆっくりなんですけどもねえドローンなん でそんな早くないんですがゆっくりと標的 に近づいていくとで映像はですねこの後 真上に到着したところで終わるんですねま おそらくこのドローンが自爆したとえ思わ れますのでそのま自爆する直前までの映像 でこれは終わっているということなんです ここでま映像が止まるということなんです ね まこのような映像がま昨日の夜公開されたということでまクラフトさんこのとにかく手際がいいということでえアメリカ軍もこれをちょっと参考にしてるんじゃないかというようなま報道もあるんですけどもこれどういう風にご覧になりますか あの参考どころか衝撃だと思います あの米空軍司令官のオールウインあの大将が え4 日の発言として今回の作戦の熱意とイノベーション我々の想像を超える え非常にあの改めさせられるものだとつまり 従来の軍事え概念常識では考えられなかったえ行動で結果アメリカもロシアと同じ う えその攻撃されば同じ局面になっていたとそこういう準備はできていないっていうことをえ言ってたのは非常にあの大きいと ただもう1つですねこれは後であのご紹介 できると思うんですけどもこのタイミング であのゼレンスキー大統が行ったっていう のはま1つにはあの来週の納豆あのG7と の首脳会談があると思うんですけどもう1 つはあのアメリカの世論に異変があって3 月以降リカの世論が少しずつ ウクライナ寄りに動いてる中でトランプ や議会う があの少しずつ修正しておそらくえゼレンスキー大体は今回の成功によって今 4 月からえ米上員が対シア制裁化法案をまとめようとしてたんだけどなかなかまとまらない えこういう考えがあったんその証拠にゼレンスキー大統領は攻撃後にトランプ大統領が制裁を強く指持してほしいと制裁ってのは法案なんですけどもねでえそういうことを言ってそして結果的にこうそうしたのは 6月2 日にえジョンえ共和党引内総務が月内にえロシア制裁法案をまとめるっていうことを言及してると こういうところを軍事的な驚きだけじゃなくてやっぱり政治世論アメリカの政治世論を突き動かそうという計算も働いてたんではないかということで両方の観点から驚きを感じてます ま面密なタイミングということなんですけれどもまこの作戦はですねこのまロシアでえ広い範囲まこれもう本当に同じ日に行われたということなんですけれども 1年8 ヶ月前から準備されていたものだったということなんですね えそれがま次の画面になるんですがえ こちらです1年8ヶ月前からの準備でこれ がどういった準備かというとこちらです 作戦には117機のドローンを使用して いるドローンはウクライナ保安の工作員が ロシアに密有したものということですねえ ドローンはロシア国内で国内で移動式の 小屋に隠されていたということなんです さあそしてそれをどうやって運んだかと いうとそれがまトラックということなん ですがその運搬の方法ですウクライナ工作 員に雇われたロシア人の運転手これが中身 を知らないままドローンを現場近くまで 運搬したとえ駐車場やガソリンスタンド などで停車するように指示されていたと いうことでこのねトラックの中にあったと いうことなんですねでえ発射の方法は こちらです現場に到着すると遠隔操作で コンテナが開いてドローンが次々と 飛び立ったということですねの屋根がえ こ度開くような形でえ飛び立つとえ トラックはドローン発射後に自爆装置でえ 爆発したということなんですねでその ドローンが飛び立つ別の映像がありますの でそれご覧ください えまこのように停車したトラックの2台 から次々とドローンが飛び立っていくと いうことでままさにま鳥ハが巣から 飛び立つようなそんな様子なんですけれど もま渡さんそのウクライナからま非常に 何千kmロも離れたようなところ ウクライナから発射するんじゃなくて トラックで近づいてそこから発射するこれ はどういう風になりますかいや 確信的やはり作戦やってなとこれは政言え ばあったという風に私は思います それであのウクライナはですねあのドローン技術っていうのはものすごくあの発達させてきたんですそしてその技術だけじゃなくてそれを運用する能力も高めてきたんですよねそれが第 1点ともう1点はこの 同時多発のこれ同時攻撃なんですよ それを隠密りにやってしまったこの極費作戦行能力というのもすごい うん 結局あのゼルンスキー大トラもう常々言ってるんですけれどもウクライナにはもうカードがあるんだと はい 決して負けてないんだとトランプ大統領トはカードがないと言った ウクライナは 負けてると言ったしかそうじゃないと はい それを示したのがこの作戦であるという風に私は思ってます こういう作戦っていうのはこのロシア側はなかなか防ぎにくい いやかな防にくいですよ極作戦で1 年半以上あの準備をやったそれを見抜けなかったんですねそしてなおかつこれものすご秘なところですよね あのモンルの近くとか あのフィンランドの近くとか遠い遠いとこでロシアはかなり油断したんだと思います本来ならばあの対抗手段も作れはですよあ対電子線で持ってあのドローンを落とすとかあるいは射撃で持って落とすとかそれ何もできなかった うん油断した状況のこの作戦を事に成功させていったということだと思います えまそしてその非常に離れたところの攻撃を行ったということでどういう風に操縦したのかそれがこちらなんですねえドローンのパイロットはトラックの近くにはおらず携帯電話の電波を利用してドローンを操作した可能性があるま遠くからということなんですねですからまこういったことも可能になったなんです 関与したウクライナ関係者全員がドローン発射前にロシアローからもうすでに脱出していたということなんですがこの携帯電話の電波を利用してというのは渡辺さんどういう風に見てますか?これ あのまさにロシアの資産である電波を利用してこのドローンを遠隔地あ例えばウクライナから私は誘導したんだろうと思います あの動画は見せていただいたんですけれどもあれを AI を利用したドローンだけではあの作戦成功できなかったと思います人間が見て誘導してるから正確に当たっていった結局今現代戦においては無人鬼と人のコラボレーションというのはものすごい大切になってんですその友人と無人のコラボレーション見事にやった作戦がこのあの作戦であったという風に言えると思います はいさあそして今渡辺さんからAIという お話ありましたけれどもそれがこちらなん ですねAIドローンまこれが使われたとえ ウクライナは遠隔操作と自立性AI支援 機能を組み合わせたハイブリッドな ドローン線を実行したとAIが飛行の安定 性や標的え設定に役割を果たした可能性が 示唆されるとえこれえアメリカのシンク タンクCSISがまこのように分析して いるということなんですねそしてまどう いったような支援機能なのかということな んですがそれがこちらですえ2024年の 7月軍事プロがこれがま報じているものな んですけれどもウクライナの情報機関が ロシアの軍事博物館から入手した画像これ を用いてドローンが爆撃を認識できるよう にAIシステムの訓練を行っているまこの ようにこの2024年報じられていると いうことなんですねでこのロシアの軍事 博物館まどういったものがあるかというと 今回標的となった戦略爆撃費ツポレフ95 同じく戦略爆撃費ツポレフ160これが まあ展示されていてでこれをAIに認識さ せたということなんですねでこの小さいえ ドローンでどうやってこの巨大な標的を 破壊したのかということなんですがそれが こちらウクライナの工作員がロシアのその 博物館でえ爆撃の画像をあらゆる角度から 数百枚も撮影したとで爆撃の脆弱な弱い 部分を特定してAIドローンが標的を自立 的に認識してそしてえ攻撃させるように 使用した1番弱いところをAIに認識させ たということなんですそして実際の攻撃の 時の映像を見てもねまこんな感じなんです ねそのあの爆撃の上にタイヤなどこういう 風に乗ってるんですけれどもこういった この強い部分ではなくて期待の側面とか ですね下にこう潜り込むような様子という のが弱い部分を狙ってるということなん ですけども渡さんこのAIの搭載によって その度が非常に上がってるというま分析が あるんですがいかがでしょうかいやそれは 正しいという風に思います あの今国連で問題になったのは完全事実型のあの殺傷というのが非常に問題になってるんですけれどもまさにそれに近い完全に自律型でないけどもかなりそれに近いような自立型のドローンをウクライナが今回は使ったということだと思います はい それでターティングがすごい大切なんですけどもターゲを本とうまくやるために先ほから説明いた写真を読み込ませる読み込で識別をして 1 番弱いところに攻撃をするま見事な作戦だと思います なるほどねさあ今ターゲーティングというまお話もありましたがまこういったことも言われてるんですねまずその現在のドローンナビゲーションターゲティング目標設定ですねそれから実行反自立機能として分離している えま先ほどその渡辺さんからあったま人間 が操作する部分とAIが独自でいく部分 これがま半分半分というような感じなん ですがま 将来的には完全自律型へと進化さ せる可能性が高いというまこういう分析も あるということですけれども さあクラフトさんこのドローン攻撃どういう風にえクラフトさんはご覧になってますか あこれはあのペンタゴンが衝撃を受けてる方というのはこれまず AI を使ってえその攻撃の時間の短縮や性確性を上げてるくるってことは防衛も AIで対応していかないと え非常にえその不近衡になってしまうというリスクなんですけど直近衝撃的なニュースとしてチャット GPTの精成AIの試験でAI が指示を拒否した例が出たんですねおは なのでこれが今後そのAI軍事AI に関してどういう影響をもたらすのかっていうのが今後大きな問題になってるんで あの逆に言うと 飛ばしたAI が回って自分を攻撃するっていう可能性も出てくるわけですよね はい だからアメリカとしてはその根本的に今月フライトラプていう AI ドローン攻撃に対応する軍事演習をやるんですけどこれをあの空軍が根本的に見直せなければならないそれからゴールデンドーム構想これもまたえ考え直させなければいけない あのペンタゴンは今回の雲之巣作成によって根本的に従来のえ軍事常識概念を え全く覆蓋されて見直しを迫られてるっていうのは現状ですね ねさあそしてま今回のロシア側の損害なんですけれどもま衛星写真でも捉えられてるということでま先ほどのそのベラや空軍基地ですえこれが 5月22 日攻撃前の映像ですけどもこうやってねえ 2期の飛行機が中期しています でこれが攻撃後どうなったのかというと空 から見るとまこのようにですねえ破壊され ているということが分かるわけなんですま プーチン大統領がま激怒したというねえ ロシアのこの損害なんですけれども全体で はどういった感じなのかというとまこう いった航空機がまえ損害を受けたという ことなんですね えツポレフ95戦略爆撃これもすでに生産 停止していますので新しいのものを作れ ないということですが8期破壊されました えツポーレフ22これも生産停止のもの4 期破壊戦略爆撃費160これも損傷したん じゃないかということですさらにこれが ですねま大きいということで早期警戒完成 期A50というものこれが2期損傷したん ですねこのA50どういったものか非常に まロシアにとっては貴重なあ完成期という ことなんですえこの機能なんですが暴空 システムの端地ミサイルの誘導目標の調整 などを行うままなんかこのんですかね完成 というからにやっぱりこのトップに立つ ようなあ航空機だということなんです推定 価格が日本円で525億円えウクライナは 2024年2月時点で残りが6期と主張し ていたのでま2期え損傷ということになる と残り4期ということになるんじゃないか ということなんですねさあそしてえ今回ま そのちょっと金額で見るとこういったもの がかあ分かってきたんですねえこの ドローン最大え117機で1700万円 ぐらいじゃないかこれに対してえロシアの 航空機1兆円相当の爆撃これを損傷させた とえいうことになりましてま非常に ウクライナ側から見ると効率的な攻撃を 行ったということなんですが渡さんロシア にすると逆に非常にその害は大きいとその ことですね あの強調したいのはですねロシアが持っている戦略核抑を大幅にダウンさせたということなんですね今回戦略爆血機あのツポレフ 95とかツポレフ22かツポレフ160 という本当に あの空の戦略核抑能力を はいかなり下げてしまったこれが1 番大きなあの正果だという風に思います なるほどね まそれだけやっぱりプーチン大統領もま激怒というのも分かるということですね はいえ杉田さんはいかがでしょうか はいあの2つあの疑問ってありますよね ま1つはだからアメリカとの関連性あの 関係性がどうもないということでただま これまでま現場レベルではかなりこう アメリカとまあの制服レベルで色々やって たと思うのでえそこはひょっとしたら アメリカの制服はま知りつつも実はあの上 まで上げてなかった可能性もちょっとある のかなっていう気が1つしますつまりこれ までもドローンでウクライナ側はその モスクワ近郊とかを攻撃したのでそういう ようなあのまそれの延長という位置づけが ああるのかなっていうのとそれからもう1 つはつまりロシアの反撃がどこまでやるの かっていうことだと思うんですよねでこれ はおそらく核は多分使わないということの 見通しがあってやってるんだと思いますの ででそういう風な全体的なことを考えると 先ほど2人がお話したようにウクライナに よるま作戦能力というのが非常にこうああ え繊細なところも含めて高度があの高まる なとロシアのはこれはウクライナあの新版 攻撃だと言ってましたけどもまそういう ことも確かに言えるのかなという風に思い ます

トランプ大統領とロシアのプーチン大統領による電話会談が6月4日深夜、約1時間15分にわたり実施された。会談後、トランプ氏は「良い会話だったが、即座に平和に繋がるものではなかった」と語った。この会談でトランプ氏は、プーチン氏に対し、ウクライナとの戦闘の継続による被害と疲弊に言及、「あなたは戦い続けて、多くの苦痛に耐えなければならないかもしれない」と述べ、自制と停戦の可能性を探るよう促した。これに対しプーチン氏は、ウクライナ軍によるロシア空軍基地への攻撃に対し、強い怒りを表明。「対応しなければならない」との強硬な姿勢を崩さず、報復措置を示唆した。

ロシア空軍基地への攻撃とは、ウクライナ保安局(SBU)が6月1日にロシア国内の空軍基地5カ所に対して大規模な無人機(ドローン)攻撃を実施したと発表したものだ。SBUは、「クモの巣作戦」と名付けられた同時攻撃により、戦略爆撃機を含むロシア軍航空機40機以上を破壊または損傷させたとし、その被害額は約70億ドル(約1兆円)に上ると主張している。攻撃対象となったのは、ロシア国内の複数の空軍基地で、イルクーツク州のベラヤ空軍基地、リャザン州のジャギレボ空軍基地などが含まれる。ウクライナによるロシア空軍基地へのドローン攻撃に対し、ロシアが報復とみられる大規模軍事行動に踏み切った。ロシア国防省は7日未明、ウクライナ全土を標的とした攻撃を実施したと発表し、無人機400機以上とミサイル約40発を投入したとされる。この軍事行動により、少なくとも6人が死亡した。

トランプ氏は6月5日、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻をめぐる情勢について、「両国に対して制裁を課す可能性がある」と述べた。これまでのロシアへの制裁方針とは異なるアプローチを示唆した。記者団から「停戦に応じないロシアに対して新たな経済制裁を科す可能性はあるのか」と問われたトランプ氏は、「タンゴは1人では踊れない」と述べ、ウクライナとロシアの双方に対する責任論を強調した。

★ゲスト:ジョセフ・クラフト(経済・政治アナリスト)、渡部悦和(元陸上自衛隊東部方面総監)
★アンカー:杉田弘毅(ジャーナリスト/元共同通信論説委員長)
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