備蓄米効果?コメの価格に異変 業者も驚き「正直こんな経験ない」【サタデーステーション】(2025年6月7日)

[音楽] 今日も各地で備蓄前の店頭販売が始まり ました 岐阜県のこちらのスーパーでは用意してい た550袋分の整理券がおよそ30分で 終了 4時半です年金ラスですね食料安いの 今高いですからちょっとでも安くね手に入ったらいいなと思ってきました都内のスーパーでは税込みでも 1998円2000円を切りました 今2000 円ですかね嬉しいすよね正直まさか買えると思ってなかったんで また福岡市のディスカウントストアでもご覧の人だかり こちらでも税込みで5kg2000 円を切りました2000 円以内でとても安いからもう最高す 男の子っていうのもあるし育ちだかりっていうのもあるので結構食べるのですごく助かります 6月まで さらに今日米を扱う業者の間に衝撃が走りました 5000 円ぐらい売り下げてますねびっくりしましたあのちょっと見ないにえ何こんな売り物が出てるのっていう感じで [音楽] 米の価格が急に下がり始めたことに驚くのは都内の死ニ舗販売店の内田さん 茨城腰光の2等が3万5000 円であのメニューに乗っかったのを見てえ 1日で4000 円も下がっちゃうのっていうのは正直こんな経験というのはあんまりなかったです そしてサタデステーションが先月取材した群馬県の米下ろし業者 どういうですか やっぱり特にやっぱり今年非常にあのスポット取引も高いですしで高くなったお米の転下をダイレクトに我々はお客様にできないので会社としては荒ら率も落ちますしも非常に悪循環に陥ってるので 今日行ってみると あこんにちはお願い 正直あのいきなり1 割落ちたっていうのはびっくりしましたね大手さんなりコンビニさんなに備蓄前が出始めた時期とスポットカーが下がり始めた位置っていう時期まその時期っていうのがほぼ苦ってる時期で始まってるのでやっぱりインパクト大きかったですね 共に口にするのはJAを通さないスポット 取引による米の価格です スポット取引とはおろし売り業者の間で 行われる取引のことでその価格は今後の 指標として注目されています が早く出回る千葉茨城はもう今年の8 月にはまどんどん出てきますのでえその辺りの持ってる業者さんたちは売り急ぐ可能性はあります 心まが出てしまうと24 年は小舞となり寝崩れをしてしまうのでその前に売りさく必要があり価格が下がり始めていると言います 9 月以降本格的な収穫が始まる新潟や秋田なども根を下げ始めています店頭では高い時は 5km5000 円を超えていた銘柄舞が4000 円程度まで下がる見込みだと言います 今回の備蓄以外の1回目2回目の 備蓄が出てますのでそれが徐々に流れ始め てますので流通量がかなり 増えてきていますので今年の生産量があの かなり伸びそうなので [音楽] 安くなった今のスポット取引価格で米を 仕入れた場合関東の腰光5km はいくらで点頭販売できるのかを計算してもらいました 3250円ぐらいで5km売れますね そして群馬県のおろし売り業者は 今までは売り手市場であこの値段で買わなかったら売らないよっていうの部分がこれで買ってもらえますかに変わりつある早い新まだともう 7月の末ぐらいからうん はい出てきますし 昨日5 日から大手コンビニの一部店舗でも販売が始まった随の未 [音楽] いやよくこのスピードで作られましたね 大体2 週間で全国のこの1km のものが行き渡る感じ ローソンでも一部の店舗で販売を始めました [音楽] さらにセブンイレブンは17 [音楽] 日から販売を予定しています全国で合わせて 5 万点を超える店舗を持つコンビニ大手3 者での販売が本格化しようとしていますさらに機能 [音楽] 緊急輸入ったことも含めてあらゆる選択肢を私は持って向かいたいと思ってます 小泉大臣は昨日政府未蓄が尽きた場合外国産の緊急輸入も検闘していると発言 [音楽] 政府はこれまで国内生産への影響を考慮し輸入前の受け入れには慎重でした農水大臣が言及するのは慰例です [音楽] 政府の備蓄はおよそ91万tありましたが 競争入札で31万t随契約で30万tと 売り出しを決め残り少ない備蓄での対応に は限界が指摘されていました [音楽] 米所新潟で東京ドーム17個分の田ぼを 持つ米農家の西村さん田中です 小泉大臣の発言をどう受け止めたのでしょうか 今何をされているんですか?今 あの田ぼの そこまで米が足りないのかなという風にえ感じましたし備蓄前がですねま放出したって言われてますがやはり隅々まで届いてないから今度じゃあ輸入前で対応していかなくてはいけないのかな [音楽] 西村さんは政府に対し輸入に頼る前に米の流通を改善すべきだと言います 自民党の農林族の住 森山幹事長は今日 私は主職である米を外国に頼ってはいけないと思います 何としても国産で国民の皆さんに安心をし ていただける農業政策を打ち立てていくと いうことが本当に大事なことなのだなと 思っております また政府 はミニマクセス前として毎年およそ77万 tの米を完税0で輸入しています このうち最大10万t が職用ですが例以降の輸入を前倒しすることも検討していると言います 一方その枠の民間輸入はすでに増してます 民間輸入には1kmあたり341円という 高いがかかりますが今年4月の1ヶ月分 だけで去年1年間のそういう入料のおよそ 7倍にも達しています [音楽] 大手スーパーのイオンのこちらの店舗では 昨日からアメリカカリフォルニアさんの カルローズ前の販売を始めました価格は 4km税込み2894円で5km に換算すると税込みで3618円です ま試しにこう貼ってみようとねえ値段がね大きいんだよね 今後関東や関西などの都市部を中心におよそ 600店舗で広げる予定です [音楽] よろしくお願いします よろしくお願いします サステーションが訪れたのは食品の輸入業者どういった 倉庫には輸入された米などが山積みになっていましたは [音楽] 海外から輸入があの弊社が輸入したお米でしたり仕入れたお米を保管している倉庫になります 会社ではこれまで鶏肉を中心に扱っていましたが今年 3 月から米の輸入を返し売上が急速に伸びています [音楽] ま最初がえっと200tから始まってえ 翌月が800tでえっと5月にはえ 2000tともうかなりあの月を追うごと に大量にあの輸入の量もあの増やしており ましてやっぱりあのかなり外のニーズが 高まってるというのもあのその数字に出て いるのかなと思っています 取り扱う外国さん前の多くは日本の米に 近いアメリカさんのカルローズ前です 味が安定してたりでしたりとか価格もあの一定水準でずっと仕入れられるっていったところでかなりあの外食さんのニーズは多いですね国産の現をま 3万4000 ぐらいで仕入れることを考えればその税を払ってでも輸入してしまった方がま単価としてはあの抑えられます しかしのカルローズ舞も値上がりを始めて いてそれに変わるベトナム3枚の需要も 高まっていると言います [音楽] 取材中にも問い合わせがありました 国産のお米のお米に切り替えに行っている 会社様もかなり今多くお問い合わせ いただいてますのでまあのその量によって はこれからもあのさらに増やしていくのか なと思います 人気のアメリカさんのカルローズ舞ですが東京お茶の水駅近くのカレー店では [音楽] 美味しいですしです これも米なんですけど実はこれ国産前じゃないんですけどあそうなんですか カレにはちょっとあるかもしれないなっていう感じがしますけどね [音楽] 看板メニューのロースカツカレーは 揚げたての数にこだわりのカレーそして ふっくとしたご飯が絶妙にマッチ それで850円です さっと食ってさっと帰るような感じなんで あんまり値上げはできれば線内で抑えたい ですもちろん上がってます まだから60kmが1万7000 いくらぐらいだったのが今もう4 万超えてますもんね じゃあもう2 倍以上ですよねたまったもんじゃないですよね [音楽] 何枚 こうした輸入前の広がりに米の岡家の西村さんは輸入前がどんどんえ消費者がえ求めるようになるとこんな国内産前がだんだん売れなくなってえきてだんだんまた米価が下がってきてえこれ以上もうえまた農業を続けていかれないと赤字通のまた農家に逆戻りになってしまう と非常にあの大変なことだと思っております [音楽] 農業経営の専門家は輸入に頼りすぎるのはリスクがあると指摘します 世界で今あの5億 tぐらい生産してるわけですよ米をそれで輸出市場に出てくるのはですね 8% ぐらいですよねで非常に薄い市場なんです そうすると貿易に頼るその国にとって結構リスキーではあるんですねはい柄前に備蓄前さらにま輸入舞と様々なお米が入り乱れる状況となっていますけれどもでは店頭価格はこの後どうなっていくんでしょうか はいえその辺りえ米の流通に詳しい流通経済研究所の織笠さんに伺いました え折り川さんによりますとまず備蓄枚に 関してはえ5km換算で2000円台の ここと1800円台のここまこれについて は今後もこれぐらいの値段で推移していく だろうということでしたえそしてえ流通に 時間がかかっていたこちらですね2023 年の小でこれについてはえ落殺価格自体が 高めだったということもあってま 3000円から3500円台で点灯に並ぶ のではないかと でこの価格というのはえ輸入前であるカリフォルニア舞とほぼ同じ価格だということですでそして気になるこちら銘柄舞につきましてはえ備蓄が消費者の元に行き渡るという前提で考えるとま市場の安心感も高まって相場が下がってくるだろうということで銘柄によって差は出てくるもののま 7 月ま来月になればえ3000円台後半から 4000 円台前半の価格になるのではないかということでした うん まあのこうやってみますと皆さんあの好みもそれぞれですし何にお金を使うかというのもそれぞれですからま選択肢が広がったのかなという風にも捉えられます 消費者にとってはいいことですよねあのそれから随約の備蓄前が市場に出てきたことで全体的に米活そのものが下がってきてますからね [音楽] ただ一方で え生産農化にしてみると うん 処物価値上がりしてる中で生産コストが重んできてる決して楽な状況じゃないんですよね うんうん で政府はこれまでの生産調整ま事実上の原端政策ですけどもこれを見直す方向で検討に入ってるわけなんですが ま我々消費者それからせあの作っている農家も合わせてですですけれどもやっぱりその安定供給 適正価格っていうものを料理ま両方どうやってバランスよく作っていくかってことはね問われてると思うんですがそう簡単な話ではないですよね うん 職のね安全保障っていう意味で考えても日本のお米を守るっていうのはね大事なことですからねそ やっぱり生産農家をどうやってねあの守っていくかってこともあるしこの食を外に頼るってことはいざという時にこれが立たれてしまうっていうリスクはありますからどうしてもやっぱり 1 枚でっていうことになると食の安全保障ってことになると思うんですがその安全保障の中にも誰にとっての安全保障なのかそこもしっかり考えていかなきゃいけないですよね うんそうですよね あの農さんへの保証も含めたサポートをどうしていくのかまたあの流通のね透明あのりもまだまだませんからね我々見ていてもね はいまだできることたくさんありそうですね土曜の夜はサタデステーションニュースを丁寧にお伝えします ます

随意契約による備蓄米の販売開始から1週間。コメの価格が動き出しました。一方、小泉農水大臣から飛び出した「コメの緊急輸入」の言及に対しては、農家から戸惑いの声も…。(6月7日OA「サタデーステーション」)

■スポット取引価格急落 店頭価格下がる可能性も

7日も各地で、備蓄米の店頭販売が始まりました。岐阜県のスーパーでは、用意していた550袋分の整理券が、およそ30分で終了。

備蓄米を購入した人
「朝4時半です。年金暮らしなので、極力安いモノを」

備蓄米を購入した人
「いま高いですから、ちょっとでも安く手に入ったらいいなと」

都内のスーパーでは、税込みでも1998円。2000円を切りました。

備蓄米を購入した親子
「2000円。嬉しいですよね、正直。まさか買えると思っていなかったので」

また、福岡市のディスカウントストアでも人だかりが。こちらでも、税込みで5キロ2000円を切りました。

備蓄米を購入した親子
息子「2000円以内でとっても安いから最高っす」
母親「男の子というのもあるし、育ち盛りというのもあるので、結構食べるのですごく助かります」

さらに7日、コメを扱う業者の間に衝撃が走りました。

内田米店 内田幸男社長
「びっくりしました。ちょっと見ないあいだに、(スポット価格が)5千円くらい売り値下げてますね」

コメの価格が急に下がり始めたことに驚くのは、都内の老舗コメ販売店の内田さん。

内田米店 内田幸男社長
「茨城コシヒカリの2等米が、3万5000円でメニューに載っかったのを見て、1日で4000円も下がっちゃうのっていうのは、正直こんな経験というのはあまりなかったです」

そして、サタデーステーションが先月取材した、群馬県のコメ卸業者。

金沢米穀販売 金澤富夫社長(先月24日)
「特に今年、非常にスポット取引も高いですし、高くなったお米の転嫁をダイレクトに我々はお客様にできないので、会社としては粗利率が落ちますし、非常に悪循環に陥っているので」

7日、改めて行ってみると。

金沢米穀販売 金澤富夫社長
「正直、(スポット価格が)いきなり1割落ちたというのはびっくりしましたね。まさに大手スーパーさんなり、コンビニさんなりに備蓄米が出始めた時期と、スポット価格が下がり始めた時期というのは、似通っている時期で(下落が)始まっているので、やはりインパクトが大きかったですね」

共に口にするのは、JAを通さない“スポット取引”によるコメの価格です。スポット取引とは、卸売業者の間で行われる取引のことで、その価格は今後の指標として注目されています。

内田米店 内田幸男社長
「新米が早く出回る千葉・茨城産は、今年の8月に新米が出てくるので、そのあたりのコメを持っている業者は売り急ぐ可能性はあります」

新米が出てしまうと、24年産は古米となり値崩れをしてしまうので、その前に売りさばく必要があり、価格が下がり始めているといいます。9月以降、本格的な収穫が始まる新潟米や秋田米なども値を下げ始めています。店頭では、高い時は5キロ5000円を超えていた銘柄米が、4000円程度まで下がる見込みだといいます。

内田米店 内田幸男社長
「今回の備蓄米以外にも1、2回目の備蓄米も徐々に流れ始めているので、流通量がかなり増えてきている。今年のコメの生産量がかなり伸びそうで、かなりジャブジャブになる可能性があります」

安くなった今のスポット取引価格でコメを仕入れた場合、関東のコシヒカリ5キロはいくらで店頭販売できるのかを計算してもらいました。

「3250円位で5キロ売れますね」

そして、群馬県の卸売業者は。

金沢米穀販売 金澤富夫社長
「今までは売り手市場で、『この値段で買わなかったら売らないよ』という部分が、『これで買ってもらえますか』に変わりつつある」

5日から、大手コンビニの一部店舗でも販売が始まった随意契約の備蓄米。ファミリーマートでは一部店舗で販売を開始。ローソンでも、一部の店舗で販売を始めました。さらに、セブンイレブンは、17日から販売を予定しています。全国であわせて5万店を超える店舗網を持つ、コンビニ大手3社での販売が、本格化しようとしています。

■小泉大臣“コメの緊急輸入”言及に波紋

小泉農水大臣(6日 閣議後会見)
「緊急輸入、こういったことも含めて、あらゆる選択肢を私は持って向かいたい」

小泉大臣は6日、政府備蓄米が尽きた場合、外国産米の緊急輸入も検討していると発言。政府はこれまで、国内生産への影響を考慮し、輸入米の受け入れには慎重でした。農水大臣が言及するのは異例です。

政府の備蓄米は、およそ91万トンありましたが、競争入札で31万トン、随意契約で30万トンと売り出しを決め、残り少ない備蓄米での対応には限界が指摘されていました。

コメどころ新潟で、東京ドーム17個分の田んぼを持つ、コメ農家の西村さん。小泉大臣の発言をどう受け止めたのでしょうか。

グリーンファーム・ナカムラ 西村代表
「そこまでコメが足りないのかなと感じましたし、備蓄米が放出したって言われてますが、隅々まで届いていないから、今度は輸入米で対応しなくてはいけないのかなと」

西村さんは政府に対し、輸入に頼る前に、コメの流通を改善すべきだといいます。

自民党の農林族の重鎮、森山幹事長は7日。

自民党 森山幹事長
「主食であるコメを外国に頼ってはいけないと思います。なんとしても国産で、国民の皆さんに安心していただける農業政策を打ち立てていくということが本当に大事なことだなと思っております」

また、政府はミニマムアクセス米として、毎年およそ77万トンのコメを関税ゼロで輸入しています。そのうち最大10万トンが主食用ですが、
例年9月以降の輸入を前倒しすることも検討しているといいます。

■“コメの民間輸入”急増 高関税でも割安感

一方、ミニマムアクセスの枠外の“民間輸入”はすでに急増しています。「民間輸入」には、1キロあたり341円という、高い関税がかかりますが、今年4月の1か月分だけで、去年1年間の総輸入量の、およそ7倍にも達しています。

大手スーパーのイオンの一部店舗では、6日からアメリカ・カリフォルニア産のカルローズ米の販売を始めました。価格は4キロ税込み2894円で、5キロに換算すると税込みで3618円です。今後、関東や関西などの都市部を中心に、およそ600店舗まで広げる予定です。

サタデーステーションが訪れたのは、食品の輸入業者。倉庫には、輸入されたコメが山積みになっていました。会社では、これまで鶏肉を中心に扱っていましたが、今年3月から、コメの輸入を開始。売上が急速に伸びています。

MYトレーディング 荒井さん
「最初(3月)が200トンから始まって、翌月(4月)が800トン、5月には2000トンと、月を追うごとに大量に輸入の量を増やしてまして、かなり外国産米のニーズが高まっているのも数字にでているのかなと思います」

取り扱う外国産米の多くは、日本のコメに近いアメリカ産のカルローズ米です。

MYトレーディング 荒井さん
「味が安定していたり、価格も一定水準で仕入れられるという点でかなり外食さんのニーズは多いです。国産の玄米を(1俵60キロあたり)3万4千円くらいで仕入れることを考えれば、関税を払ってでも輸入してしまった方が単価としては抑えられます」

しかし、頼みのカルローズ米も値上がりを始めていて、それに代わるベトナム産米の需要も高まっているといいます。取材中にも問い合わせを受ける場面がありました。

MYトレーディング 荒井さん
「国産のお米から海外のお米に切り替えにいっている業者さんからも、かなり多く問い合わせを頂いていますので、その量によっては、これからも(輸入量を)増やしていくと思います」

人気のアメリカ産のカルローズ米ですが、東京・御茶ノ水駅近くのカレー店では。

お客さん
「美味しいです」
(取材ディレクター:このお米、国産米じゃないんです)
「そうなんですか。カレーにはちょっと合うかも」

看板メニューのロースカツカレーは、揚げたてのカツにこだわりのカレー、そしてふっくらとしたご飯が絶妙にマッチ。それで、850円です。

カレー屋ジョニー 加藤店主
「さっと食べてさっと帰るような感じなんで、あんまり値上げは…。できれば1000円以内で抑えたいです。(カルローズ米の値段も)もちろん上がってますね。(5年)前は60キロが1万7000円くらいだったのか、今もう4万円を超えてます。2倍以上です。たまったもんじゃないです」

こうした輸入米の広がりにコメ農家の西村さんは。

グリーンファーム・ナカムラ 西村代表
「輸入米をどんどん消費者が求めるようになると、今度は国内産米がだんだん売れなくなってきて、だんだんまた米価下がってきて、これ以上、また農業を続けていけないと、赤字続きの農家に逆戻りになってしまう。非常に、大変なことだなと思ってます」

農業経営の専門家は、輸入に頼りすぎるのはリスクがあると指摘します。

宮城大学 大泉一貫名誉教授
「世界で今5億トンぐらい生産しているわけですよコメを。それで輸出市場に出てくるのは8%ぐらいです。非常に薄い市場なんです。そうすると貿易に頼る国にとっては結構リスキーではある」

■銘柄米、備蓄米、輸入米…今後の価格は

高島彩キャスター
「銘柄米に備蓄米、輸入米と様々なおコメが入り乱れる状況になっていますが、店頭価格はこの後どうなっていくのでしょうか?」

板倉朋希アナウンサー:
「コメの流通に詳しい流通経済研究所主席研究員・折笠俊輔氏によると、備蓄米に関しては5キロ換算で2000円台の“古古米”と1800円台の“古古古米”は今後もこの程度の価格で推移。そして流通に時間がかかっていた2023年産の“古米”の備蓄米については、落札価格自体が高めだったこともあり、3000円から3500円ほどで、店頭に並ぶのではないかということです。これは、現在スーパーなどに並んでいる輸入米のカリフォルニア米と同じくらいの価格となります。そして気になる銘柄米は、備蓄米が消費者のもとに行きわたるという前提で考えると、市場の安心感も高まり相場が下がってくるはずで、銘柄によって差は出るものの7月に入れば3000円台後半から4000円台前半くらいになるのではないか、ということでした」

高島彩キャスター
「皆さんの好みもそれぞれですし、何にお金を使うかというのもそれぞれですから選択肢が広がったのかなと捉えられますね?」

ジャーナリスト柳澤秀夫氏
「消費者にとってはいいことですよね。それから随意契約の備蓄米が市場に出てきたことで全体的にコメ価格そのものが下がってきますから。ただ一方で、生産農家にしてみると、物価が値上がりしている中で、生産コストがかさんで決して楽な状況じゃないですよね。
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