京都市会 【ウィズコロナ社会における担い手確保・育成等支援 国際会議施設等における安心・安全なMICEの開催推進・支援】令和2年度 予算特別委員会 第3分科会 産業観光局(令和2年7月6日)松下恵美
京都市会 【ウィズコロナ社会における担い手確保・育成等支援】令和2年度 予算特別委員会 第3分科会 産業観光局(令和2年7月6日)松下恵美
◆委員(豊田恵美)
私の方から,ウィズコロナ社会における担い手確保・育成等支援についてお伺いをさせていただきます。
まず初めに,この支援事業についてですが,必要な担い手確保・育成に係る経費,つまり新規の雇用に対して補助金を支給するというものでありますけれども,この支援事業はいつからの雇用に対して経費が補助されるのでしょうか。
◎産業企画室ひと・しごと環境整備担当部長
事業の対象の期間でございますけれども,こちらにつきましては,令和2年7月1日から9月30日までの間に新たに雇用の創出につながった,こういった取組に対しまして,正規雇用の場合につきましては30万円,非正規雇用につきましては10万円という風には基本的には考えているというようなところでございます。
◆委員(豊田恵美)
7月1日の雇用からが対象ということで認識をさせていただきました。
実際,このコロナ禍の厳しい経済状況の中で,これまで4月,5月,6月にも新規の雇用をされた所もたくさんあるかと思います。こちらは期間を遡っては対象としないとの認識でよろしいでしょうか。
◎産業企画室ひと・しごと環境整備担当部
基本的には,そのような7月1日以降という風には考えておりますけれども,実は先週,直近で公表されました有効求人倍率というのが非常に下がっているという状況。また,緊急事態宣言の解除というのが5月下旬にされている。それ以降に雇用の創出に向けて,非常に苦しい中ですけれども,取り組んでこられた事業者さんも非常にたくさんおられるというのが,色々声を聞いているという状況でございます。そういった状況も踏まえまして,若干,この7月1日という風に絞るのではなくて,少し前倒しについても検討していくべきではないかという風に考えているというようなところでございます。
◆委員(豊田恵美)
コロナ禍の中で,この厳しい経済状況の中で人材を新規採用されたということに,遅い早いは関係ないかと思いますので,是非前向きに御検討いただきたいと考えております。
そして,どの政策にも言えることなんですけれども,期間を区切るということは不公平感にもつながりますので,この支援の目的が,これからの再出発に向けての支援ということを大きくうたわれていますので,そこをしっかりと説明して進めていただきたいと考えております。
次に,制度設計についてお伺いをさせていただきます。
こちらはコロナウイルス感染症の影響により離職をした方等を雇い入れる場合の経費を助成するとありますが,コロナウイルス感染症の影響によって離職された方に限定をされるのでしょうか。
◎産業企画室ひと・しごと環境整備担当部長
新型コロナウイルス感染症の関係で,この辺の関係で離職された方に加えまして,就職困難な方,就職困難者と一般的に言われている方,例えば就職氷河期の方ですとか,それから身体障害者の方といった方についても,基本的には対応していくという風に考えているところでございます。
◆委員(豊田恵美)
色々と門戸を広げて御検討いただきたいと思います。
離職をされた方なんですけれども,この申請のとき,離職をしたという証明等,もしかしたら解雇された事業者に申請書類を書いていただく等がありましたら,精神的な御負担も大きくなるかと思いますけれども,こちらの方はいかがでしょうか。
◎産業企画室ひと・しごと環境整備担当部長
コロナの関係で離職された方,これをどういう風な形で確認するかと,そういう趣旨でよろしいでしょうか。
これにつきましては,計画申請の段階,また実績報告の段階,この段階で事業者に報告を上げていただくということに考えておりますけれども,その中の項目としては,確認はさせていただくんですけども,例えば,それを証明するものの提出を求めたりとか,そういったことまでは現時点では考えていないというような状況でございます。できるだけ事業者の負担も掛けずに,手続を簡素化して,より活用しやすい,こういった制度にしていきたいということで,事業者における雇用の創出というのをしっかり支えていきたいという風に,つなげていきたいという風に考えております。
◆委員(豊田恵美)
事業者,労働者双方にとって精神的負担がないように申請いただけるように御対応いただければと思います。
先ほどの御答弁にあったんですけれども,雇用の維持に関しては雇用調整助成金という制度があるんですけれども,この制度は,これからの再出発のために京都市独自の支援となっておりますので,しっかり皆様に説明をさしあげて,取組を進めていただきたいと考えております。
◆委員(豊田恵美)
続きまして,国際会議施設等における安心・安全なMICEの開催推進・支援について質問をさせていただきます。
今年度中に京都市内で開催する大規模会議への助成枠を新設とありますけれども,対象として参加者数が500名以上となっております。先日もパーティを契機とするクラスター発生が京都市内で確認されたところでございます。今年度中に500名以上の大規模会議を誘致するべきか賛否が分かれるところでもあるかと思います。局としての方向性はいかがでしょうか。
◎観光MICE推進室観光戦略担当部
大規模なMICE会議についてでございますけれども,現状としまして,政府方針におきましては8月1日以降,収容定員の50パーセント以内で人数上限なくMICEの開催を可能にするという方針でございます。その一方ですけれども,数箇月先を見据えた各自治体における誘致競争というのも進んでいるところでございます。これらに負けないように,助成金について出してインセンティブを与えていきたいと思いますけれども。
具体的には,大きく二つございまして,一つは,これからのMICEの誘致,開催に向けた検討・情報発信というところがございます。この中で,やっぱりしっかり,いろんな関係者の方と今後のMICEを進めるに当たってのコロナ対策をどうするかというのを考えていったうえで,在り方の検討及び情報発信をする。
それと共に,あと,今回,補正で新たに対策として追加しているところでございますけれども,MICEの主催者と施設向けの助成というのをしっかりと進めていきたいと思います。具体的には,施設側についてサーモグラフィーの助成であったりとか,あと,主催者側について会議室の追加経費であったり,そういうものですけれども,そういうものを相まって進めていくことによって,安心して京都で開催していただけるように考えておるところでございます。
◆委員(豊田恵美)
現時点で開催を予定されている具体的な大規模会議というのはございますでしょうか。
◎観光MICE推進室観光戦略担当部長
現時点で把握しているところですけれども,2月以降ですけれども,延期されたものであったりとか,8月以降,元々開催予定だったりしたものというのが少しずつ再開されるように伺っておるところでございます。
その中にも500人以上の規模で進めようとしているところも聞いておるところでございますけれども,正に今,主催者側でいろんな検討をされておって,流動的なところかと思いますので,固有名詞,具体的なところというのは差し控えさせていただきたいと思います。
◆委員(豊田恵美)
何件か御予定されているということですので,今後,市民生活と共存した大規模会議の在り方というものを考えていかなければならないかと思っております。市内での大規模会議開催の会場として京都国際会館が挙げられるかと思いますけれども,このコロナ禍以前からも,この国際会館で大規模会議が開催される日は,最寄りの国際会館駅にはたくさんの人があふれて,地域の皆様から混雑対策等の要望の声を頂いております。500名規模の大規模会議が開催されるとなると,必然的に公共交通機関を御利用になられる参加者も多く,地下鉄等での三密対策が更に必要になってくるかと思います。最寄り駅を含めた公共交通機関との感染症対策の連携等はどのように進めていかれるのか,お聞かせいただけますでしょうか。
◎観光MICE推進室観光戦略担当部長
先ほど少し御説明いたしました安全なMICEの誘致に向けた検討・情報発信,この中で検討会議を予定しているところでございます。やはりMICEですので,会議だけではなくて,その前後,交通とか宿泊に関しても,やはりコロナ対策というのは進めていかないといけないところという風に考えておりますので,先ほど申し上げた検討会議の中で交通機関の方々とか,そういう関係者,もちろん感染症専門家の方々も含めてですけれども,そういう中で議論,在り方というのを考えていきたいという風に思っております。
◆委員(豊田恵美)
まだまだ公共交通機関の利用を控えている方もたくさんいらっしゃいますので,この大規模会議の誘致を喜ばれない近隣の方々もまだまだいらっしゃるかと思います。市民生活と共存した大規模会議の在り方をしっかりと検討していっていただきたいと思います。
今回,この1億円という大きな予算が付いておりますので,具体的な誘致につながらなければ,この予算の意味がなくなりますので,しっかりとした制度設計と方向性を持って進めていただきたいと思います。
終わります。
