【田村淳のキキタイ!】一発退場・CM中止…日本のキャンセルカルチャーを考える(2025年5月17日放送「今週のキキタイ!」)

インターネットの発展により誰もが自分の 意見や考えを多くの人に発信できるように なった。今やSNSを通じて個人の考えが 大きなムーブメントになることも珍しく ない。そんな中、最近は過去の言動が炎上 を引き起こし、著名人が表部隊から姿を 消したり、企業への不売運動、広告の停止 などにつがるケースも相ついでいる。こう した現象はキャンセルカルチャーと呼ばれ ている。憲法学から見たキャンセル カルチャーの著者九州大学の賢介準教授は その定義を社会的地位を有するもの名人の 言動が違法内し不適切であるとして批判 避難をするとともにその社会的な地位から の廃斥や権威の剥奪を求める運動として いる対象は大きく3つ。1つ目は過去の人 の過去の言動。例えばアメリカの ジェファーソン林間両大統領の銅像が奴隷 所有や千住民抑圧の政策を理由に撤去を 求められるようなケースだ。2つ目は現在 の人の過去の言動。2021年には東京 オリンピックの演出に関わる予定だった 小山田敬護市と小林健太郎氏の過去の言動 が問題され、結果的に演出チームを辞任 会認された。3つ目が現在の人の現在の 剣動。女性プロゲーマーが身長が 170cmない男性には人権がないとする 趣旨の発言をし、所属するプロeスポーツ チームとの契約を解除されたケースなどが これにあたる。またキャンセルの行動にも A言動を行った当人に辞職撤退を求めると B当人の所属機関などに地位剥奪面職を 要求したり登場発言就職の機会を与えない ようマスメディアや企業等へ求めたり広く 呼びかけるなど当人以外に向けられる場合 がある。Bは特にキャンセルカルチャーと しても問題されている。2020年中央降 に掲載された伊藤正明教授の記事によれば キャンセルカルチャーにはポジティブと ネガティブ2つの側面があるという ポジティブな面としてミートゥ運動の きっかけとなった映画プロデューサー ハーベイワインスタインの過去の性暴力に 対する告発批判の例を上げている。この 運動によってワインシュタインは実系判決 部を受け部隊から退場。その後、同様に アメリカエンタメ会の大者たちも次々と 過去の成果街を告発され退場した。彼らの やったことは正犯罪で告発したのは被害者 たち。強い力を持つ大物に対し声を上げ られなかった人々にエンパワー、力を 与えることになった。伊藤教授はこの エンパワーコスがキャンセルカルチャーの 本来の意義と分析している。一方 ネガティブな面としては犯罪ともヘイト スピーチとも言いきれない微妙な発言や ちょっとした配慮にかけた発言まで告発の 対象となりエンパワーが空回りする状況を 上げている。本来立場の弱い側に エンパワーし権力の非対象性を揺がすはず だったものがエンパワーされた群衆その ものが権力となりキャンセルカルチャーが 暴力を振う時態を指摘している。炎上の きっかけとなるネットやSNSでは アルゴリズムによって自分の関心に合う 情報に包まれるフィルターバブルによって 好まない情報は届きにくくなり、都合の いい情報だけが反響するエコーチェンバー に陥りやすい。そのため体験を持つ人々の 結束は強まるが、同時に気に入らない相手 の良くない情報が仲間打ちで強く共鳴する 。このようなネットSNS特有の現象の中 で発生するキャンセルカルチャーは昨今。 キャンセル対象の個人だけではなく、起用 者側の責任として企業や団体の責任も問わ れるようになってきた。昨年3月ビールの CMに出演していた経済学者の過去の発言 がネット上で問題され批判が殺当。当該 ビールの不売運動が拡散され、結果CMは 放送中止となった。不適切な人を起用した 企業が許せないとする人々の正義感起こっ た事態とも言えるのだが、また今年1月に は中井正の一連の問題からフジテレビが 会見を行ったものの会見の方法や内容を 巡り批判が殺当。CMをやめるべきという 世論が情成され、長らくCMを出航してい た一部大手基準はCM差し止めの判断を 下した。すると間もなく他の企業もこれに 追随する形となり多くのCMが差し止め られる事態に発展した。このような企業の 対応を人権意識の高まりと コンプライアンス重視の現れと捉える声が ある一方、CMを降りる理由をきちんと 説明総合的な判断などとコメントする企業 が参権されたことに疑問の声も上がった。 番組や記事の内容、政治的な姿勢を理由に C意的に広告を取りやめるといったことが 状態化する恐れもあることからスポンサー 企業が黙ってメディアへの広告を中止する というのは好ましくないとの指摘もある。 2023年には門川が出版予定だった四春 期の子供たちが転換しその希望を持つ人 たちが激造している状況を批判的な観点 から検証した書籍。あの子も トランスジェンダーになった。SNSで 伝する転換ブームの悲劇が観光中止となっ た。差別的な要素も見受けられ、大きく 賛否が分かれる内容だが、現所はすでに旧 過国後で翻訳され出版されていた。しかし 差別的で多様性を否定している書籍をなぜ 出版するのかという声が高まったことから タイトルや宣伝文が当事者を傷つけたとし て門川は出版を中止した。これに対し題名 や宣伝文を変更して対応し、出版後に内容 について議論すれば良かったのでは、す べきかどうかの判断は読者が主体の思想の 自由市場に委ねるべきなど賛否の議論が 起こった。この思想の自由市場とは全ての 思想が抑圧されることなく自由で公平性 透明性のある形で公けに発表されて討論が 行われることで心理や知識が明らかになっ たりどちらの言文が正しいかということを 人々が判断できたりするという考え方。 近代的自由が重視されていた時代では国家 権力の干渉を受けないことが自由とされ 思想の自由市場は全であると漠然と考え られていた。しかし近年ではネットSNS の発展により思想の自由市場が技術的には 曲がりなりにも実現したことで思想の自由 市場は良いものだという前提が問い直さ れるようになっているという。例えば批判 の力が強くなったことでSNSでの発言は 怖いと思う人が増加し結局みんなが自由に 言論を発信できない状況となっているとも 言える。ネットSNSの発展から広がり 続けるキャンセルカルチャー。私たちは どう対応していくべきなのだろうか。 です。

「田村淳のキキタイ!」(毎週土曜日17:00からTOKYO MXで生放送!)

2025年5月17日放送「今週のキキタイ!」テーマは…
一発退場・CM中止…日本のキャンセルカルチャーを考える

■番組内容
「政治・経済」「社会問題」「国際問題」「医療問題」「宗教問題」「生活情報」「文化」など
東京を取り巻くあらゆるジャンルが議題に!

ニュースでは取り上げられないテーマや、報道では伝わらない背景を
田村淳が視聴者目線で聞き出し、考え、対話を通じて紐解いていく!

社会問題から日常のちょっとした「モヤモヤ」まで…
身近なテーマをじっくり掘り下げ、「知る」ことで新しい視点を提供
それが「田村淳のキキタイ!」です!

■出演者
田村淳(ロンドンブーツ1号2号)
中村仁美(フリーアナウンサー)
西山晴基(弁護士)
常見陽平(千葉商科大学 基盤教育機構 准教授)
矢口真里(タレント)

■キキタイ世論調査&メッセージ募集
番組では視聴者の皆さまからの世論調査投票と熱いメッセージを募集中!
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【TVer】https://tver.jp/series/sre6ixhzmi
【番組HP】https://s.mxtv.jp/variety/kikitai/
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