【緊張高まるインド・パキスタン情勢】係争地のカシミール地方とは? 背景にはアメリカと中国の存在も

ここからはインド太平洋地域の安全保障に詳しいアメリカハドソン研究所研究員の長尾さんにお話を伺います。長尾さんよろしくお願いします。 よろしくお願いします。 さて深堀り今日のテーマはこちらです。 最悪の場合、死者1億人超えか緊張高まる インド、パキスタン問題。日本からは少し 離れたところにありますが、日本にももし かしたら影響が出てくるかもしれません。 では、なぜ今緊張が高まっているのか、 そこから見ていきましょう。カシミール 地方でテロがありました。カシミール地方 というのはインドパキスタンの北部ですね 。このカシミール地方はインド、 パキスタン、中国が領有権を主張している 地方です。先月22日、柏地方の中の インドが実行支配をしている地域で武装 集団が観光客を銃撃し、26人死亡したと いうことがありました。これに対し起こっ たのがインドのモディ首相です。SNSで テロリストとその支援者を特定し処罰する 。その支援者とは何をさしているのか? インドの隣国パキスタンの観葉を主張した んですね。これに対しパキスタン政府は テロエの関与から否定しました。 双方の言文が違っているんですけれども長尾さんどうなんでしょう?このままず先のテロにパキスタンとしては関与しているのかしていないのか? そうですね。これはかなりの高い角度でパキスタンは関与していると言っていいような状況が存在します。 で、これはどういう意味かというとですね、パキスタンは非常にあの長年ですね、長い間 実はあのテロリストを訓練してきたんですね。 うん。 だからそのテロリストがこの今回観光客を銃撃したこと自体がもしパキスタンがこの命令したものでなかったとしてもですね、 このテロリストたちはパキスタンが育て上げたものであるという点ではおそらく完全に支配支援者なんだと思います。で、そういう意味でですね、このちょっと見てみますとね、この面白いデータがあるんですよ。 はい。 これはね、何かと言いますとね、このカシミールでのテロのこの死者の水移を見るとですね、テロがどれだけ活発だったかが分かるんですが はい。 これがですね、このアフガニスタン情勢とリンクしてるってことが分かるんですね。 はい。 つまりソ連ンがね、アフガニスタンに昔んですね。で、それが撤退したその頃からカシミールでテロが上がり始めるんですね、試者数が。 うん。それで911 同時テロというのがアメリカでありましてね、その後アメリカがこのアフガニスタンに介入したと。 そこがそこなるとカシミルのテロがなぜか落ちていくんですね。 うん。 つまりどういうことかと言うとパキスタンが訓練したテロリストがですね、アフガニスタンが戦場の時はアフガニスタンに行くわけですよ。 はい。 ところがそれがアフガニスタンが安定して暇になるとですね、カシミルに来ると うん。 ま、そういうことがどうも起きてるというね、こういうデータがあるわけなんですね。 はい。で、2021 年にアメリカがアフガニスタンから撤退しました。 うん。 で、だからそれ以はですね、状況としてはこれが貸見るに来るかもしれないって状況がだいぶ器遇されてたんですね。 はい。 で、こういう風にやってこの流れを見ていくとですね、 このパキスタンが間ですね、こうアフガニ行け、カシミルに行けて実際には全体をコントロールしてる防者なんじゃないかと疑われるわけです。 うん。 で、パキスタンってですね、長年にわたってこのインドより、インドと国防費で見ると 9対1 だったりしてですね、弱いもんですから、このインドに負けないようにこのテロ組織を一生懸命利用するっちゅうのは実は政策としてはかなりね、昔からやってきたもんですから。 うん。 だから、あの、そう、こういう風に見るとですね、今回のテロ事件はもパキスタンがもしかしたらコントロールしてる可能性もあるし [音楽] でももしそうじゃなかったとしても うん。 このテロリストを生み出したのはパキスタンだという論理が成立しうる状況と そういうものがあるんですね。 うん。はい。この長尾さんがおっしゃっていたアフガニスタンというのはですね、このパキスタンの西側に位置する国なんですね。 このアフガニスタンが混沌としている時はパキスタンのテロリストはそっちに行っていたけれども、今国内情勢が落ち着きつある。だからこのカミエール地方で活動を活発化させたんじゃないか。そのテロリストを育てているのはパキスタンだから関与しているんじゃないかということになります。これに対してインドの怒りは収まりませんでした。今月 7日軍がこんな発表をしました。 パキスタン領、そしてール地方の パキスタンが実行支配している地域の テロリスト拠点を攻撃したと。ただ パキスタン軍によるとテロリストの拠点 じゃないでしょうと。民間人26人が死亡 しているんですよ。46人が負傷したと。 パキスタン軍によるとこのような発表が ありました。パキスタンのシャリフ首相 インドの戦争行為に総合の報復が与え られるんだと。パキスタン軍によると インド軍の戦闘機を5期激墜した。これが 報復ということになるんでしょうか。 インドとパキスタンの緊張状態は高まって います。 が外交官や市民を国外追したり貿易を禁止 したり国境閉鎖さらには相手国の飛行禁止 なんていうことを打ち出し始めている。 これインド軍の発表とパキスタン軍の発表 がこれ長尾さんかなりもうこの段階でも 食い違っていますよね。色々とそうなん ですね。あのものすごく違うんです。もう あの今パキスタン側のイブンにあるもう インドの方爆撃してますしね。 すでにだから、あの、ま、インドガも被害が出てるから全くあのないわけじゃないと思うんですが、これが今回の元々のね、 ま、ま、なるもう双方やり合っててですね。で、その情報が両方組み合わせて一生懸命称集称合しようとするとね、何が起きたかさっぱりわかんなくなるぐらい違うんです。 はい。 で、ただですね、私この今回使われた武器を今追っかけてるんですが、武器の射程を見るとですね、このインドの戦闘機がこのパキスタン側のあのテロリストの拠点を攻撃した後、ま、そういう風に言ってるんだけど、その使われた武器の射程が大変長いんですね。 はい。 えっと、そうするとですね、この実際にはインドの戦闘機はほとんどインドの領空から出ないでパキスタンに向かってミサイルを打って それが命中したという状態なので そこから言うとパキスタンがですね、例えば戦闘機を 5期激墜したとかうん。 そういう風に主張するんですけれども、どうやって打ち落としたのかちょっといまいちわかんないでいるんですね。 なるほど。 だから結局のところの情報のくつかは例え公式な発表だとしても完全な間違いである可能性またはなんかこう意図を持っててですねと政府の立場があってそれで出なされたものなんじゃないかと思います。だから 2 つの主張を合わせてですねとさっぱりわけがわかんないわけです。 なるほど。情報が作綜しているそれぞれみにしていい情報でもないということですね。 インド、パキスタンの対立の背景には一体 何があったのか、およそ80年前に遡り ます。これ結構知らない方も多いんじゃ ないかと思うんですが、インドと パキスタン、元々はイギリス領インドと いう1つの国だったんですね。これが戦争 が終わった1947年にヒン京都が多い 現在のインドとイスラム教が多い パキスタンの2つに分離独立をする形に なりました。分離独立の時にこの鹿ミいる 地方ではほとんどはイスラム教だった ところが当時の領はヒン教だった。インド 、パキスタンどちらに既属するかという ことを明確にしなかったんですね。そこで しびれを切らしたパキスタンが柏地方に 武装勢力を送り込みました。すると当時の 漁師であるヒン教はどうしたかと言うと インドに助けを求めた。ここでインドと パキスタンの戦争に発展をすることになり ます。これが第1次インドパキスタン戦争 。後に第2次、第3次今も対立が続いて いる。そしてこの戦争を踏まえてどうなっ たのかと言いますと、 こちら実行支配戦というものが生まれまし た。鹿見る地方の中にインドが実行支配 する地域、パキスタンが実行支配する地域 、中国が実行支配する地域に分れることに なった。それぞれの主張。今後どうやって 解決をしていけばいいのか。インドとして はあくまでもインド、パキスタン2国間の 問題だと。国際社会の注裁や関与はいら ないという立場。ではパキスタン国連が 関与した形での住民投票で決めるべきだと パキスタンは言っています。この言い文の 違いは長尾さんどういうことなんでしょう ?そうですね。まず、あの、インドの元々 の立場としてはパキスタンも含めて全部が ですね、宗教に関わらず1つの国になる べきだという立場で、それは国インインド の営業というイギリス量だったインドが 全部まとめて1つの国になるべきだという 考え方で、ま、あの、いわガンジーが主導 したわけですね。それで進めていったわけ です。 ところがそうするとですね、このカシミールっていうのは当然ね、このインドの一部になるべき場所なんですね。 うん。 で、パキスタンはですね、こうそうすると教徒が多すぎるから京都は独立して出ていきたいんだと。京都に従う 2 級市民のような扱いにはなりたくないと。 それで出てっちゃったわけです。 で、こイギリスはそれをかなり応援してね、両者の対立煽ったわけですけど。 うん。 で、それでね、このスラ、そうすると教徒が多いわけですよね、カミエルは。だからパキスタンの主張としては当然ここはパキスタンであるべきだというものになるんですね。 で、そうすると両者インドの立場もここはインドであるべきだ。パキスタンの立場もここはパキスタンであるべきだということで両者の主張がですねぶつかるわけです。 はい。 で、両者があとは自分の強みに応じて自分の主張をあの言ってるんでね。 この2 国区間であの話せばインドの方が力が強いですから北望費だって 9 倍ですから。だから当然有利の交渉になるだろうと思うわけですね。他の国が入ってこない限りですね。あのそうなるだからそっちで周りの国は口を出さないでくれという言い方をするんですね。 一方パキスタンの方はそこの住民の人数勝負すればそうすれば自分の方になるからいいやいやそうこう住民投票できましょう。宗教別ならうちが絶対に勝つとまそういうわけなんですよ。 うん。なるほど。全く折り合いがついていない現在まで続いている。 では両国の軍事力長尾さんも先ほどから おっしゃっていますが兵力大砲潜水艦は インドがパキスタンの大よそ2倍ぐらい 空母はインドが2隻持っているんですが パキスタンは持っていないこれを軍事費 ベースにすると長尾さん9対1ほどの戦力 差がある。それだけインドの方が上回って いる。では劣星であるパキスタンがどう いう作戦を取ってきたのかと言うと、それ がこちらなんです。長尾さんによるとの傷 戦略。どういうことか?小さな傷でも 1000個重なれば大きなダメージとなる 。つまりパキスタンとしてはテロ組織を 支援し、小さなテロを起こし続けインドの 国力低下を狙ったのではないか。先月22 日に起こしたテロというものが傷戦略に よるものの可能性があるということなん です。では実際に過去にはどのようなテロ があったのか。2008年イド西武 ムンバイで同じた初テロがありました。 この時に外務省のホームページによると 日本人1人を含む165人が亡くなりまし た。日本人を含む304人が負傷をしまし た。19年最近ですね、鹿ミール地方の インドの実行支配地域で現地警察隊への 自動爆弾テロがありました。防衛研究所に よると現地の警察隊員40人がなくなった ということがありました。長尾さんを パキスタンは取り続けてきたんかという ことですね。そうですね。で、も戦略は 核兵器とセットなんですね。 つまり核兵器を持っている場合というのはこのなかなかですね、大きなあの大国でもですよ、大きな軍事力でバーっと攻めてってもそのやっぱり向こうが使うかもしれないなと思いますね。つまり手を出しにくくなる。その状況においてテロ支援をやるとテロを支援してもこっちに攻撃はかけてこないだろうと うん。 思ってる側はね、そういう心理的なものを持ってしまうわけですね。 はい。 だからパキスタンは核兵器を持ちながらテロ支援をやるっていう 2つセットにしましてね。うん。うん。 それでテロを支援してもインドはテをこっちには攻撃してこないと。ま、そういう発想でね。 はい。 どんどんテロテロリストを育てていったわけです。 うん。 ところがね、これ、これ、ま、モハでしてね、実はパキスタン自身もテロリストの犠牲になるようになりまして、というのはテロリストって育てるとですね、ま、パキスタンの言う通り、外国まで行ってね、インドとかアフガニスタンで戦うだけじゃなくて、この全然言うこと聞かないで、パキスタンの中でもやるわけですよ。 これら人たち犯罪者なるの。 平気な人たちなんでね。 だからその人たちにあの武器の使い方教えるとね、こうパキスタン国内でもテロが増えちゃってですね。 はい。 実際にはこの少し後悔してるかもしれないなとは思います。でも、ま、どちらにしてもね、その戦略をかなり長く続けてきて それでかなりたくさん訓練してやって、だからそのサイタル、え、典型的な例はオマビンラディンがなぜパキスタンのですね、陸軍司令部のすぐ横に住んでいたかですよね。 うん。アルカイダのボスですね。911 でアメリカにあの飛行機で突っ込んでったアメリカのニューヨークのビルとかあの国防総に突っ込んでったあのアルカイダという組織のボスがオサマビンラディンですけどもあの人は 2011 年にアメリカの特殊部隊に殺害されましたけれども その時はどこで殺害されたかっていうとアメリパキスタンの軍令部のすぐ横に住んでたわけすぐ近くに住んでたわけですね。 なんであんなとこにいるのかったら、あの人もまたこのパキスタンを経由してアフガニスタンで戦ってた元のあの義勇兵とされてたものの 1人なんですね。はい。 パキスタンはあのかなり友達の多い国なんですよ。 うん。 だからこのパキスタンというのは、ま、自分で育てたテロリストを対インド、対アフガニスタン使うために育てて、それであの、ま、使、それで、ま、使ってきたんだけど うん。 あの、結果としては言うこと聞かないのもですね、あの、自分に対しても牙を向いた時が結構あって、 ま、そうやってこうテロリストを育てるのって、あの、本当にパキスタンのためになったのか疑問なんですけどね。 でも、ま、なしその政策を取ってきたってことです。 はい。はい。ま、パキスタンがテロ組織を 支援していたとして、ではこの先月の テロっていうものはパキスタン政府にとっ ては想定内のものだったのか、それとも テロ組織が暴走して勝手にやったことなの か、その辺りはどうでしょう?うん、それ はいい質問だと思うんですね。そこん ところが判別ないのがこの地域の特徴に なると思います。うん。 つまりね、育てたことそのものには責任があるけれども、このそれを本当に作戦としてやってるのかの証拠を出すのは極めて難しいのです。 はい。 [音楽] あの、主にね、この作戦を取ってのはパキスタン軍の統合情報部っていう ISIという組織なんですがね。はい。 この組織が頭、その組織の人を連れてきてですね、あなたやったのと正直に話しなさいなんてことを聞くことはできないんですね。 うん。 だから、あの、どこまでやってるのか、この証拠を立ててる、完全に証明するのは難しいと思います。 で、難しいんだけど、じゃあ難しいから永遠にね、何もしないで、あの、いいのかという問題になるのですね。まあ、大体こう、今回は 2週間ですけれども、2 週間あったらもうあの超罰の攻壁をかけたんだと思いますね。 うん。 そこは、ま、時間的なものからしてあまり送らせるのは無理だったんだと思います。 はい。さて、この対立が深まることによっ て、やはり最も心配の材料がこちらなん ですね。はい。双方が核を保有していると いうことです。軍事力としてはインドと パキスタンには大きな差がありますが、核 の保有数で見てみるとほとんど差がないん です。じゃあこの核を果たして使用するの か。インドとしては核兵器の先行不仕を 表明している。つまり自分からは使わない けれども相手が使ってきたらうちも使い ますよという立場。パキスタンはどうなの かと言うとアシフ国防省がこんなこと言っ てます。我々の生存に関わる直接的な脅威 がある場合は使用すると言及しているん ですね。ではこれを止める手立てはないの か。NPT核兵器不格算条約というものが 1970年に発行しました。これは アメリカ、ロシア、イギリス、フランス、 中国の5カ国を各保有国と定め、各保有国 以外への核兵器の拡散を防止するための 条約です。ところがこの条約にインド、 パキスタンに不産なんですね。怖いのは やっぱりこれを見ると長尾さん、 パパキスタンが核兵器の使用に言及して いるんですね。そうですね。 あの、先ほど戦力の表があったと思うんですが、普通天車とか飛行機で戦ったらインドが勝つ可能性が高いんですね。 だからどちらが先に核兵器に頼るかと言ったらそれはパキスタンのがはるかに高いんです。 あの、インドとパキスタンの核保有ってのはインドの核兵器はどちらかというと中国をメインにターゲットにしていて うん。 それで、え、パキスタンの核兵器はインドをターゲットにしているっていうね、このちょっとアンバランスな状態があるんですね。 うん。 だ、だってこの通常戦力で勝てるからインドは核兵器使う必要ないんですよ。 はい。 そのまま通常戦力で勝てば戦車とか飛行機で勝てばいいんですね。 うん。 だけどパキスタンの方はそうならないから核兵器を使う。でもパキスタンがもしですね、パキスタン国内に侵入してきたインド軍に対して核兵器を使った場合 うん。 インドはどうしていいかわからないんですね。 はい。な んでかいうと、インドの核兵器は、あのというのはその場合はパキスタンは自分の国の中で核兵器を使っているので [音楽] うん。 もしインドが報復すると言ってもどこに向かって打っていいか分からないわけです。 はい。 自分の国の中にお年したってしょうがないわけですよね。 うん。 だからそうするとね、インドの核兵器ってパキスタンに対してはあまり効果を発揮しなくなるんですね。 もしパキスタンがインドの都を攻撃したらインドとしてもこのパキスタンの都市を攻撃するって形になりますけど でもパキスタンの核兵器がインドの軍隊でしかもパキスタン国内に侵入した部隊だけに使われたら うん。 その時インドの核兵器はどこにも追っこ落とすところがないんですよ。 はい。 だからインドの核兵器っていうのはパキスタンに対してはいまいち効果を発揮しない武器で一方パキスタンの核兵器はもうあのインドとの戦力差を埋める金めになってるわけですね。 はい。だからそういう意味でね2 つは同じぐらいで持っているって言うけども実際にはパキスタンの核兵器の方がずっとね、ま、ま、怖いわけです。 そういうことですね。目的が違っている。で、もし核兵器が使用されてしまうとなるとこんな資産があるんですね。 2019年アメリカのラトガース大学と いうところの研究です。インドが100個 、パキスタンが150個の戦略兵器を使用 した場合、兵器の直接的な影響で5000 万人から 1億2500万人が死亡する可能性がある ということなんです。さて、この直接的な 影響のみならず関節的な影響も出てくると いうことなんです。影響は全世界に同じ 研究なんですが、爆発による火災によって 1600万tから3600万tの数が発生 するということです。どういうことか?数 週間でこのが世界中に広がってしまう可能 性がある。そうなると太陽光が20%から 35%減少する。地標の温度が2°から 5°低下する。香水量が15%から30% 減少する。つまり世界中で不作だったり 飢我が発生してしまう恐れがあるという ことなんです。ではこうならないために 最悪のシナリオを防ぐためにはどうすれば いいのか。はい。大国としてもやはり インド、パキスタンの戦争は避けたいと いうことなんです。アメリカ、中国、 それぞれにインド、パパキスタンの全面 戦争を避けたい事情があるということです 。まずこちらから見ていきましょう 。はい。アメリカとしてはかつて パキスタンともテロ園で協力を取っていた んですが、現在はインドとの距離が非常に 近いということです。アメリカとしては 全面になればアメリカもインド側で参戦 せざるを得ない。でも中国と戦争はしたく ないと考えているのではないか。長尾さん 、インドとアメリカカやりすごく関係が 近いんですね、今。そうですね。これは もう対中対策でやっぱり協力していると いうこととですね。 それから、あの、ま、その分だけ、あの、アメリカにとってパキスタンの重要性が落ちていったていうのもあってですね。 はい。 この、ま、アメリカ今インドの方にシフトしてるんです。ただアメリカに関してはね、南アジアでは若干この信用がないのはある時期はパキスタン支援して、ある時期は両方支援して、今度はインド支援してって言ったり来たりしてるんですね。 はい。 だからこの南国がアメリカっていうのは、ま、こう、これがね、トランプ政権であろうとなかろうとアメリカ自身がですね、 この、え、安定的にこの支援してくれないという、こう、ま、かなり不満を持ってるのと信用してないところが相当あります。 はい。では一方の中国は一体どう考えているのかこちらです。はい。こちらの地図ご覧いただきたいんですけれども、インド、パキスタン、中国。 パキスタンは中国にとって大事な輸送ルートなんだと。戦争でこれを失うことは絶対に避けたいということなんです。大事な輸送ルート詳しく長尾さん教えていただけますか? そうですね。中国はやはりアメリカを恐れていてですね。で、アメリカがあの支配力が強いマラッカ海峡というものをこの通らないとですね、中東からエネルギーを輸入できないとかね、それからあの貿易ができないってそれが嫌なんですね。 で、その代わりのルートをたくさん作ってるわけです。そん中の 1 つで有力なものがですね、中東からパキスタンに入ってパキスタンを北上して新規をぐる地区に入って中国に入っていくルートなんですね。 で、その通行上のルートの一部がカシミールなんですよ。 はい。 だからそういう形でこのルートを中国はもう自分の軍隊を入れて作っててですね、今パキスタン国内には中国軍がいるわけです。 だ、時々ミルも含めてですね、インドとインドの監視してる、インドとパキスタンが退治してる場所があるわけですが、監視し合ってる場所ですね。そういう場所に中国がポコポコ顔を出すようになっていて、それで、あの、実際中国はここすごく力を入れてるんですね。 いわゆる一体一路構想との中国はインフラ開発進めてる。ここは金めの地域なんですね。 だからここをせっかくこれだけやったのにですね、そこであの全部ぶち壊しになるようなですね、このことが起きると中国としてはま、応存なんですね。それからそれだけじゃなくてそれを守るためにこの中国自身が出てくる可能性も常にあります。つまり軍隊を派遣してくる可能性があります。 うん。はい。 米中にとってやはり戦争というものは避けたい。 じゃあ今後一体どうなるんでしょうか? 長尾さんによると両国の争いは今後も 終わる可能性は低いがこれ以上 エスカレートすることもないだろう。過去 には核戦争の可能性も指摘されていた国 ですが、そこまで発展する可能性は長尾 さんとしては低いんかと。そうですね。 うん。はい。 あの、これはね、どうしてかって言うとですね、要するに両国ともですね、こういうこの対立をすごく長く続けていって、 ある種の相場感のような持っていてですね、これぐらいやったらこういう反応が来るだろうってすごく詳しく知ってて はい。 でね、こうなんとなくこうルールが出来上がってるんですね。 うん。 だからこの今までも何度もですね、危機を迎えるけどなんかうまい具合に解決しちゃうんです。 はい。 で、解決したから問題のそのもの根本がなくなったわけじゃないんですね。 問題はまた起きるんだけどで、また緊張は盛り上がってまた小さな戦闘するんだけどそこで終わるんですよ、いいつも。 はい。 で、これはね、要するにあれらの国っていうのは例えばリシってありますね。タクシーのようなもんですけどね。それに乗る時も値段交渉するわけです。いつもうん。 もう遅れちゃうんじゃないかと。タクシー急いでんじゃないのかと思うんだけど、それでも永遠と値段交渉したりするんですね。あいう中で小さい頃から鍛え上げられてきた駆け引さっちゅうのも持ってましてね。かなり戦された交渉術なんです。 はい。 だからそういう意味でね、この両国っていうのは不安定でいるようで、ものすごく安定しているというですね、 この不思議な感じのところがあります。 はい。 もう今回のインドの空爆を持ってもうそれ以上エスカレートしないという可能性もありそうですか?長尾さん。 あの現在の時点ではパキスタン側がもうすでに報復したようにこのニュースが出てますので、そうすると両者ともあの爆撃をし合ったんだと。 で、両者とも勝利宣言をしてですね、あとはいっぱいこの変なシナリオっぱこのばらまいてですね、わけわかんなくしたらみんなですね、な、要するに勝ったんだと、なんだかよくわかんないけど勝ったんだという感じでみんな収まってくんじゃないかという感じを受けてます。はい。 なるほど。その国内向けに勝ったんだというアピールをしてなんとか収束していけばという風な願いがありますね。ここまで長尾さんにお話を伺いました。ありがとうございました。 ありがとうございました。።

インドとパキスタンの間で緊張が高まっています。核保有国同士の戦争になると、最悪の場合死者が1億人を超えるという試算もあります。カシミール地方を巡ってなぜ争いが起きるのでしょうか。(『newsおかえり』5月8日放送)