金(ゴールド)相場、長期視点では5,000ドルも?(吉田 哲)【楽天証券 トウシル】

今回は金ゴールドについてお話をいたし ます。国内海外もに非常に高い水準で金場 は推移しています。今後超長期的には もっと高い水準に達する可能性があると 考えています。動画で詳しく述べています 。どうぞ最後までご覧ください 。こんにちは 。楽天証券経済研究所の吉田里と申します 。どうぞよろしくお願いします 。今回は金ゴールド相場長期視点では 5000ドルもと題してお話をいたします 。こちらをご覧ください 。まずは明日共に高値を更新していること について確認をします。これは海外の ゴールド現物価格と国内のジ金大手価格の 推移です。期間は 1975年の1月から2025年の4月 までの推移です。大変に長い期間およそ 半盛期なんですが今の水準というの が過去のどこの水準よりも高いことが わかります。つまり歴史的高値水準にある ということですね。加えてこの歴史的高値 水準に至るまでの上昇というのが過去の どの場面において も都出してスピード感があることも分かり ます。とても高いスピード感があるこの2 点を確認することができると思います 。1つポイントとしまして は 2000年の少し前あたり から超長期の材料を土台として中長期の 材料が大きな流れを作り単中期の材料が 単中期の流れを作っていると。ま、この ように時間軸が3つに分かれているという ことがわかります。つまり1つの材料で このような高値更新が起きているわけでは ないということが分かると思います。いく つかの材料が重なっていること。時間軸が 異なる。いくつかの材料が重なっている こと。これが今歴史的高値にいる理由で あると言えます 。ではこちらを見ていただきますと、これ は実質価格と言いまして 、物価同向の変動を加した価格です 。先に見ていただいた価格については、 あくまでも市場でついた名目の価格です。 こちらは物価同向を加した実質価格です。 実質ベースで見ていきましても直近の水準 と言いますのは過去のどこよりも高いこと がわかります 。月刊平均です。そして2025年の3月 を基準にしています。今がやはり最も高い ということですね 。ではこの3500ドルという市場を 最高値水準に達したこの瞬間についてこの 周辺の材料を確認をします 。1つの材料で上昇しているわけではない と申し上げました。いくつかが重なってい ます。これは3500ドルという市場 最高値に至った流れを見ているんですが、 直近では米ル安、米株乱光、米国際売り、 アメリカ総費、アメリカ物価関連指標化 利下げ増加と、ま、こういった流れがあり ました。金と売られる総費感も一部あり ましたけれども物価関連のど下や米国祭 売りドル安株乱光といった流れが重なった ことによって都出した上昇が生まれ高値甲 更新に至ったと言えます 。こちらの通りですね。これは先に見て いただいた 3500ドル到達に至った上昇の時に他の マーケットがどのような到落になっていた のかということを示しています。金はプラ 5.61%上昇しています。加えて米10 年祭利回り上昇。これは債権の価格下落 です。加えてS&P500指数、 ニューヨークダウ平均。こういった アメリカの使用な株価指数についても下落 。加えてドル指数下落。ドル指数とは ユーロや円やポンドといった複数の使用国 通貨に対するドルの総合的な強弱です。 下落なんですね。ざっくり言いますと、 アメリカの国際が売られた。アメリカの 株価指数が売られた。アメリカの通貨が 売られたということですね。ま、こういっ た流れがあったことによって金価格が 上がったと。そして3500ドルに至った ということですね。ものすごく短期の話を していますが、短期的 に3つの売りが膨らんだことが 3500ドル到達に大きな貢献をしたと 言えます 。第1の矢、単中中期の矢を支えている3 本の矢なんですね。この3本の矢と言い ますのがやはりこちらなんですね。 トリプル癒すと言い換えますと、トランプ 氏の総互完税発動ということで、世界全体 とアメリカという図式完税の交渉が始まっ たという状況なわけですけれども、この時 に不安拡大米国祭も売られる。景気交代 懸念増大、アメリカ株が売られる。利下げ 確率上昇ドリアスが進むということですね 。 予防的リ下げ要求ということでトランプ氏 は景気の悪化を予防的に防ぐということで 利下げをFRBに要求しました。これに よって利下げの確率が上昇しなおドリアス が進みました 。国際売り、株売り、通貨売り、トリプル 安スという状況ですね。このトリプル安と 言いますのは実は以前からレポートや動画 で述べている金相場を考えていく上での 短中期の矢第1の矢における友ムード代体 資産代通貨ここにちょうど分類ができるん です ねムード不安心理が大きくなってくると アメリカの国際とで売られるという不安感 が大きくなってきます。加えて大体資産株 の代わりですが、株価が急反落する場面も ありました。そして大体通貨ドルの代わり ですがアメリカリ下げ観測によるドリアス ということもありました。この米国祭売り 、株価指数売り、ドル売りというトリプル 安と言いますのは実は第1の矢の3本 それぞれ を上昇方向に向かせる材料になっていると 。トリプリアスは有事ムード金相場へ上昇 圧力。トリプアS代資産上昇圧力、代体 通貨上昇圧力ということで、この3つ全て を上昇方向に向かせる要因になっている。 それが直近で起きたトリプリアスであると 言えます 。この状況が3500ドル到達に関わった と言えます。何も1つの材料だけで 3500ドルに足したというわけではない んですね。トリプル安スという3つがあっ たからであると言えます 。1つドル安について補足をします と相互関税の発表がありました。このこと によって上昇した上昇に勢いが出たものが あります。それ は利下げの確率なんですね 。25年の9月と10月のFOMCにおけ る3.5%から 3.75%への利下げの確率なんですね。 元々少しずつ上昇はしていましたけれども 、トランプ氏予防的利下げ要求ですとか、 相互完税発表ですとか、元々あった物価 関連指標のど、利下げの思わですとか、ま 、こういった流れがあったことによっ て9月17日のFOMC、10月の29日 のFOMC、こういったFOMCにおいて 現在4.25%から4.5%という金利の 水準の誘導目標をなんと3.5から 3.75%へ下げるというこの確率が どんどんと上がってきているんですね。 この利下げの確率の上昇というのはドル安 になりやすい時代を作っています。この 状況というのもまさにこれは金層。大体 通貨という第1の矢の1つに上昇圧力とし て関わっていると言えます 。では次なんですが中長期です。第2の矢 なんですね。これは中央銀行です 。7つのテーマと書きました。改めて第1 の矢中期有時ムード大替資産代通貨現状 いずれも上昇方向を向いているということ ですね。もちろん細かい点で言いますと 下落の要素も含んでいるんですが、どちら かと言うと上昇が強いので金層が高止まり していると言えます。そして加えて第2 の矢中長金ですが法殖事業、中央銀行、 鉱山会社この3点がありますけれどもこの 中でも金の保有高増加進国の中央銀行と いうことでこの部分が最も目立って上昇 圧力をかけていると言えます。中長期と 言いますのは数年間、数ヶ月から数年間 ぐらい少し長めの範囲がありますが、短中 期とも言えないし長期とも言えないこの 中間部分ですね。この地間部分の変動に 与えるテーマとしてこの3つが上げられる わけですが、特に中央銀行この部分は継続 案件として2010年頃以降からずっと 金相場に上昇圧力をかけ続けています 。加えて超長期第3の矢なんですが世界 分断です。様々なことがありますが、これ は上昇圧力として長い時間軸で存在してい ます 。ではその中央銀行について見ていくん ですけれども、これは中央銀行による金の 解雇資料の推移なんですね。元々中央銀行 というのは多く が外貨準備だかと言いまして、大外的に 何かあった時のために蓄えている資産が あります。その資産の一部を金で持って いるケースが多いんですが、中央銀行全体 としてその金を売る買うということを しばしば行っているんですが、全体として どうであったのかということを見ています 。0よりも上値がプラスの場合は解雇しと いうことで全体的に売却よりも購入の方が 多かったことを意味しますし値がマイナス の場合は購入と売却を比べてみて売却の方 が多かったということを意味します。これ は売り越しですね。振り返ってみますと 2010年頃以降と言いますのは 毎年買越しが続いているんですね。特に 2022年と言いますのは統計市場を最大 になりました。2023年、2024年も それに匹敵するくらいの大きな希望になり ました。中央銀行たちは世界全体の状況、 あるいは自分の国の状況、これらを加して 様々な意図を持って金を保有をしています が、全体として買い越しが続いています。 足元につきましては、金の需要全体の2割 を超えるほどの規模になってきていますの で、金相場に上昇圧力、中長期的な上昇 圧力をかけていると言えると思います。 中央銀行たちは今日売って明日売るですと か細かい売買は行いませんので長い時間軸 、中長期的な時間軸においての会を もたらしていると、上昇圧力をもたらして いると言えます。 では次なんですが超長期です。第3です。 世界分断に注目をします。超長期視点で 底上げするという意味ですね。こちらは 世界全体の自由民主主義指数という全体的 な民主度自由度の度合を示している指数の 世界平均を見ています 。スウェーデンのVデM研究所が毎年公表 していまして、1に接近すればするほど その国は自由度が高い、民主度が高いこと を意味しまして、0に接近すればするほど その国は自由度が低い、民主度が低いこと を意味します。その指数を見ていくんです が、これは世界の平均です。第1次対戦の 後少し上がりました。自由度が上がった、 民主党が上がったことが伺います。ですが 、第2次世界大戦で下がりました。その後 、第2次対戦後なんですが、大きく上がり ました。国際連合が発足し、みんなで物事 を決めていこうというムードが強まった 時期です。ですが冷戦機は下がりました。 しかし冷戦集結後、世界全体の認の潮流が 生まれた。タイミングでは大きく上がり ました。振り返ってみますと、この自由 民主主義指数は世界全体の自由度、民主導 を指名してきたと言えると思います。この 指数なんですが、なんと2010年頃以降 から目立った下落傾向があります 。ここですね 。なぜかということなんですが、こちらの 通りです。様々議論はありますけれども、 私自身は人類がよかれと思って生み出した 考え方や技術のマイナスの側面ですね。 マイナスの側面が目立ったことによっ て民主主義が停滞し、世界分裂が生まれた と考えています。もちろんプラス面も たくさんあります。あるんですが、あえて マイナス面にここでは注目をしています。 矛盾と言いますか、事連マですね。よかれ と思って行ったことが返ってマイナスの面 を産んでしまったという例ですね。それが 世界規模で起きていて、それが民主主義 停滞につがってしまったと言えます。1つ はSNSです 。人が持っている繋がりたいという根源的 な欲求を満たしてくれるSNSなんですが 、マイナスの面もあります。デマ、誹謗 中傷、感情噴質が横行する世界になって しまっています。加えてAI、人工知ム ですが、たくさんの作業を一瞬で行って くれるというメリットもありますが、一方 で人類最後の資産である思考、考えること が奪われてしまっています。そしてESG ですが、環境、社会、企業統治ですね。 これは環境を良くしていこう。地球の環境 を改善して長く進める地球を作っていこう という話を含んでいるわけですが、資源国 や先制主義国の多くが窮地に追い込まれて しまっているということですね。加えて DEI、多様性、公平性、高性ですが 、キャンセルカルチャーが横行してしまっ ているんですね。多様性を重視していない と見られてしまうと一斉にな、何と言い ますか、こう批判が集まってしまうという ことですね。ま、こういったSNS、AI 、ESG、DEIというものがあることに よっ て実はマイナス面が世界の民主時を停滞さ せてしまっていると言えます。SNSの マイナス面、AIのマイナス面も、ESG のマイナス面も、DEIのマイナス面、 いずれも民主主義と逆の方向を向いている という性質があります。これによって世界 の民主主義、停滞が進んでしまい、これが 世界分断を生んでしまったと。この分断が 今まさに目立っていて、分断があることに よって戦争勃発、戦争悪化が進んでしまう 。 金層はこうと、ま、こういったルートが ありますし、加えて分断があることによっ て資源を持っている国々が持っていない 国々に対して出しぶりをするというケース が出てきています。ロシアがエネルギーを 出しぶりをしている。一部の資源を持って いる。一部の脳物を作っている国、一部の 否金属を生産している国においては持って いない国に対して何らかの理由をつけて 出しぶりをしているケースがあります。 加えて原油もそうですね。OPECプの 原油の原算。これもまさに出しぶりという 意図を含んでいます。これによって原油 高止まり、金属高止まり、職員価格という 長期の事象が起きていて、高いインフレ、 長期の高いインフレが残ってしまい、これ がまた金相場を高値に導いていると言え ます。ここで述べていますのは 3500ドル到達といった短中期の話では なくて数十年単位の長い時間軸のことを 述べています。SNSもAIもESGも DEIも人類が良かると思って作った技術 考え方です。ですので今後数十年にわって 残る可能性があります。その意味では今後 民主主義停滞も残る。分断も残る。戦争も 出しぶりも残る。高インフレも残るなので 金層相場超長期視点で高等しうるという ことですね。ですので、中央銀行という中 長期の上昇圧力と世界分断という超長期の 上昇圧力は何も3500ドル到達と直接的 には関わっていないという風に考えられ ますと考えていきますと短期的には少し 下落する可能性はありますけれども超長期 的に見ていきますと金そばはまだまだ上昇 しうると言えます。例えば4000ドル あるいは5000ドルというもっと高い 水準に超長期視点で見ていくと達する可能 性は十分あると考えています 。では最後に関連する商品をご紹介いたし ます と準金積み立てスポット購入投資信託と いう長い時間軸の取引に馴染む商品があり ます。一方で国内ETF、海外ETF外国 株といった長い時間軸のお取引に馴染む、 加えて短期的なお取引にも馴染むものが あります 。国内の商品先物取引、海外の商品先物 取引、商品CFDといった短い時間軸の 取引に馴染む商品もあります。用途に応じ てご注目いただければ幸いです 。では今回は金ゴールド相場長期視点では 5000ドルもと題してお話しさせて いただきました 。また次回もどうぞよろしくお願いします 。

※こちらの動画は2025年4月30日(水)に収録しております。

👇トウシルの記事はこちら
金(ゴールド)相場、長期視点では5,000ドルも?
https://media.rakuten-sec.net/articles/-/48649

🕒タイムスケジュール
00:00 オープニング
00:47 まさに「名実ともに」最高値更新
03:32 3,500ドル到達の瞬間を確認
06:09 第一の矢(短中期の矢)を支える三本の矢
10:28 中長期視点で相場を支える「中央銀行」
14:09 超長期視点で底上げする「世界分断」
21:07 [参考] 貴金属関連の具体的な投資商品例

📝カテゴリ別にイッキ見!トウシルの動画再生リスト

💬SNS
【トウシル公式 X(旧Twitter)】

【X(マネ活応援)(旧Twitter)】

【楽天証券 X(旧Twitter)】

【楽天証券Instagram】
https://www.instagram.com/rakutensec/
【楽天証券公式LINE】
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/service/sns/line/

📱スマホでも投資を知る!トウシルアプリ
\トウシル公式アプリ登場/
投資情報メディア「トウシル」の公式アプリを使って、お金や投資に関するほしい情報を手に入れよう!動画の最新投稿もアプリでチェックできます。

👇詳細はこちら
https://r10.to/h6izWx

🔽「公式アプリ」を今すぐダウンロード
【 Android版 】https://r10.to/hMRoNd
【  iOS版 】https://r10.to/hauZdH

👇投資にかかる手数料等およびリスク
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/company/risk.html

楽天証券株式会社
http://www.rakuten-sec.co.jp/
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第195号、商品先物取引業者
加入協会:日本証券業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、日本商品先物取引協会、
一般社団法人第二種金融商品取引業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会
Copyright (C) Rakuten Securities, Inc. All rights reserved.

#金 #ゴールド #ドル #米国債 #株価指数 #FOMC #利下げ #トウシル