暗号資産「トランプコイン」急騰 トランプ氏との夕食会特典 “胴元”は大統領？【グッド！モーニング】(2025年4月25日)
トランプ大統領が立ち上げた暗号資産「トランプコイン」が突然、購入者の上位を夕食会に招待すると発表し、暗号資産は急騰しました。トランプ大統領の真の狙いは、どこにあるのでしょうか？
■“胴元”は大統領？ 米国内から批判の声
「アメリカを暗号資産の首都に」とトランプ大統領は、大統領選挙の期間中から業界の規制緩和など暗号資産を支援する考えを表明してきました。
就任直前の1月17日には、公式暗号資産、通称「トランプコイン」を発表。ブルームバーグによると、時価総額はピークには150億ドル近くありましたが、26億3000万ドルにまで急減していました。
こうしたなか、日本時間の24日に「トランプコイン」公式アカウントが発表したのが…。
トランプコイン公式X（23日）
「トランプコインの保有上位者をトランプ大統領とのプライベート夕食会に招待します」
夕食会は、来月22日にワシントン近郊にあるトランプ大統領が所有するゴルフクラブで開かれ、上位25人には「大統領との独占的なプライベートVIPレセプション」に参加できる特典もあるといいます。
この発表を受け、トランプコインは一時60％以上急騰しました。
アメリカ国内からは、批判の声が上がっています。
超党派の監視団体「アカウンタブル.US」
※ロイターによると
「大統領が職権を利用して自分の懐に金を入れるという、これほど明確な事例はありません」
専門家はトランプ大統領の狙いについてこう話します。
「ビットバンク」アナリスト 長谷川友哉氏
「トランプ政権には暗号資産の規制緩和とか改革をしていくというところに期待が寄せられていた。（就任後）実は抜本的な改革とかは起きていない。トランプ関税で（代表的な）ビットコインは下落基調になっていて、『暗号資産のことは忘れていない』というメッセージを送る。（暗号資産の）市場に活気を戻す。そういった狙いもあるのではないか」
（「グッド！モーニング」2025年4月25日放送分より）
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