アメリカ男子ゴルフのマスターズで松山英樹選手が日本人男子史上初のメジャー優勝を果たしました。

母校の東北福祉大学ゴルフ部の阿部靖彦部監督(58)は、マスターズの表彰式直後に、松山選手本人から電話がかかってきたと明かしました。
阿部靖彦監督:「グリーンジャケットの表彰式が終わって、次の会見場に行くときに電話したのではないか。びっくりした。『英樹、おう』と言って、『監督』とそれで終わった。(Q.感極まっていたか)本当に言葉はなかった。もう十分伝わるし、あいつの声も、そういう声だったので。『おめでとう』で終わった。あとは、もう多く語らず。十分、わかっているので、うれしかった」

アメリカメディアも、こぞって、偉業を伝えました。
ウォール・ストリート・ジャーナル紙:「松山英樹がマスターズを勝ち取り、日本に歴史を刻む」
スポーツ専門チャンネルESPN:「鮮烈なデビューを果たして10年。松山はマスターズの勝利で、究極のトロフィーを獲得した」
ニューヨーク・タイムズは、国内で、アジア系住民への差別に基づく事件が相次いでいることを背景に、「不安がはびこる中で達成された偉業」と報じています。

松山選手が憧れるタイガー・ウッズ選手からも称賛の声です。
タイガー・ウッズ選手:「日本は英樹を誇らしく思うだろう。君と、君の母国にとってのこの偉業に、『おめでとう』と言いたい。この歴史的な優勝は、世界中のゴルフ界にインパクトを与えるだろう」

そして、ともにアメリカを拠点とし、松山選手をリスペクトするテニスの錦織圭選手も喜びのツイートです。
錦織圭選手:「松山くんすごいです!感動しました。優勝おめでとうございます!!」

マスターズ6度制覇、“帝王”の異名を持つジャック・ニクラウス氏も、祝福しました。
ジャック・ニクラウス氏:「落ち着いた素晴らしいプレーだった。15番でピンチを迎えたときも平常心だった。私は偉大な青木功と競い、彼がどれほど尊敬されているかも知っている。
[テレ朝news]