花の蜜が好物なのにハチじゃないの?【ナミハナアブ】
ナミハナアブ
和名:ナミハナアブ
学名:Eristalis tenax
分類:節足動物門>昆虫綱>有翅昆虫亜綱>ハエ目(双翅目)>ハエ亜目(短角亜目)>ハナアブ科
分布:北海道・本州・四国・九州・沖縄
大きさ:14-16mm
時期:3-11月
食料:(成虫)花の蜜
(幼虫)腐食物
越冬態:成虫
生息:草地
ナミハナアブ
並花虻
学名:Eristalis tenax
ハエ目ハナアブ科の代表種。和名に「アブ」とあるがハエの仲間である。
ハチの仲間と間違われやすいが、ハエ特有の大きな複眼をしている。本種に限らないが、雌雄で複眼の大きさが異なり、両眼が接しているほうが♂である。
中形でやや太め。腹部は暗褐色で黄褐色の毛があり、ハネ中央の前半は暗色となる。腹部は黒色で、橙黄色の斑紋があるが、変異が多い。
近似種にシマハナアブ(Eristalis cerealis)がいるが、本種は一回り大きく、腹部の模様はやや暗くボケ気味。ハエの仲間で、蜜をなめるのに適した口をもつ。
幼虫は水生で落葉や魚の死体などの腐敗有機物を採食する。幼虫の体には長い呼吸管があるので「オナガウジ」と呼ばれている。
成虫は花粉を食べたり蜜を吸い、花冠の近くで見られることが多く、ふわふわした毛が簡単に花粉で覆われ、植物の受粉を手助けする。
非常に縄張り意識が強く、オスは空中で停止したまま羽ばたき、他のオスが縄張りに入ろうとすると追い出す。
平地から高山帯まで最もよく見られる。北日本を除いて成虫で越冬するため、厳寒期以外は一年中見られる。
ナミハナアブの動画
この生き物が何の仲間か分かりますか?
菜の花の蜜を食べる謎の黄色い生き物
◆撮影時期の定義
上旬:1日~10日
中旬:11日~20日
下旬:21日~月末
写真集(アマゾンで発売中)
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6月上旬
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埼玉県内特にさいたま市で発見できる生き物情報です。
地元埼玉で長年暮らしてきましたが、注意深く観察することで発見したことや
知っていた生き物の意外な一面などを発見して楽しんでいます。
基本的に採集は行っていません。
ほぼ触れる事もなく、生き物のありのままの状態を撮影しています。