【新型コロナ】新変異株KP.3で重症患者の増加を懸念 医師「60歳以上が多くワクチンの効き悪い」静岡

静岡県内では新型コロナの感染者が増加傾向にあります。新たな変異株「KP.3」により重症化する人が増えることが懸念されており、藤枝市立総合病院の小清水直樹 副院長は感染対策を呼びかけました。

感染拡大で懸念されるのが医療機関のひっ迫です。

藤枝市立総合病院・小清水直樹 副院長:
当院でも患者・職員・職員の家族で増えてきているという実感があります

1日1000人以上の診察をする藤枝市立総合病院。

2023年も同時期に感染が拡大しましたが、感染症法で5類に移行され幅広い医療機関で対応できるようになったため、この病院で患者の受け入れ制限などはありませんでした。

現状では2024年も同じようなペースですが、今後それ以上になり重症化する人も増える懸念があるといいます。

その理由の1つが、静岡県内でも置き換わりが進んでいるオミクロン株から派生した新たな変異株「KP.3」です。

藤枝市立総合病院・小清水直樹 副院長:
症状としてはせきや熱、のどの痛みが主体。2023年の夏と患者を比べると20歳未満は少なく60歳以上が多い。従来に比べると(ワクチンの)効きが悪いというデータがでているので、特に打ち終わってから時間が経っている人は余計に効果が出にくいのでは。高齢者で肺炎になる患者が増えてくると当院にくるケースも増えてくると予想される。そうなると忙しくなってくることは想像されるので注意しないといけない

小清水副院長は、特に重症化しやすい高齢者や基礎疾患のある人には感染対策をするよう呼びかけています。

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