『ずっとあなたが好きだった』7話一9話 🐧🐧🐧 Zutto Anata ga Sukidatta (1992) Full HD

『ずっとあなたが好きだった』(ずっとあなたがすきだった)は、1992年7月3日より9月25日まで毎週金曜日22:00 – 22:54に、TBS系列の「金曜ドラマ」枠で放送されていた日本のテレビドラマ。

概要
本作は、縁談でエリートサラリーマンと結婚したにもかかわらず、初恋の彼が忘れられない女性の恋愛ドラマである[1]。結婚後に夫がマザコンでセックス拒否症である事実を知ったヒロインは、結婚の過ちを痛感して初恋の彼との恋を再燃させる展開となっていく[2]。

佐野史郎扮するエリートサラリーマン・冬彦は脇役であったが、「マザコンでオタク」という変態キャラクターが注目された[2]。これに合わせて放送後から冬彦の数々の奇行や、野際陽子演じる母親の息子の異常な溺愛ぶりも話題となった[2]。また「冬彦さん」は流行語となり、当時マザコン男性全般を指す一般名詞と化すほどまでに有名になった。さらに世間では、“冬彦さん現象”と呼ばれるブームも巻き起こった[2]。

以上のことから、本作は最高視聴率34.1%を記録する大ヒット作品となった[2]。また、サザンオールスターズが歌う主題歌の「涙のキッス」も大ヒットし、サザンとしては初のミリオンセラー(オリコン調べ)を記録した[1]。

登場人物
主要人物
西田(桂田) 美和
演 – 賀来千香子
宮城県仙台市出身。高校生の時にマネージャーをしていたラグビー部の大岩洋介と交際していたが、高校3年の七夕の夜初めて二人だけで松島旅行に出かけ朝帰りした後、それを知った洋介を追っかけしていた同級生が自殺する。
その際に遺書に逆恨みが書かれており濡れ衣を着せられ、洋介との仲を壊された過去を持つ。この事件は近所で知らない人がいないほど有名になってしまう。東京の短大を卒業後、新高輪プリンスホテルの結婚式場に就職。
29歳で父の常雄の強引な勧めで、桂田冬彦と見合い結婚をするが、同時期に大岩と再会。冬彦との結婚生活にギャップを感じたこともあり、心が揺れる。のちに冬彦の子を妊娠していたことを承知で離婚。洋介と再婚した。再婚後は2児の母となる。
冬彦との結婚後は桂田姓だが、テロップは全話西田姓になっている。
大岩 洋介
演 – 布施博
美和の高校の同級生で元恋人。高校時代はラグビー一筋でその推薦で大学に進み卒業後、サントス建設[注 1]実業団のラグビーチームで活躍していたが、バブル経済崩壊で会社が傾いたためチーム解散の憂き目に遭う。
大岩は美和との事件の後、美和に電話や手紙を出していたが美和の父が間に入って取り合わずに焼き捨てるなどしていたため、その事実を美和が知るのは結婚後のことだった。美和との復縁の為、交際していた律子に別れを告げるが、律子の自殺未遂などで窮地に立たされる。しかし紆余曲折を経て、ついに美和と結ばれる。その後、2児の父となっている。典型的なスポーツマンで大雑把で少々、無頓着な面が見られる。