体操種目別平均台で東京五輪出場を狙う富士市出身の芦川うらら選手。ランキングは世界トップ。東京五輪出場が最も近いんです。地元、静岡県から1年延期になった五輪に向けたリスタートを切っています。
新生活が始まったうららかな春。桜が咲き誇る公園に彼女の姿がありました。
<芦川うらら選手>「今までより体操に費やす時間が増えたから、五輪は一生に一度しかないから、そのチャンスを大切にしたい」
高校卒業後も、実家のある富士市に残りトレーニングを重ねます。自分の時間が増えた事で午前中にもトレーニングが出来るようになりました。高校生活と比べ現在はどんな時間の使い方をしているのか教えてもらいました。
<芦川うらら選手>「学校だけの時間よりもいろんな事に使えるので楽しみながらやってます」
学校に通っていたのは約8時間。その時間を自分の時間に充てられます。うらら選手の実家は洋菓子店。あくまで体操中心の生活ですが、空いた時間は自主的にお店の手伝いもします。
<芦川麗選手>「(Q.食べるのは好きなの?)これは食べた事はないです。(Q.なんで、なんで?)クリームが苦手なので」
そんなうらら選手ですが、日々サポートしてくれる家族への感謝は忘れません。
<母・孝子さん>「家の事も積極的に手伝ってくれるのでありがたく思っています」
一番の恩返しはオリンピック出場。しかし…
<芦川うらら選手>「どんどん試合が延期になって、五輪が逃げちゃってるような感じがする」
練習日誌にも、東京オリンピックに向けた素直な気持ちが綴られていました。夜は高校時代とは変わらない、水鳥体操館での練習。オリンピックに向けて期待が高い分、コーチ陣からは厳しい視線、厳しい声が飛び交います。
<守屋舞夏コーチ>「本番の時に思いっきり出来るように毎回100%でやんなきゃて話したでしょ、出来てないよ」
生活リズムが変わった事で全てがうまくいっているわけではないようです。
<芦川うらら選手>「きょうは思うように出来ない部分があったので、そういう所をちゃんと修正して、自分のダメなところとかそういうところをコントロール出来るように頑張りたい」
うまくいくときもいかないときも支えてきた母・孝子さん。娘のために続けてきた学生時代からの送り迎えは今も変わりません。
<母・孝子さん>「毎日頑張ってやってくれてるだけで楽しみをもらってるので」
<芦川うらら選手>「感謝の気持ちを忘れないで、自分は体操で恩返し出来るように頑張りたいです」
この日の帰りは夜10時。支えてくれる家族へ恩返しをするために。1年待った東京オリンピックに向け、うらら選手はリスタートを切っています。
<芦川うらら選手>「自分の人生で一番大きい舞台で、そこに出場するからには自分の出来る最大の演技を出し切りたいので、毎日の練習をもっと大切にしていきたい」
