「薬が徐々に足りなくなってきている」猛威振るうインフルエンザ… 新型コロナとの“同時流行”懸念
静岡県内では多くの小・中学校が1月7日、新年最初の登校日を迎えましたが、心配されるのがインフルエンザです。日々、患者の対応にあたる医師は、新型コロナとの同時流行を懸念し、対策の徹底を呼びかけています。静岡市駿河区の市立森下小学校では7日朝、子どもたちが元気に登校しました。リモートで行われた冬休み明け最初の集会では、小野昌伸校長が「巳年の今年はたくさん挑戦をしよう」と教室の子どもたちに呼びかけました。<3年生>
Q. 冬休み楽しかったことは?
「クリスマスプレゼントにもらったサッカーボールでパパと一緒に公園で練習したこと」
<3年生>
「スイミングのテストに合格したこと。今まで辛かったけど頑張ったかいがあったと思った」
<3年生>
Q. お年玉もらった?
「全部合わせて1万円くらい」
Q. お年玉はどう使う?
「クレーンゲームが大好きだからそれに使う予定」しかし、新年のスタートを切った教室は空席も目立ちました。
<森下小学校 大槻理映子養護教諭>
「きょうは全体的に発熱での欠席が多くみられる。1月の学校1週目が終わってからだんだん(インフルエンザが)増えてくるのでこれからが心配」インフルエンザなどの感染を防ぐため、子どもたちは手洗いとうがいを徹底しています。静岡県は2024年12月末、インフルエンザの患者数が警報レベルに達したと発表しました。警報レベルに入った時期としては、2002年以降、3番目に早く、医師は長く続いたコロナ禍も影響しているのでは、と話します。
<静岡あおい消化器内科クリニック 北村匡院長>
「年末から急激に患者さんが増えている印象がある。イメージ的には例年と変わりがないと思うが、コロナ感染ですごく気を付けて(インフルエンザに)かかってなかったというのもあって僕らの身体が準備できていないのかも知れない」静岡あおい消化器内科クリニックでは、インフルエンザA型の患者が多く、その中で新型コロナの患者も見られ、北村院長はインフルエンザとコロナの同時流行を懸念しています。
<北村院長>
「薬が徐々に足りなくなってきている。特に咳止めやたん切りの薬。インフルエンザの抗ウイルス薬に関しては、一部で供給が少なくなっているものが出ているので、感染を広げて薬の需要が高まらないように気を付けていただくのが1番」
医師は、感染を防ぐために手洗いやマスクの着用など基本的な対策の徹底を呼びかけています。
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