３０日東京・三鷹市の住宅に複数の男が押し入り、住人の男性に暴行を加えて逃げた強盗未遂事件で、３０日夜都内の交番に出頭してきた京都市の大学生が警視庁に逮捕されました。
調べに対し「ＳＮＳで“ホワイト案件”を検索した。逃げたら殺すと言われて従った」などと供述しているということです。
逮捕されたのは京都市下京区に住む大学４年生、佐圓昌紀容疑者（２３）です。
３０日午前１時すぎ、東京・三鷹市の住宅に１階の雨戸を開けて複数の男が押し入り、中にいた７０代の男性の首に手を押し当てるなどの暴行を加えましたが、抵抗されたため何も取らずに逃走しました。
警視庁は強盗未遂事件として捜査していますが、３０日午後１１時ごろ、東京・豊島区の交番に佐圓容疑者が出頭してきたため、３１日朝、逮捕したということです。
調べに対し「ＳＮＳで“ホワイト案件”を検索した。秘匿性の高い通信アプリで指示されて前日に上京し、現場の住宅近くの公園で、複数の人物と合流した。もともと数万円の報酬で、“運び屋”の仕事だと説明されていたが『逃げたら殺す』と言われて従った。逃げ続けるよりも出頭したほうがいいと思った」などと、供述しているということです。
警視庁は容疑者が闇バイトに応募して事件に関わったとみて詳しいいきさつを調べるとともに、逃走しているほかの男らの行方を捜査しています。