姫路市で江戸時代に活躍した浮世絵師の作品を集めた特別展が開かれています。 江戸時代に活躍した浮世絵師喜多川歌麿、東洲斎写楽、葛飾北斎、歌川広重、歌川国芳。 5人の絵師の作品がずらりと並びます。 美人画といえば全身を描いたものが主流だった時代に顔を大きく描く作風で一世を風靡した歌麿。 一方、わずか10カ月の期間に150点ほどの浮世絵を描き、突然姿を消したとされる写楽は、役者の一瞬をとらえた作品で人気を得ました。 このほか会場では、新紙幣の千円札のデザインに採用され話題となった北斎の「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」も紹介。 また、風景画の名手と呼ばれた広重や妖怪を多く描き、ユニークな画風で知られる国芳が手掛けた作品など江戸庶民に愛された浮世絵が多数並びます。 この特別展は今月16日まで開かれています。