【解説】直接海底で「地震・津波観測」 南海トラフ巨大地震震源域の観測空白域にシステム整備完了『週刊地震ニュース』

週刊地震ニュース社会部災害担当中浜広道 デスクですよろしくお願いしますよろしく お願いしますえ今週先週はですねえ震度1 以上の地震が国内で50回発生しました見 ていきたいと思いますはいはいえ17日に なりますえこちらえ午後3時57分頃なん ですがえ宮崎市でえ震度3の地震となり ました震源はヒガナえマグニチュードは 4.6で震源の深さは21kmで実はこの 地震のですねこの後え6時26分頃にも ですねえ最大震度3の地震が同じような 場所で発生していますはいそしてこちらは 19日になります鹿児島県です豊島村で 進路3の地震となりました震源はですね土 レッド金塊でえマグニチュードは3.4 震源の深さは11kmという浅地震でま その後もですね震度1から3度地震がつい で発生したんですねうんえトレト近海では これまでも地震活動がですねして起きる ことが何何度もあったんですがえ今回の 地震が発生した場所は小宝島という場所の 近海だったんですねええまこの付近そう やってあの群発的にね発生することがあり ます島に近い場所がえ震源になりますと島 ではかなり強い揺れになったりすることも ありますのでえ今後も注意が必要になり ますはいそして今度はこちら20日になり ますえ愛知県の豊川市とえ新代市で震度3 の地震となりましたえ震源は三河湾え マグニチュードは4.4で震源の深さは 35kmでしたうんそしてこちら震度4の 地震がえ先週1回ありましたえ福島県に なります福島県の田村市とえ川内村で震度 4の地震となったんですね震源は福島県沖 えマグニチュードは4.9でえ震源の深さ は50kmそういった地震だったんですね はいはいえさてですね今回は南海トラフ 巨大地震の話ですこの巨大地震で空白駅に なっている海域にできた新しい観測網のお 話です はい2019年えからこの防災化技術 研究所におきましてえ開発整備をしてき ましたこの南海トラフ海底地震津波観測網 まいわゆるNネットと言われてるもので ございますけどもえこの沖合いシステムの 方の整備があの完了しまし たえ先週ですね防災科学技術研究所などは え将来巨大地震発生の可能性があります 南海トラフ周辺の海域でえ地震や津波の 観測を行うための南海トラフ海底地震津波 観測網通称Nネッの沖合い部分が完成した としてま来月1日7月1日から試験運用を 始めると発表したんですうん新しい試みな んですねこのNネットとは一体どういった ものなんでしょうかはいえこちらにですね システムの概要を載せさせてもらいました はい今回ですね新たににこの高知県であっ たり宮崎県の沖合いの太平洋にですねはい こちらに海底ケブルをですね引くんですね はいそところどころにこの黄色いえ丸い ものがあるんですが実はこれなんどういっ たものかというとこちらですはいはい拡大 すると濃度というえ観測装置なんですね うんこのえ長さが2mちょっとありまして え通常になっているんですがこの中に地震 系であったり水圧系が入っていましてこの 水圧系によってまうん津波を測ることが できるんですねこういった装置を海底 ケーブルのとどに設置しするというものな んですねはいそれでこれをですねえ高知県 であったり宮崎県のところからえ陸上に 引き上げましてえこっからえっと地震や 津波のデータをですね防災科学技術研究所 であったり気象庁に連想するんですねこれ によって科学であったり防災面で非常に 役立つていうことがこちら期待されている こういった新しいものなんですはいあの すごいものですよねまさにあの南海トラフ 巨大地震が起きるプレート協会を観測する ということなんですよねそうですねこれね あのちょっとプレート教会ぽく書かせて もらいましたけどあのこういった場所で 観測できるということでまさにこの下で 将来地震が起きてしまうかもしれないそう いった場所でえ観測を行うということなん ですねはいはいまさにこの直接ね地震が 発生する場所の上で直接観測でき るっていうのがえ今回のえメリットという ことが言えると思いますはいそこういった システムなんですがこれまでもね実は整備 はされているんです次の画面をご覧 いただきたいと思いますはいこちらですね この南海トラフのえ想定震源域に置いて ある観測網なんですが九州四国ヒ半島と いう形なんですがちょっと東の方から見て いきたいと思いますえこちらになります この辺りがですね静岡県なんですねこれ 小崎っていう先端がありますがこっから出 てるケーブルは緑色のものこれ実は気象庁 のシステムっていうのが既に整備されてい ますはいそして西の方に行くと金半島とえ 高知県えごめんなさいえ四国から出ている のがこの青い線ですねこれはドーネットっ て言ってこれもえ地震やえ津波を海底で 観測するためのシステムになりますうん そして今回書かしてもらったのは赤線です これが今回整備されたNネットなんですが いわゆる高知県のえこれ西部から宮崎県の 沖合いこのヒガナの辺りっていうのはこれ まで観測があまりされてなかった場所なん ですねですのでこれを整備することによっ てNネッこの震のみの観測網の空白域を 解消しようそういったみがえ設置されたと いうことが言えると思いますはい空白域 解消というのは安心にもつながるのかなと 思うのであのとても期待が高まるなと思う んですが直接観測することによるメリッ トって他にも何かあるんでしょうかはい 今後ですねま今回整備されたのは沖合いの 観測点なんですが今後沿岸の方もですね 整備を進めていくんですねうんはい沿岸の 部分が整備が進んで運用を一緒にできる ようになるとこんなことができますこちら です はいえ地震に関してはですねおよそ20秒 早く検知できるという風に書かせてもらい ましたこれは何を言いますか言うかという とえ緊急地震速報の発表の時間に影響する んですねいわゆる海底で地震が起きるとま 地震が起きてP波S波が出ますがこのP波 が陸上の方に伝わってって陸上のえ地震経 キャッチすることによってま緊急地震速を 発表できるんですがこれ海底に地震系があ るってことはええ海底合いで地震を観測 できるじゃないですかなので早く約20秒 早く検地できて緊急地震速報も早く発表 できるんではないかというのが期待されて いるんですねはいそしてこちら津波に関し ては最大で20分早く検知できるという風 に書かせてもらいましたあの気象庁が発表 している地震え直後の津波警報ですねこれ は3分で発表されるっていうのは何度もね あのこの番組で伝えてきましたがこの3分 っていうのは変わらないんですはいただ ですね例えうんは海外からえ津波が日本に 押し寄せたとりするじゃないですかそう いった場合はえっと沖合いの方から津波が やってきて日本の沿岸にある県庁所でま 観測してま津波の高さがこうだったとか いう風に発表できるんですがいやじゃなく て合いに津波の観測施設があるってことは これが早く短縮できるっていうことが できるかもしれないんですねそれで最大 20分なんですよそ沖合いで早く津波を キャッチすると何ができるかというと いわゆる津波警報の切り替えとかいわ今回 うんてよりも高い津波が来てしまったとか なれば津波報ではなくてこれを大津波警報 に切り替えたりですそういった作業が必要 になりますのでこういったものに役立て られるということが言えると思いますなの で最大20分早く津波はキャッチできると いうことでえこういったメリットがあると いう風にされていますはいえ以上週刊地震 ニュースでした

今後30年以内の発生確率が70%から80%とされる南海トラフ巨大地震。この南海トラフ巨大地震の想定震源域の海底に、地震計と水圧計がついた海底ケーブルが設置されています。この狙いは? 防災にどのように役立てられているのか? 社会部災害担当・中濱弘道デスクが解説します。【週刊地震ニュース】

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■福島で震度4観測、日向灘やトカラ列島でも地震相次ぐ

6月17日から23日までの期間、国内では震度1以上の地震が50回ありました。

▼17日午後3時57分ごろ、宮崎市で震度3の地震がありました。震源は日向灘で地震の規模を示すマグニチュードは4.6、震源の深さは21キロでした。日向灘では、午後6時26分にもマグニチュード4.3の地震がおきています。

▼19日午後4時11分ごろ、鹿児島県十島村で震度3の地震がありました。震源はトカラ列島近海、マグニチュードは3.4、震源の深さは11キロでした。トカラ列島近海では、その後も震度1から3の地震が相次いで発生しました。今回は小宝島近海の地震活動です。トカラ列島近海では地震が群発しておきることがあり、島の近くが震源になると強い揺れになることもあるため注意が必要です。

▼20日午後10時23分ごろ、愛知県の豊川市と新城市で震度3の地震がありました。震源は三河湾、マグニチュード4.4、震源の深さは35キロでした。

▼21日午後2時04分ごろ、愛媛県西条市、大洲市で震度3の地震がありました。震源は安芸灘、マグニチュード3.9、震源の深さは44キロでした。

▼21日午後2時23分ごろ、茨城県日立市で震度3の地震がありました。震源は茨城県沖、マグニチュード4.4、震源の深さは48キロでした。

▼23日午後0時12分ごろ、福島県田村市と川内村で震度4の地震がありました。震源は福島県沖、マグニチュードは4.9、震源の深さは50キロでした。(速報値)

■N-net(南海トラフ海底地震津波観測網)の沖合システム整備完了

文部科学省地震火山防災研究課 郷家康徳課長
「2019年度から防災科学技術研究所におきまして開発・整備してきました南海トラフ海底地震津波観測網、いわゆるN-netと呼ばれているものですがこの沖合システムの整備が完了しました」

文科省と防災科学技術研究所は、将来、巨大地震発生の可能性がある南海トラフ周辺の海域で地震や津波の観測をおこなうための南海トラフ海底地震津波観測網、通称「N-net」の沖合部分が完成して7月1日から試験運用を始めると発表しました。

システムの概要です。今回新たに、高知から日向灘の沖合の海底に海底ケーブルをひき、その所々に観測ノードと呼ばれる機器が設置されます。ノードは長さが2メートルほどで、中には2種類の地震計、さらに海底の水圧の変化によって津波を計測できる津波計が入っています。これを高知県の室戸と宮崎県の串間で陸上にあげて、防災科学技術研究所のほか、気象庁などにもデータを送ります。今後、沿岸に近い部分も整備がおこなわれるということです。

■高知沖から日向灘の“空白域”でも観測開始へ

静岡県から宮崎県沖にかけての南海トラフ巨大地震の震源域。すでに静岡県沖のエリアに気象庁の海底観測システムがあります。また三重県沖から高知県東部沖は、DONET1とDONET2と呼ばれる観測装置が展開されています。今回、N-netが高知沖から日向灘にかけて設置されることによって、南海トラフの空白域となっていたエリアでも海底での地震や津波観測がおこなわれることになります。

■整備によって地震は約20秒 津波は最大20分早く検知へ

今後、整備される沿岸に近い部分とあわせて運用することで、南海トラフ沿いで発生する地震を約20秒、津波を最大20分程度早く検知できるようになるということです。

陸地にある地震計で地震のP波の揺れをキャッチするよりも、沖合で観測できれば早く緊急地震速報を出すことができます。気象庁は地震発生後3分以内に津波警報を出しますがこの時間は変わりません。ただ海外など遠くで発生して日本にやってくる津波は、沖合に設置される水圧計によって、早くキャッチできます。沿岸にある津波検潮所での観測よりも早く、津波の高さが分かれば、予想される高さの修正や、津波警報の切り替えなどにも役立てられるようになるということです。
(2024年6月24日放送)

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