聖地巡礼『青春18×2 君へと続く道』考察解説 アミがジミーに本当に伝えたかったこと

こちらの動画は 特段金銭を頂いているわけではありませんのでご安心下さい それとは別に、動画化するまで 最後まで悩んでおりました 理由は 後ほど説明しますが、実はこのお誘いがある 前から台湾に行くことが決まっており、 実際に台湾に訪れてから決めたいという形で お話しておりました まず、この映画について端的にお話しします と、国境と時を越えてつながる 初恋の物語です 無駄がなく、二人の心が そのままの情景で流れていく 物語で、ラブストーリーという 触れ込みだとは思いますが、 かなり自然体でこの二人の出会いと ロードムービーというテーマ でまとまっているので、 ラブストーリーというよりかは ヒューマンドラマと言った方が しっくりくる、 かなり渋い作品だと 私は感じました 淡々と流れる シーンで心が洗われるのを感じます しかもそれが決して ありふれたものではなく、無理なく 自然にそれぞれ 二人の役割バックパッカーと その現地の青年という人物を 保ちながら、思い出と今を交互に映し、 このアミと主人公ジミーとの 軌跡を描いている、傑作だと感じました 刺激を求めている方にとっては 不向きで、どちらかと言えば 心が洗われるような ノスタルジックなヒューマン ドラマを求めている方にとっては うってつけの作品でしょう ここからネタバレに入ります ので、ご注意いただければと思います まず、そもそもこの映画を 私は正直どう 評価したらいいかわかりませんでした なぜなら、途中で アミがもう既にこの世にいないものだと わかってしまったからです というのも、 36歳の年齢となった ジミーさんが、もちろん その味わい深さもありますが、あそこまで 淡々とアミを訪れるための 旅をするはずもなく、どちらかというと 焦燥感を伴って アミの家に行くのではないかと 初めから疑問に 思っていたからです 思い出をなぞりながら アミに会いに行くという、 あの情緒と哀愁あふれる演技力で 気づかされたと言った方が良いでしょう 18歳と36歳の役をこなすこの名演、 まずそこが非常に驚きました 同一人物とは思えませんでした だからこそ、この名演のおかげで途中で アミはすでにこの世にいないということに 気づかされてしまって以降、 私がこの映画を見ている目線というのが 非常に儚げで、そしておぼろげな 時間の経過と、物言わぬジミーの心情に 寄り添うという旅路だったと思います だからこそ、 これをレビューにしてしまうと、 私が感じたこと 全てが嘘になるのではないかという恐怖と、 そんなリアルを貫いた映画に対して、 そこには真実しかないから、その真実を 語るだけの動画を作って何になるんだろうと 恐れていました ただ、結局のところ、 私はこの映画をたくさんの方に 見てほしいと思い、動画にしています そのきっかけは、私にもこの映画を通して 真実と物語があったからです 試写会から2週間後、 台湾旅行で映画の舞台でもある 台南のカラオケ屋さん 「神戸」での出来事でした 聖地巡礼ということで 向かうつもりでしたが、実はその前日、 かなり辛いことがありまして、行くのを 躊躇していたのです けれども、それでも 何かに導かれるように、まるで ジミーやアミに導かれるように、 私はその当日に 行くことを決意し、切符を買って 特急に乗ったのです もちろん、そんなに台湾旅行に 慣れているわけではございませんので、道中 いろいろと大変でしたが、なんとか 片道4時間ほどでしょうか それでもいろんな人の台湾の方の 助けを借りながらカラオケ「神戸」に到着することができました ご覧いただければ わかると思いますが、ヒロインの アミが書いたであろう 絵がそこには飾られておりました そこの店主の方に中を撮影してもいいかと お聞きしたところ、快く良いよ とおっしゃってくださって、 その優しさに胸を打たれ、本当に台湾の方は 皆さん心優しい方ばかりで 嬉しく思いました 映画のことを 思い出しながら、ここで ジミーとアミは出会ったのだなと感慨深い 気持ちとなりました お金も払わずに撮影だけというのは 忍びなく、何か注文して 出ようと思いまして、台湾 ビールを2本購入すると お伝えしたのですが、その方が せっかく来たの だからそれあげるよ と言ってくださったのです その時、前日は 非常に辛い思いをしていたので、 その小さな優しさに触れた時、 本当に涙が出そうになりました しかも、私にとっての小さな奇跡は それだけではありませんでした 帰り道、 行きはタクシーで そこへ向かったのですが、帰りは全く タクシーがアプリでも見つからず、バスも どのように乗ればいいのか分からず 途方に暮れてしまいました しかし、ダメもとで ヒッチハイクをしてみたところ、 本当に10分もかからず止まってくれて 乗せてくれたのです 台湾語なので どういう話をしていたか 正直覚えてないのですが、どこから来たの? 台北から来たの?なんて話をして、気をつけて帰るんだよ と言ってくれました 帰りに翻訳 アプリを使って、本当は そういった気持ちに対して こんなことをしちゃいけないんだけれど、 どうしても何かしたいから お金を払わせてくれ と伝えたのですが、そんな 気持ちでやったわけじゃないから 大丈夫だよ お金なんていらないよ と言ってくれたのです お金なんていらないから気をつけて 帰るんだよと言ってくれたのです ここで私は、これはきっとこの話を 皆さんに伝えて、青春18がきっかけ 台湾に来てほしいという動画を 作らなければならないという 天命のようなものをここで感じました そのため、今回こういった形で 動画を作ることになったのですが、皆さんに 伝えたいこととしては、 アミやは私のように 台湾に来ればきっと優しい物語が あなたに訪れるということです 温かい方ばかりで、素晴らしい 日々を過ごすことができました 話は映画に戻りますが よく感想を拝見している と、なぜヒロインである アミはジミーに嘘をついたのか という感想をよく見ます 多分この意味としては、余命がないことを 告げられれば、 その残り少ない時間で大切な人と 思い出が育めたのでは? という 純粋な疑問なのだと思います なぜ嘘をついたのか これは私の中で一つの答えがあって、 おそらくアミは「病気」という 嘘をつきたくなかったから 今は「会えない」 という嘘をついたのだと思います なぜなら、アミは強く 生きたいと心から思ったからです もしあなたが死ぬとわかっていて、 それでも最後まで 足掻いて 愛してる人に会いたいと思ったとき あなたはこれから死ぬんだと伝えられますか? 私ならできる限り 一生懸命もがいて、頑張って、なんとか 元気になって、笑顔で会いたいという 希望を捨てたくありません だから、この言葉は嘘であって嘘じゃない アミが本当にジミーのことを思って 一生懸命頑張るという心強い、 強い希望の生きる力の言葉だったの だと思います だから、アミはつきたくない 嘘を堪えて、心が傷つきながらも ジミーに伝えたものだと思いました 今会えば本当に全てが嘘になってしまう 全てが終わってしまう でも、もし奇跡が起こって ジミーに「実は嘘でした。ごめんね。」と笑顔で言えたら ジミーに「実はあの時のは嘘でした。 ごめんね。」と笑顔で言えたら またジミーと バイクに乗れるかもしれないから、アミは 生きるための言葉を伝えたのだと思います 皆さんはどのように この映画を感じたでしょうか 私は本当にこの映画に 出会って、台湾に行けて、優しい 心に触れられて 本当に良かったと感じました ぜひ皆さんが思った感想をコメント いただければ とても嬉しいです 台湾に行った 思い出や行ってみたいという コメントでも嬉しいです この映画に関してみんなでお話できたら とても楽しいなと思います さけねこの映画 チャンネルでは、引き続き 映画の考察、解説、 感想をお話ししていきたいと思います ので、ぜひ この動画が良かった、面白かったと 感じましたら、チャンネル 登録と高評価をよろしくお願いします それでは最後までご視聴 ありがとうございました 映画の世界で またお会いしましょう おつねこさまでした バイバーイ

優しい気持ちになる映画でした。皆さんのコメントお待ちしております。

以下参照源
監督・脚本 #藤井道人 “日台合作”初の国際プロジェクト

台湾の超人気スター俳優 #シューグァンハン 、日本の実力派女優 #清原果耶 ダブル主演
『#余命10年』のスタッフが贈る、新たなラブストーリー

映画『青春18×2 君へと続く道』5月3日(金)全国ロードショー
公式サイト https://happinet-phantom.com/seishun18x2
公式X

/ seishun18x2
公式Instagram

/ seishun18x2
公式TikTok https://www.tiktok.com/@seishun18x2?i…

始まりは18年前の台湾。
カラオケ店でバイトする高校生・ジミー(シュー・グァンハン)は、日本から来たバックパッカー・アミ(清原果耶)と出会う。天真爛漫な彼女と過ごすうち、恋心を抱いていくジミー。しかし、突然アミが帰国することに。意気消沈するジミーに、アミはある約束を提案する――。
時が経ち、現代。
人生につまずき故郷に戻ってきたジミーは、かつてアミから届いたハガキを再び手に取る。初恋の記憶が蘇り、あの日の約束を果たそうと彼女が生まれ育った日本への旅を決意するジミー。東京から江の島・長野・新潟・そしてアミの故郷・福島へと向かう道中で、彼女とのひと夏の日々が心にあふれ出す――

【クレジット】
出演:シュー・グァンハン 清原果耶    
ジョセフ・チャン 道枝駿佑 黒木華 松重豊 黒木瞳
監督・脚本:藤井道人
原作:ジミー・ライ「青春18×2 日本慢車流浪記」 
主題歌:Mr.Children「記憶の旅人」(TOY’S FACTORY)
エグゼクティブプロデューサー:チャン・チェン
音楽:大間々昂
撮影:今村圭佑

製作幹事:JUMPBOYS FILMS/サイバーエージェント
制作プロダクション:JUMPBOYS FILMS/BABEL LABEL
配給:ハピネットファントム・スタジオ     
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