ショートフィルム『紋の光』本編(音声ガイド版)

東京 都ショートショートフィルム フェスティバルア アジアほのぐらい工房に白い光が差し込み 白混じりの男清彦まの作業机に 向かう研磨が置かれた机に明りをす作業を 上げ椅子に腰かける グラスを手に取る回転する 円盤青緑色のグラスに白線が刻まれて いく高層ビルの四角い 窓没頭する 清彦かの目の門が施されて いく丸みを帯びた川近い角中三角形の トラス教清彦の真剣な差し 科学模様の東京スカイ釣り清彦がグラスを 窓明かりにかざす輝く門葉の光が顔に 降り注ぐタイトル門の 光スカイツリーがそびえる黄昏れ時の空に 文字が消えて いく夕日が刺すリビングスケッチブックに 図形を描く幼い男の子ニットを着たロング ヘアの母ユリ隣で本を広げているお母さん 見て うんわあまた漬け描いたんだねうん どうきれコレクションしよっかうん本棚 からかずが描いた絵の詰まったファイルを 取り出すお母さん何呼んでるのんああ江戸 切り子の方明日取材に行くから勉強してた な はい用の種類を紹介したページを見せる ただいまあお かりゆがスーツ姿の夫とを 迎えるかただいま今本人なの聞くかもの 文字何の本江戸切り子の本かがじっと見る ご飯すぐ 食べる工房こちらが作業場ですパーマヘア の春人が案内する戸は1つ1つ作業で京都 の伝統工芸品や日本の伝統的工芸品に指定 されていますこれは門の死身となる線を 引いているところ ですここで正確な線を引くことが後の カットの成功差につがってるんですあそう なんですねはいユがメモを取るじゃあ あちらはい工房を見回しまの作業に足を 進める清彦が巻にダイヤモンドホイールを 取 レンチを使ってしっかりと固定 する巻を起動し動きを 確かめるユが視線を上げた先にホイールの 数々いろんな種類の歯があるんですけど カットする門屋好転に合わせてそれぞれ 使い分けてるんです え目を見開く ユグラスに施された密な何本もの横にが 加えられ細か様が 現れる清彦が瞬きもせず門を刻み込んで いくユリが清彦の手元を覗き込み息を飲む 口元を滅ばせ横顔を [音楽] 見る清彦がグラスのカット麺を円盤に当て て いく今はカットしたグラスを磨いてます グラスを明りの下に かざす回転させながらじっくりと改める光 を反射し門が きらめく きれあのどんなことを心がけて いらっしゃるんですか食るようにグラスを 見つめる清彦あの清彦さんその面にも瞳を 凝らす清彦さんすいません父はいつも こんな感じで ユリの表情が曇る春人が横目でちらりと [音楽] うかう夕暮れ時の商店街眉尻を下げたユリ が歩いて くるレトロなカフェユリが美剣にシを寄せ イヤホンを 抜くパソコンの横のパンフレットを手に する清彦の科目な横顔を 見下ろすトレ片手に歩み寄る天主はいお 疲れ様 これ食べて元気出してありがとうござい ますあこ [笑い] 大盛りあんこと白玉生クリームフルーツが 乗った暗みよりがスプーンを口に運ぶ うっとりと目を閉じて 噛みしめるオフィス取材写真を眺めるゆり 和装の上司が近寄るわ駅だねいせじゃない かどして こんなに美しいのえ あカットに光が反射して私の聞きたいのは そういうことじゃござ 戦えっとあ江戸切り子の始まりは江戸高機 に混合車を使ってガラスの表面に彫刻した ことが始まりとされています明治時代には 英国人の指導者を真て技法が確立しその後 町民文化として発展セスで遮る私の国から 伝えられた職人の腕技色の昔から続く美し さ私やねエロキリコの心ってもんが知り たいんです よトンと来る記事頼みますよウインクをし て立ち去る軽減な表情のユリ隣に部屋 バンドをした同僚最近エドに凝ってる みたいですよ え東音とって 胸キらしい ですユが真顔でズを [音楽] 作河川敷川のが日差しを反射する公園が 子供たを 照らすに運動が 石手にうまる友達のが近づくかずまく 遊ぼねえねえ遊ぼう よかず くかずが足元だけを見つめ縁をかき出して いるうられたメイがかから 離れるボブヘアの女の子が駆け寄るめい ちゃんどうしたのかまくがかまくに誰かさ れたぞう でもゆりが気づく遊ぼって言っても聞いて くれないから2人の間に鏡どうしたの 男の子もやってくるかずまくがめいちゃん 泣かし たかずまくひどいゆが視線を彷徨せる スックと立ち上がりかの姿を 捉えるかが1人でポンと縁を書き続けて いる薄いキッチンが作り置きのおかずを 作るテーブルでパソコンに向かうと今日ね かずまがめいちゃんたちと揉めちゃった みたい えええなんで うんかずが遊びを拒否したって思われた みたい本当はそんなことなかったみたいだ けど ええそっ かかもそろそろ りとうまくやってにならないなユが手を 止め友の横顔を凝視 するそうだ けど今のままの素直のかがいいなっ ていや周りと焦るのは自分を守るための スキルだ よ生きてくためにはピュアナだけでやって いけないユもよく分かってる でしょが目を伏せを見つめる青白い光がユ の顔を [音楽] 照らす夕方雲に覆われた空力ない足取りの ユかがその左手を握りしめ寄り添い 歩くつりにも屋がいっぱいだ ねユリが空を見上げるそうだ ねかは本当に図が好きなんだね うん唇をキュっと引きねえかずま 立ち止まりかと 向かい合う図形もいいけどお友達と遊ぶの も楽しいんじゃないかずが拒んとした顔で 瞬きを 繰り返す公園せーのけけんパそうけー けばそうだそうだけもうだ しゃがみ込んでしまうか地面に1つ円を 書くユが立ち尽くすなんでこれしないと いけない の方にくれたようにかの隣に 込むリビングファイルに綴られたかの 絵ユリがローテーブルの上で腕を組む沈ん だ顔で中を眺めるテーブルランプの明りが ぼんやりと部屋を 照らす 暗転朝ユリが江戸切り子の本を鞄にしまう じゃ行ってくるねはい行っ てらっしゃいかずかずローテーブルにかず いい子にしててねとにすがるあなんだトヤ がかの背をさするママ行っちゃうぞユリが 唇を 巻き込むあちょちょユリ うんはいお疲れ様ですユリが首をかげる ええ ああはいそれはまずいっすね ええはいはい失礼し [音楽] ますごめん仕事入ったえ かの様子を 伺うかずが智の懐にがくりと顔を うめる商店街ユとかが並んで 歩くユがかに左手を差し出すかがその手を 払い のける攻防机がいっぱいかが江戸切り子に 見れるすみませんどうしてけられなくて 大丈夫ですよ頭を下げるユ [音楽] 子 も しもすごいね工房の奥振り向いた清彦が目 を 見張るむにかの前へとやってきてグラスを 指さすきこつなぎ もかずに視線を注ぐ きこかが遣いに 見返すがのに手を回すユと春人が2人を目 で 追う作業机の前清彦が明りを灯しグラスを 手に [音楽] 取るそばでつま先立ちをするかグラスに 施されている菊の門葉清彦がさらに細かく 斜めの線を掘り込んでいく 彦がグラスを差し出し片方のを 持ち上げるユと春人が顔を見合わせて 目くばせを するかがにっこりと 微笑む江戸キリ子は自由度が高いんです父 と私の作品だと全く違うように見えるん じゃないでしょうか清彦と春人の作品が 並ぶええかなり印象が違いますでもどれも 江戸切り子なんですどの時代の作品も デザインは様々です じゃあ江戸切り子って何なん でしょうそうなりますよねはる人が作品を 両手に持つ共通しているの はガラスの輝きを引き出す ことそれは過去 現在そして未来も変わらない思ってます なるほど あそれじゃあその輝きっていうのはどう やっ て不思議に思われるかもしれないんです けど手元に目をやるガラスと通じ合うよう な感覚になる時があるん ですそのために必要なことは師匠が度々 言っていてユリが張る人に釣られて 振り返る清彦がグラスを片手に歩み 出るガラスの前で 無垢である こと 無かが視界に入るユがふと目を上げる ア清彦がユの視線を 受け止める一歩前に出て力強く 頷くありのままの自分を呈して 始めてガラスに受け入れてもらうことが できます深いでグラスを 見据えるユが白い歯をこぼしかに顔を 向けるかがつらな瞳でグラスを見つめ続け ている夕暮れ時の商店街笑顔のよりと弾む ような足取りの かすれ違い様買い物かを下げたレトロ カフェの店主が2人に気が つく目を細めて後ろ姿を見送る 公園科学形態の遊具の前西せにかが地面に 図形を描いている背後に立つ ゆこれって江子の もんかが 仰ぎ見るゆが隣に [音楽] 鏡がっと笑うが顔をばせる くしゃくしゃの笑顔でユリに抱きつくユが 抱き返し涙をこらえるように息を [音楽] 吸い込む小さな背をそっと 叩く目を閉じかの片口に顔を [音楽] 寄せるそれぞれ地面に転がる石を 拾うここだ足でも円を 描く 789あちょうど10個 [音楽] だ2人が手をついで川沿いの道を行く対岸 に佇む東京 スカイツリかが得意な表情でユの左手を 握りなすユが柔らかな差しで見つめる 晴ればれとした顔付きで空を [音楽] 見上げるリビングかの絵を眺めるスーツ姿 の とお帰り あどうしたのんユリが隣に腰を下ろすいや 会社で思い出し てんこれを うんっちゃえよ なとが遠い目をして唾を 飲み込むまっすぐなやつには叶わ ないユリが頬を 緩めるゆったりと友の肩にもたれかかる とが頭をすり 寄せる オフィストーンときたね上司が完成した面 を開いて よす私はエ切り子にコチ切りましたよ ウインクをして 立ち去るユリが隣の同僚と顔を 見すっこて意味らしいですよやりましたね ユリが雑誌を 抱き抱える同僚と目が 合う攻防水色のクレイヨンで スケッチブックに紋様を描く かず小さな口を尖らせて いるスケッチブックを ひっくり返すできた 清彦が作業の手を止め振り返るゆとと春人 が傍で2人を 見守る清彦が腰をかめスケッチブックに目 を 落とす向いのかと目を 見すいいもんだ似た門用のルリ色のグラス を並べて [音楽] おく光 に飾してこらかが恐る恐る手を伸ばすゆり ととを見てパチリと またたく2人がエをかわすお [音楽] いで窓の方向いてユがかに 寄りそうかがグラスを目の高さに 掲げる窓明かりが反射し門葉がまい光をつ [音楽] が頷くすく麗だね輝くの光が2人の顔に ララと 振りとかが見合いを こぼす [音楽] 岩本 中島前原 [音楽] のれとにスカイツリが一刻と色を変えて いくエグゼクティブプロデューサー別哲 プロデューサー野合脚本 [音楽] 平井音楽荻野明子エンディングテマ コバルトアーティスト ボタニカル日本映像翻訳アカデミー ナレーター酒井哲也デスクライト [音楽] 水野由監修和田 弘明制作ビオバードアド インセクト監督安井 正司アテ全ての撮影は東京で行われました タイトル門の光 ショートショートフィルムフェスティバル &アジア東京都

サステナブル・リカバリー プロジェクト
#ショートフィルム『#紋の光』

21:36 /2024年 / 日本
監督:#安井祥二
脚本:#平井紗夜子
キャスト:#木村文乃
#岩本樹起 #中島歩 #前原滉 #マシュー・チョジック 
#柳原可奈子 #柴田理恵
#片岡鶴太郎

〇あらすじ:
優里は、息子・和真の図形好きを愛しつつも、集団の中でうまく過ごしていけるか心配になる。
ライターの仕事をしている優里は、江戸切子の取材に訪れる。取材中に出会った江戸切子の職人親子からの教えを通じ、和真を尊重し、その可能性を伸ばすことを考え始める。

〇概要:
令和4年、東京都と米国アカデミー賞公認 国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア (SSFF & ASIA)」は、「サステナブル・リカバリー プロジェクト」事業をスタートしました。

これは、持続可能な都市の実現を目指す東京の街やそこで暮らす都民、街を訪れた観光客の様子等を映すショートフィルムを製作し、東京の多彩な魅力の一つとして国内外に発信する企画となります。製作した作品は、「SSFF & ASIA 2024」で配信・上映するほか、都の観光プロモーションにおける活用など、様々な機会を通じて発信してまいります。

また本事業により東京都とSSFF & ASIAは、これまでSSFF & ASIAが輩出してきた監督等の人材を活用して、国内外に東京の魅力を広く浸透させるとともに、映画祭受賞者の認知度向上による本映画祭の魅力向上、若手映像制作者の育成等を図ります。

〇SSFF & ASIA × 東京都 公式WEBサイト:
https://shortshorts.org/tokyo_project/

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アカデミー賞公認アジア最大級の国際短編映画祭
ショートショートフィルムフェスティバル & アジア

Academy Awards® accredited festival
Short Shorts Film Festival & Asia

公式サイト:https://www.shortshorts.org/index.php
Official website(English): https://www.shortshorts.org/index-en.php