今月末で、新型コロナウイルスのワクチンなどの公費支援が終了します。専門家は、自己負担になることで感染の再拡大を警戒しています。

 4月から高齢者を除いた一般の人が接種を受ける場合は、「任意接種」として1万5000円前後の全額負担になります。

5回目接種の女性
「『(無料接種は)今月末までなのでお急ぎ下さい』というのがあったので予約なしだったんですが、すぐに受けられたので急いで来ました」

 専門家は、ワクチンが自己負担になることで接種率の低下が進み、感染の再拡大につながる事態を警戒します。

KARADA内科クリニック 佐藤昭裕院長
「感染者数もそうですし、肺炎を起こしたりとか重症化して入院する数というのは一定数増えるだろうとは思います」

 佐藤医師は、ワクチンの公費支援が終わった後も、持病がある人や過去に重症化したことがある人に対して接種を呼び掛けています。
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