羽田空港で、日本航空と海上保安庁の航空機が衝突した事故で、日航機にいたペット2匹が救出されなかった問題。

元フジテレビのアナウンサー・笠井信輔さんが、今回の事故で愛猫を失ったという乗客のコメントを紹介した。

すると、このコメント欄に、自身もペットを飼っているという女優の石田ゆり子さんが自らの思いを投稿した。

石田ゆり子さん「いろんな意見があると思いつつも、家族同然の動物たちを機内に載せる時、ケージに入れて機内に持ち込めることを許してほしいです。災害時、非常時には、モノとしてではなく家族として、最善を尽くす権利を…。生きている命をモノとして扱うことが、わたしにはどうしても解せないのです」

現在日本の航空会社では、生き物と一緒に搭乗する場合手荷物扱いとなり、フライト中貨物室へ預けられる。

これについて、著名人から悲痛な訴えがSNSで相次いだ。

元乃木坂46の堀未央奈さんは、「どうか、動物たちも手荷物扱いではなくシートで一緒に移動できる動物同伴専門飛行機ができますように。さまざまな航空会社の皆さま、ご検討よろしくお願いします」と投稿。

海外に目を向けると、座席にペットを持ち込める航空会社も少なくない。

機内の座席で、飼い犬とじゃれ合う女性。

アメリカのデルタ航空では、一定の大きさまでの条件付きで機内の座席に飼い犬や猫などの持ち込みを認めている。

また、ギリシャのエーゲ航空は、飼い犬をケージに入れて機内に持ち込むことができる。

さらに中東のカタール航空には、ハヤブサが持ち込める。

カタールでは、ハヤブサが富のシンボルとされていて、富裕層対策で機内にハヤブサを持ち込めるようにしている。

機内へのペット持ち込みは、日本でも始まりつつある。

スターフライヤーでは、1月15日から国内線の全ての便でケージに入れたペットと一緒に搭乗できるサービスの提供を開始すると発表した。

一方、ウェブサイトには、次のような注意書きもある。

スターフライヤーのウェブサイト「緊急脱出が必要になった場合、ペットは連れていけませんので、ペットを機内に残して脱出いたします」

国交省は5日午後、事故があった羽田空港のC滑走路について、8日に運航再開が可能になる見込みとした。

FNNプライムオンライン
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