吉冨さくら主演、音のない世界に生まれた娘に手話を懸命に教える母の愛／映画『音のない世界』予告編

ろう者も聴者も関係なく、一緒に楽しめる福祉メディア“サイレントタイムズ”、吉冨さくら主演短編映画「音のない世界」配信決定！

聴覚障がい者が約35万人いるとされ、約300人に1人が聴覚障がいを持ちながら生活しているとされる日本。しかしYouTubeやサブスクの普及により映像は日々たくさん作られているものの、字幕がついていなかったり自動生成字幕の文章がおかしかったり…ろう者も聴者も関係なく一緒に楽しめる映像は少ないのが現状だ。

“サイレントタイムズ”では本当の意味で誰しもが一緒に楽しめる映像を目指し、全編手話つき、テロップが頭から最後まで大量に入っている、視覚だけでも楽しめる映像を配信している。食レポから流行りの商品紹介まで、幅広いジャンルを投稿、そして今回初のオリジナル短編映画「音のない世界」の配信が決定した。

先天性の重度感音性難聴を持ち、音のない世界に生まれた主人公・音羽を演じるのは、コーダである吉冨さくら。小さい頃から手話に触れてきた吉冨が、聴者である母から生まれ聴覚障がいを持つ娘役を演じた。(コーダ:耳のきこえない両親に育てられた子ども)

今回解禁された予告には、音羽が小さい頃から母と手話練習する姿、そして高校生になった音羽が涙する姿が描かれています。何故音羽は涙を流しているのか…

【あらすじ】
先天性の重度感音性難聴によってほとんど音を聞き取ることが出来ない、音のない世界に生まれた音羽。シングルマザーの母・節子は、音羽が自立した生活を送れるように手話を一生懸命勉強し教えた。時には怒られ泣きながら手話を練習する音羽。そこまで節子が一生懸命手話を教えるのは、音羽への愛情はもちろん他に大きな理由があったのだった…母が娘を想う気持ちに涙する感動のストーリー。

【関連記事・動画】
■［動画］アカデミー賞3冠受賞！スピルバーグ監督も賛辞／映画『コーダあいのうた』シアン・へダー監督インタビュー映像＋予告編

■［動画］だいじょーぶって、心からこぼれた“ろう”の写真家・齋藤陽道／映画『うたのはじまり』予告編

■［動画］耳の聴こえない親から生まれた耳の聴こえるコーダの子どもたちの成長のドキュメンタリー映画『私だけ聴こえる』予告編