新型コロナウイルスで入院していたトランプ大統領が5日、退院し、ホワイトハウスに戻りました。入院期間わずか3日のスピード退院です。今後は、ホワイトハウス内の施設で抗ウイルス薬『レムデシビル』などの投与も受けながら、治療を受けることになっています。トランプ大統領は、ホワイトハウスに戻った際、バルコニーで立ち止まり、マスクを外すパフォーマンスを行いました。そして、さっそくツイッターで“強い大統領”をアピール。さらに、繰り返し強調したのが「新型コロナウイルスを恐れるな」というメッセージです。ただ、コロナの現実は、恐れずに済むほど甘くはありません。トランプ大統領が入院した2日以降だけでも2400人以上が亡くなりました。ホワイトハウスでもマケナニー報道官の感染が新たに確認されました。記者らを含め、19人の関係者が感染する“クラスター”となっていますが、トランプ大統領は投票日まで1カ月を切った大統領選に前のめりです。

一方、民主党のバイデン候補は、新型コロナを軽視するトランプ大統領との立場の違いを改めて鮮明にしました。バイデン候補は「科学者の声に耳を傾け、全米でのマスク義務化を支持してほしい」と訴えました。トランプ大統領の感染発表後に行われた世論調査では、バイデン候補が10ポイントリードし、この1カ月で最大となりました。劣勢に立たされるトランプ大統領の頼みの綱は、ワクチンのようです。トランプ大統領は、ツイッターに「アメリカには世界最高の薬があり、短期間ですべて承認されるだろう。ワクチンは間もなく完成するだろう」と投稿しています。
[テレ朝news]