暗号資産のマルチ商法事件。容疑者らはクーリングオフにも応じませんでした。

 東京都港区に住む坂本昂洋容疑者(33)ら計9人は、去年6月~9月にかけて、20代の男女3人に暗号資産を販売した際、必要な契約書を交付しなかったなどの特定商取引法違反の疑いで逮捕され、5月25日に送検されました。

 警察によりますと、坂本容疑者はグループのリーダーで、中東・ドバイに拠点を置くとされる「マーケットピーク」が発行する暗号資産への投資を勧誘。契約した会員が知人などを紹介すれば報酬を得られる「マルチ商法」を行っていたということです。そして、いったん契約すると解約を申し出ても「解約はできない」などと言って応じなかったということです。

 坂本容疑者のグループから約65万円分の暗号資産を購入した大学生も、返金を求めましたが、クーリングオフに応じることはありませんでした。

 (被害にあった大学生)
 「僕の場合が『パッケージの額が高いから返金できません』みたいな感じで言われて、でもそれっておかしくないですか、みたいなメールはしたんですけど」

 警察によりますと、このグループは喫茶店やタワーマンションの一室などで投資の勧誘をしていて、中には消費者金融で借金をした被害者もいるということです。

 グループは20代を中心とする2500人あまりの会員から約7億7500万円を集めていたとみられ、警察が実態の解明を進めています。

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