この1週間で、国内で観測された地震回数は前週に比べるとほぼ同じ水準です。震度3以上の地震は1回発生しています。全体の回数としてはそれほど多くないものの、関東から北海道にかけて太平洋側の地域で地震が目立ちます。また、三宅島近海で地震活動が活発です。(11月30日~12月6日10時の集計)
1日(火)7時55分頃、サハリン西方沖を震源とするマグニチュード6.7、深さ約619kmと推定される地震が発生しました。この地震では北海道猿払村と青森県八戸市などで最大震度の3を観測しています。
震源に近い北海道よりも少し離れた青森県三八上北地方など、東北北部太平洋側で揺れが強く、震源が深い地震の時に多く見られる、「異常震域」の震度分布が現れています。
太平洋プレートが深く潜り込んでいるオホーツク海では、こうした深発地震が過去にも多く発生し、最近では2018年にマグニチュード6.1、2013年にはマグニチュード8.3の地震が起きています。
今回のようなサハリン西方沖での発生は少なく、マグニチュード6以上の深発地震は1939年4月以来のことです。
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