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現在でも多大なる影響と人気を誇るジャズ・ピアニスト ビル・エヴァンスについて、貴重な証言・映像・写真の記録で構成したドキュメンタリー映画 『ビル・エヴァンス タイム・リメンバード』。

数々の名盤を残し、後世のジャズにも大きく影響を与えたエヴァンスの51年の生涯は苦悩に満ちたものであった。本作は、その出自からキャリアのスタート、エヴァンスを巡る人間模様、そして死の間際までを、貴重な証言・映像・写真の記録で構成したドキュメンタリー映画。

58年にマイルス・デイヴィスのバンドに加入し『カインド・オブ・ブルー』を制作した当時の様子。その後、ドラマーのポール・モチアンとベーシストのスコット・ラファロをメンバーに迎え、歴史に残るピアノトリオが残した名盤『ワルツ・フォー・デビイ』の制作経緯とスコット・ラファロの死。また、現在まで公にされていなかった、エヴァンス自身の音楽への想い、そして肉親たちから見た素顔の姿、その一生涯を通じて苦しめられてきた薬物依存…エヴァンスの人生を垣間見るような証言の数々と、貴重なエヴァンスの演奏シーンが1時間25分に収められている。

今回、解禁された予告編には、歌手のトニー・ベネットの「ビル・エヴァンス以上に、情感を表現できる者はいない。この映画を見ると、彼の音楽における誠実さがひしひしと伝わってくる。」というコメントが使用されている。また、2011年に逝去したポール・モチアンほか、エヴァンスと関係の深いジャズマンや恋人、家族がエヴァンスについて語っている姿、そして、エヴァンス本人のインタビュー映像やピアノの弾く姿も捉えられているのも魅力のひとつと言えるだろう。
2019年4月27日公開