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青山真治監督が7年ぶりにメガホンを取り、女優・多部未華子を主演に迎えた映画『空に住む』。喪失感を抱え浮遊するように生きる彼女を主人公に、それぞれ事情を抱えながら、現実に葛藤しつつも未来へ歩き出そうとする女性たちの姿を描く。
20日、同作で初共演を果たした多部未華子と美村里江、二人きりの掛け合いが堪能できる本編シーンを初公開。
両親の急死を受け止めきれないまま、叔父夫婦の計らいでタワーマンションの高層階で暮らすことになった直実(多部)。叔父の妻である明日子(美村)は、世話好きな性格も手伝って、両親を亡くしたばかりでも忙しく働く直実を気にかけている。解禁されたシーンは、風邪を引いてしまった直実と、様子を見に来た明日子が語り合う場面だ。
年上の夫(鶴見慎吾)とは仲睦まじく、豪華なタワーマンションでセレブ主婦として豊かな暮らしを送っている明日子。一見すると満ち足りた生活だが、望んでいるものの子供がまだおらず、仕事をしていないため夫の出張中は暇を持て余し、人生に空虚さを感じている。対する直実もまた、心に穴が開いたような気持ちを取り去ることができずにいた。明日子が何気なく、直実が両親の葬式で泣かなかった話に触れると、直実は「泣かなかったんじゃなくて、泣けなかった」ことを明かす。自分は冷たい人間なのかもしれないと吐露する直実に、明日子は真剣な表情で否定しながら、「そういうことってあるのよ。どんなに悲しくても、あまりにも悲しくて泣けないことってあるの」と優しく語り掛ける。
青山監督はキャスト陣の演技について、「今回の俳優さんたちは優秀で、最初から図太く『私はこれをやる、俺はこれをやる』と、自分で役を作って行動する人たち」と絶賛。
