新型コロナウイルスの感染が拡大する中、福岡県の服部知事は22日、これからの年末年始、基本的な対策の徹底を県民に呼びかけました。

「24日はクリスマスイブ、そして年末年始、お正月がやってきます。人と人との接触機会が増えます」。

服部知事は22日、年内最後となった定例会見で、新型コロナの新規感染者数が2カ月近く増加傾向であることなどを踏まえ、「医療の負荷も徐々に増えている」という認識を示しました。

そのうえで、人との接触機会が増える年末年始に向けて、換気など感染症対策の徹底と、24日から県内631カ所で行う無症状者を対象とした無料検査の活用を呼びかけました。

また、「医療のひっ迫は、何としても避けなければならない」と強調する一方、重症者の数や発熱外来の混雑状況を総合的に見て、「ただちに『医療ひっ迫防止対策強化宣言』などを発出する状況ではない」としました。