緊急事態宣言の延長が2日に総理の会見で発表されました。その影響、各業界に広がっています。そして3日も東京都では676人の感染者が確認されています。
一夜明け、“朝の品川”は相変わらずの通勤ラッシュです。それとは対照的に“昼の銀座”は一層、閑散としてきました。
鳥料理が売りの銀座の料理店。早速、その影響が出ていました。
銀座神籬・齋藤雅実副店長:「(客は)きのうに比べて半分くらい」
2日に正式に決まった10都府県での緊急事態宣言の延長。栃木は解除され、期限は3月7日までですが、早まる可能性もあるとしました。
会見では初めてプロンプターを使い、情報発信に工夫がされています。
新たに追加された“文言”もあります。
“新型コロナ対策”分科会・尾身茂会長:「昼夜を問わず、昼夜を問わず」
“不要不急の外出・移動の自粛”の前に、“日中”という文言が追加されました。
時短要請を守る飲食店。“頼みの綱”のランチも、出口は見えません。弁当販売に一縷(いちる)の望みをかけています。
立春を迎えた東京都心。春の訪れは、まだ先のようです。
3日に都内で確認された感染者は676人です。6日連続で1000人を下回り、重症者は4人減って125人となりました。
春を迎えるにあたり、鍵となるのが医療現場です。“緊急事態宣言の延長”もやむを得ないとしています。
昭和大学病院・相良博典病院長:「緊急事態宣言の延長というものが我々としても望まれる。重症患者はそれほど減っていない」
重症者を受け入れる昭和大学病院。現在8床の定員ですが、それを超える10人を受け入れています。
昭和大学病院・相良博典病院長:「(午後)8時までの飲食店の制限でここまで減少してきている。捉え方によってはここまでしか減少していないという捉え方もある」
その時短が続く飲食業界。取引がある業者への一時金は最大60万円に引き上げる方針を固めました。ただ、それも焼け石に水と不安を募らせています。
冨士氷室・植松寛社長:「1月で500万円くらい赤字を見込んでいる。(一時金)60万円がどのくらい支えになるのか非常に心配」
バーなどに氷を卸す氷店。2月の売り上げは7割減を見込んでいます。一律の補償に疑問を投げ掛けます。
[テレ朝news]