和歌山県白浜町のホテルで、生後間もない赤ちゃんを遺棄した罪に問われた女に対し、検察は懲役2年を求刑しました。

山田桃子被告(31)は今年9月、白浜町のホテルで、生後間もない男の赤ちゃんをごみ箱に遺棄した罪に問われています。

17日の初公判で山田被告は起訴内容を認め、「1年前、両親に中絶を勧められ、出産したものの養子に出された。子供の父親が誰か分からず、また同じことになると思い、妊娠したことを隠していた」と述べました。

これに対し、検察は「被告は母親から何度も妊娠を問いただされていたが、打ち明けず、身勝手な犯行に及んだ」と指摘し、山田被告に懲役2年を求刑しました。

一方、弁護側は「計画的な犯行ではない」などとして執行猶予付きの判決を求めました。