新型コロナウイルスの感染者数は高止まりの状況が続き、ひっ迫する医療現場に好転の兆しは見えていません。東京都では院内感染も深刻です。今月15日には22カ所の医療機関で院内感染が確認されています。河北総合病院では、院内クラスターが発生。これまでに職員と患者、53人が感染しました。
河北医療財団・河北博文理事長:「実は、コロナ患者を受け入れている病棟で、発生したわけではない。コロナではない、一般病棟の方で発症したということは、かなり感染が一般化してきたと考えている」
河北総合病院は、緊急外来の停止に踏み切りました。一方で、専用ベッドを7床増やすなど、感染者を受け入れる態勢の拡充は続けています。ただそれでも、すぐにベッドは空きません。
河北医療財団・河北博文理事長:「入院患者を入れるということは、退院してくれる人がいないと入れない。今までコロナに対応してこなかった病院も、できるだけコロナ患者が治療を受けて治ったときに転院を促進したいと思っている。そういう人たちを受けていただけると非常にありがたい」
首都圏の1都3県に緊急事態宣言が出されてから2週間になります。都内で22日、新たに確認された感染者は1175人。西村大臣が、緊急事態宣言解除の目安と語った500人には、ほど遠い状況です。
小池知事:「今回の緊急事態宣言下において、昼間の人流を押さえることがまだ十分ではない。今まさに正念場。ここが頑張りどころだということで、医療現場を守り、都民の命を守ることを、さらにもう一段、徹底する必要がある」
いまは、受け入れの調整もスムーズにはいきません。岐阜県各務原市では20日、感染が確認されていた70代男性の容体が自宅で急変。男性は、通報から約3時間後に岐阜大学附属病院に運ばれましたが、その後、死亡が確認されました。岐阜県は22日、医療機関のひっ迫が搬送の時間に影響した可能性もあるとしています。
医療のひっ迫で、保健所の負担も増すばかりです。現在、感染者の療養期間は10日間。ところが濃厚接触者は、陰性が確認されても感染者との接触後、14日間の健康観察を求められています。療養期間よりも長い、健康観察は本当に必要なのか、みなと保健所などが調査を進めました。すると、感染者と同居し、その後、陽性が判明した140人のうち95%以上の人が、同居人の発症から10日以内に症状が出ていたことがわかりました。
みなと保健所・松本加代所長:「健康観察期間は、現在の14日ではなくて、10日にすることも可能ではないかと思っている。
[テレ朝news]