6434人が亡くなった阪神淡路大震災から17日で26年です。緊急事態宣言が出されるなか、神戸は深い祈りに包まれています。

 (古川昌希アナウンサー報告)
 黙祷(もくとう)から約6時間が経過した今も灯篭(とうろう)に火をともしに来る人の姿は絶えません。

 今年の来場者数は、午前7時時点で約2500人と去年よりも大幅に減りました。

 当時1歳の孫を亡くした人(75):「私も年ですし、なかなか来られないと思って、元気なうちは来たいと思っています」

 父が大けがをした人(40代):「(子どもたちに)命を大切にすることをこれからも伝えていきたい」

 新型コロナの影響で竹灯籠の数は減りましたが、会場に来られない人たちがメッセージを書いた紙でできた灯篭「紙灯籠」約8000本が加えられ、「がんばろう」の文字が作られました。

 被災者の高齢化が進み、追悼式典の数が減るなか、震災の記憶を継承するため新しい祈りの形が求められています。
[テレ朝news]