第32回東京国際映画祭で特別招待作品としての上映を前に、W主演の間宮祥太朗と桜井⽇奈⼦、⼩林啓⼀監督が舞台挨拶を⾏った。
まず、間宮が「今⽇この映画を選んでくださったみなさん、ありがとうございます」と感謝を述べ、「今も、(通訳の)英語をきいて緊張してきたということです」と桜井の緊張ぶりを紹介。
桜井は「映画祭は初めてで、昨⽇は使い物にならないくらい緊張してしまいました。間宮さんにフォローいただいてここに⽴てています」と挨拶。⼩林監督は「東京国際映画祭で8年前にデビューしたので感慨深いです」と述べた。
本作は、Twitterで話題になった同名タイトルの4コマ漫画が原作になっているが、映画化しようと思ったきっかけについて、⼩林監督が「プロデューサーからいろいろといただいたものを読んでいる中で、いい作品になるかも、そして自分が描きたいものに似ているとも思った」と明かした。
撮影は去年のちょうど今頃で、苦労したことについて尋ねると、間宮は「スケジュールに恵まれ、照明部がなく自然光にこだわり、光がダメなら撮影をしないということが許されるスケジュールですごく充実していました。困ったこと、苦しんだことはなかったです」、桜井は「⿅野という役はつかみどころがないキャラクターですが、撮影に⼊る前に1週間、監督と間宮さんでデスカッション、役についてお話ししたり、リハーサルができたので不安もだいぶ和らいでINできました」と振り返った。
続いて出来上がった作品で、好きなシーン、ぜひ観てほしいポイントを質問すると、桜井は「INした⽇のワンシーンです。リハーサルで5時間かかっています。監督のこだわりのもと、みんなで作ったシーンです。(間宮演じる)⼩坂とクラスの⼥⼦⽣徒が話している、その目線の先で、⿅野がごみ箱をあさっています。5時間あさっていました」と驚きのエピソードを披露。監督は「そうですね。それくらいかかるかなと(笑)」と奮闘を称えた。
間宮は「僕も含めてなんですが、今、SNSの発達もあって⼤⼈数を相⼿にしなければならないという錯覚をしはじめているなと思っていて、この映画は、“⼆⼈”という自分と特別な誰かの話なので、ひとりそんな存在がいることの尊さが伝わればばいいなと思います」、さらに「監督は、⼥性を撮るのが上⼿くて、きれいに撮っているので2時間満⾜いただけます」と述べると、⼩林監督は「間宮君も美しく撮ったつもりなので、かなりの⾒どころです」と息があったところを⾒せ笑わせた。
最後に、桜井が「どんな自分でも認めてくれる誰か⼀⼈がいてくれればいれば⼤丈夫だよ、というメッセージを含んでいます。そんな⼈と過ごす時間が尊くて、とても⼤切な時間だと改めて気づかせてくれる作品です」と熱い気持ちを語った。間宮は「これから映画を観てくれるということ、それだけで嬉しいです。観る前と観た後、その⼈にとって少しでも違ったらそれだけで幸せです」、⼩林監督からは「繊細な演技をふたりがしているので、そこを注目して観てほしいです」と、会場の観客へメッセージが送られ、舞台挨拶は終了した。
『殺さない彼と死なない彼⼥』は11月15⽇(⾦)より全国公開される。
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