ヒグチアイさんはピアノ弾き。
原曲はもちろんピアノの弾き語りスタイルです。
こんな風にピアノが弾けたらな…
そんなことを思いながらギターでの弾き語りです。

ヒグチアイさんを知ったのは「生きるとか死ぬとか父親とか」というドラマのエンディング曲「縁」でした。
それから彼女の音楽を聴き始めました。
もっと早く知っていればよかった。

「東京にて」ってなんて素敵なタイトルなんだろう。
しかも舞台は完全に渋谷の街なのに…
きっとヒグチアイさんにとっての「東京」とは「渋谷」で…
あの街にだけある不思議な空間、空気、匂い、人、時間、ルール…
そういうのを肌で感じて生きてきた人だからこそ…
こんな曲が書けるんだろうなって思います。

ヒグチアイさんの曲を聴くと…「うらやましく」なります。
この曲もなんの変哲もないCから始まる循環コード。
どこもひねってないし難しくもなんともない。
でも…素晴らしい。
音楽ってテクニックとかそういう事よりも「大事なもの」があるって気持ちではわかっているつもりですが…
僕にはその「大事なもの」をこんなにもまっすぐにさらけ出して届ける力や勇気がないんだと思います、
飾ったり磨いたり色づけてみたり…時に隠したり。
そうしないと怖くて出せない。
何十年ギター弾いてきても…やっぱりできない。
自分にないもの…頑張っても絶対に手に入らないもの。
彼女のように「心のかけら」をそのまま表現できるような音楽。
「自分にないもの」
わかっているからこそ…悔しくてうらやましいです。
そして…大好きです。

彼女のようには歌えませんが…
それでも…
この曲を今どうしても歌いたくて…
なんかわからないけどどうしても歌いたくて…
僕なりの気持ちを込めて歌いました。

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