アメリカのトランプ大統領は支持者による議会襲撃事件を巡り、野党・民主党が自らの罷免(ひめん)を求める動きに反発しました。
トランプ大統領:「憲法修正25条による罷免は私にとってリスクはゼロだ。しかし、バイデン氏とその政権を悩ませることになるだろう。安易な願い事には気を付けろ、ということだ」
メキシコとの国境に建設した壁を視察するため、12日にテキサス州を訪れたトランプ大統領は、演説で民主党を批判する一方、「暴力や暴動ではなく、法の支配を信じている」と述べました。
議会襲撃事件に絡む言動に身内の共和党からも批判が出ていることに配慮したとみられます。
一方、「ニューヨーク・タイムズ」は共和党の上院トップのマコネル院内総務が民主党による弾劾(だんがい)訴追への動きを好意的に受け止めていると報じました。
マコネル氏は弾劾訴追により「党からトランプ氏を追い出しやすくなる」と考えているということで、共和党内の「トランプ離れ」がさらに加速しそうです。
下院議会は弾劾訴追に向けた決議案を13日にも採決する見通しです。
[テレ朝news]